だから、自分は旅で活動を全国的に広げて『石田拓人』という人間をより多くの人に知ってもらい、同時に個人としての信頼感を強めることによって、親近感の湧くリスペクトできる存在になりたいです。
そういう存在になって、最高に幸せに生きている姿を発信していく。自分のライフスタイルを幸せに生きる為の１つのモデルケースとして提案していく。
自分の言葉や行動に対して注目してくれる人が増えて、その様子を見てくれた人達の心に少しでも響き、「自分にもできるんじゃないか」と身近な人が自分のライフスタイルを改めて見つめるキッカケとなり、一人一人のライフスタイルが変化して、より幸せな人生へシフトしていけばいつかもっとハッピーな日本に変えることができると思っている。
あと、海外で２年程お金を持たずに人の愛だけで生きる旅をやろうと思っている。
タビイクを始められたキッカケはなんですか？
普段、自分のことを知ってくれている人が周りにたくさんいて、生活しやすい慣れ親しんだ環境にいる。じゃあ自分ことを全く知らない世界の中に飛び込んだら自分はどうなるのかな？と思って、大学１年生の時ある旅行企画に参加しました。
関空で初めましての35人で、九日間バリ島で過ごす企画。すごく楽しくて、一生の友達がそこで出来た。こういう出会いもありだなって思って、自分も企画してみたいなって思っていました。
そんな気持ちはあったけど、中々いいアイディアが思い浮かばなかった時に、H IS代表取締役会長の澤田秀雄さんの講演会へ行った。その中で「旅は人を育てる」の言葉にとても強い共感を受けたんです。
しかし、「旅は人を育てる」という方程式は、前提として旅に行く人がいるから成立する。じゃあ、並び替えて「旅人を育てる」必要があると感じた。だから旅人を増やす活動をしようって決心しました。
もちろん、自分が初めての旅で感じた”不安”な気持ちや”行けばわかる”という感覚がこの企画の原点で、不安で一歩が踏み出せないという同じ心境の人達が沢山いることに気付いてから、そういう人達の為になれたらいいなって企画を始めました。
最後に、これから旅立つ人たちへメッセージをお願いします。
一歩踏み出すことで自分が変わることに気が付くと思う。自分って「何もできない」と無力感を感じる時があるかもしれないけど、正直若者ってすごいパワーを秘めている。もっと自分の可能性に気づいて欲しい。旅の魅力は自分の可能性に気付き、自分の未熟さも知れることだと思う。
旅っていうのは人生をより良くする為の単なる一つのツール。旅でなくても自分のやりたいことをやればいい。やりたいことをやり続けることが大切だと思う。やりたくないことに使っている時間なんてない！
▼石田拓人(いしだ・たくと)
旅人育成会社Backpackers production代表。”旅がしたい”けれど、不安で一歩を踏み出せない人達を支援する為、２０歳の時会社の前身である旅人育成団体を立ち上げ、2013年に大学生ながらも旅人育成会社として起業した。
無一文でヒッチハイクした日本一周の旅、わらしべ長者の旅、無人島サバイバル生活、ママチャリの旅など様々なスタイルで旅を経験。
東南アジアを幾度も旅した自身の経験から、実際に現地へ連れて行き旅の練習から始まるバックパッカー初心者向け旅企画『タビイク』を軸にタイを拠点に実施し、延べ30回超の開催で150人のバックパッカー輩出。
また、ヒッチハイクで200台以上を乗り継いだ経験を生かし、国内においても旅の練習から始まるヒッチハイク初心者向け企画を実施。わらしべ長者やペイフォワード（恩送り）をしながら富山県や愛媛県弓削島などの田舎をゴールにし、人の愛と地域の魅力に触れることができる大人気企画でもある。
他には、全国各地でトークライブや旅人交流会を開催するなどして、これまで200人にのぼる旅人を輩出してきた。
『旅』で日本と世界を変える為、旅人を増やす事業に力を入れている。ホームページ：http://takutooishidaa.wix.com/backpackerspro
ブログ：http://takuto777.blog.fc2.com/
twitter：@takutooooooo
