「これほどまでに苛酷なレースがあるとは…」思わずそう口に出してしまうほど、苛酷なレースがこの世にはあります。鍛え上げた鉄人のみが制覇できるというアイアンマンレースという競技、一体どんなものなのでしょうか?
では早速、気になるアイアンマンレースの内容を見ていきましょう!
アイアンマンレースとは?
アイアンマンレースは、トライアスロンだと認識されがちですが、実は違います。簡単に言えば、アイアンマンレースはトライアスロンをさらにハードコアにしたものです。トライアスロンには様々な種類があり、一般的に認識されているのは「オリンピック・ディスタンス」です。
アイアンマンレースは、トライアスロンのなかでも「アイアンマン・ディスタンス」と呼ばれるもので、「オリンピック・ディスタンス」よりもずーっと競技距離が長いのです。
競技の説明
アイアンマンレースでは、スイム、バイク、ランの全てのコースを自ら知り、そして規定のコースを通過する必要があります。もしコースを間違えた場合は、ミスが起こった地点まで戻らなければなりません。そうしなければ失格です。
アイアンマンレースのスイムは3.8km、バイクは180km、そしてなんとランは42.195kmです!
オリンピック・ディスタンスは、スイムが1.5km、バイクが40km、そしてランが10kmですから、大きな違いですよね。
まさに鉄人のみが立ち向かえるアイアンマンレース。その他にも細かいルールが様々ありますので、詳しくは自分が参加するアイアンマンレースのウェブサイトの競技規定をチェックしましょう。
日本で行われているレースの紹介
ランニングブームが続く日本でも、実はアイアンマンレースが各地で開催されています。
例えば、長崎県の長崎港から船で西へ約100キロ、五島列島最大の「福江島」を舞台に行われているアイアンマンレースがあります。
このレースは、スイム3.8キロ、自転車180キロ、ラン42.2キロの計226キロで、国内では非常に長く苛酷なレースのひとつです。その他に、宮古島や北海道でもアイアンマンレースが開催されています。
世界で行われているレースの紹介
もちろん世界各地でもたくさんのアイアンマンレースが行われていますが、特に有名なのがハワイ島コナのレースです。毎年、世界20数カ国で予選が開催され、それぞれの大会の入賞者が、毎年10月にハワイのコナで決勝戦を行います。
コナの一年中安定した気温・気候もさることながら、大会に使われるコースは、誰でもトライアスロン体験や練習ができるように常に整備・清掃を行っています。
世界で一番有名な場所だけに、受け入れ態勢も万全です。
死ぬまでに挑戦してみたい?
アイアンマンレースは、死ぬまでに挑戦してみたいことのひとつとして挙げられることも多いです。その苛酷さから、レースを制覇した時はこれまでにないような達成感を味わえるそう。
辛いからこそ、挑戦する価値のあるレースです。皆さんも、鉄人を目指してアイアンマンレースに挑戦してみませんか?
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