国境を感じる! 海外航路が発着する日本の港

海外旅行といえば飛行機の利用が定番ですが、日本から船で行くことができる海外の都市も多いことを知っていましたか？今回は、日本から海外に行くことができる港と、就航している海外の都市を簡単に紹介します。

大阪港

夜景の美しい大阪のベイエリアである大阪港国際フェリーターミナルからは、韓国・釜山港を結ぶパンスター号、中国・上海港を結ぶ新鍳真号が発着します。

新大阪駅、梅田駅から電車を乗り継いで30分ほどの好立地で、船の発着時間に合わせて最寄りのコスモスクエア駅までの間でシャトルバスが運行されます。

港境

日本屈指の水揚量を誇る境港からは、韓国・トンヘを経由してロシア・ウラジオストクを結ぶDBSクルーズフェリーが運航されています。

運航にはホテルのような豪華な設備を誇るプレジデントルームやロイヤルスイートを備えたフェリーが使用され、上質な船の旅を満喫することができます。

下関港

下関と韓国・釜山を結ぶ関釜フェリー。下関〜釜山間は運航距離が短く安価で移動できることから戦前から航路があったという歴史があります。

現代でも安価に移動できる手段ということに変わりはなく、2等客室であれば片道9,000で利用することができます。

神戸港

日本を代表する港町である神戸からは、中国・上海港との間を結ぶ新鍳真号が発着します。以前は北京にもほど近い天津との間にも航路がありましたが、現在は運航を休止しています。

船内はリニューアルされていますが、レトロな雰囲気がそのまま残されており、古き良き船の旅を楽しむことができます。

博多港

九州随一の都市である博多からは、韓国・釜山をフェリーで結ぶ「かめりあライン」と高速船で結ぶ「ビートル」が運航されています。

中でも高速船である「ビートル」は博多-釜山間を3時間で結び、お互いを日帰りで行き来することが可能となりました。このため利用者も非常に多く、休日は満席になりやすいほどの人気を誇る航路となっています。

まとめ

以前は稚内港や長崎港にも国際フェリーが発着していましたが、旅客の減少により、残念ながら現在は運航を休止しています。船は飛行機と異なり日本と外国との距離がわかる移動手段です。飛行機にはない旅の魅力がありますので、みなさんもぜひ船の旅で、国境を感じてみませんか？