タクシートラブル
前述したように、海外では交通トラブルが多く起こります。知らない土地で、また慣れない言葉でという状況もありますが、旅行する国にもよりますがタクシーの運転手というのは所得の低い人がになっているケースが多いのも原因の一つです。
多少遠回りしたり、メーターをごまかしたりというのは多かれ少なかれ予め覚悟しておきましょう。怖いのは、目的地と全く関係のない場所に連れて行かれたり、法外な金額を要求してきたりといったケース。
渡航前に、比較的信頼できる移動手段を予め調べておくことも重要です。また、最近はスマホなどからタクシーの配車が依頼できるサービスもありますので、こういうサービスを利用するというのもおすすめです。
偽警官を騙った詐欺
海外ではATMなどから現金を引き出したりするケースもありますが、現金を引き出した直後に
「自分は警察官だ」
「あなたが今使ったカードは犯罪に利用されている恐れがある」
などといって近づいてくる偽警察官もいます。それっぽい制服を着ていたり、身分証のようなものを提示してきても、そんな時には「おや、まてよ」と冷静に考えてください。海外では本物の警察官とはいえ犯罪に荷担しているケースも考えられます。
おかしいなと思ったら、大きな声で回りにアピール。必要であればツーリストポリスや現地の日本大使館に電話する(素振りを見せる)のも効果的です。
違法薬物などの運搬
これはみなさんもよく聞くトラブルかもしれませんが、「見知らぬ人の荷物を預かる」というのは絶対にNGです。
麻薬や爆発物を持たされ、知らぬ間に運び屋にされているというケースが少なからずあります。
国によっては極刑が定められていたりすることもあるので、気をつけてください。また、警察とぐるになって知らない間に荷物に紛れさせ、通報され、多額のワイロを請求されるといったトラブルもありますので十分に注意しましょう。
まとめ
いかがでしたか? トラブルばかり気にして萎縮してしまっては旅の魅力も半減。小さいトラブルは後々笑い話になることもありますので、神経質になる必要はありません。しかし、「これはまずい!」というきっかけやサインは必ずあります。
それらを見逃さずトラブルを回避できさえすれば、きっと素適な旅が味わえるはずです。