コンニチハ、022おふじです。今日はジブリ好きな僕が、ジブリ好きな皆様、そうではない皆様へ、珍しく国内の旅をご紹介しようと思います!
スタジオジブリ作品、「千と千尋の神隠し」の中で主人公の《千尋》と湯屋の先輩《リン》が肉まんを食べている女中部屋にそっくりな日本最古の湯宿建築があるのをご存知でしょうか?
それは、群馬県の四万温泉にありました。元禄4年に建てられたという積善館というお宿。湯屋に似ているだけではなく素敵な温泉宿でしたので、ご紹介させていただきたいと思います。
*編集部追記
2016年2月に公開した記事に新たに加筆しました。(2019/01/28)
まずは、積善館へ向かう道中!
photo by 022おふじ
四万温泉の温泉街へと向かう途中の道には、アスファルトにつけた溝によって、その道を車で走ると「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」が聞こえて来るのです。
それだけでジブリ好きは、テンションが上がってきます!温泉街も交え、とてもいい雰囲気です。
積善館本館の玄関には「千と千尋の神隠し」を思わせる赤い橋が!
photo by 022おふじ
「橋を渡る間、息をしてはいけないよ。ちょっとでも吸ったり吐いたりすると、術が解けて店の者に気づかれてしまう」
そんな《ハク》の声が聞こえてきそうな赤い橋を、息をせずに渡って、積善館へ向かいましょう。
女中部屋に似ている部屋は間取りから雪見障子まで、そっくりすぎる!
photo by 022おふじ
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わかりますか?あの女中部屋にそっくりでしょう?こんな偶然あるのでしょうか?
実はこの部屋、老朽化と安全面の関係上宿泊や一般公開はされておらず、不定期で開催される館内アクティビティのアニメツアーなるものでしか、お部屋に入ることができません。
そもそも30年間お客様を入室させておらず、宮崎駿監督も「千と千尋の神隠し」公開前には、宿泊もしていなければ、見たこともないはずだそうです。
本館から、新館へのエレベーターへ続くトンネルも、どこかジブリ作品に出てきそうな雰囲気
photo by 022おふじ
元禄4年に建てられたという、積善館本館はどこを見ても、風情があり素敵な建物です。
この本館から新館へと続く長いトンネルがこれまた偶然なのでしょうが、《千尋》が迷い込んでしまった神々の世界と人間界をつなぐトンネルを思い出してしまうのです。