視野を広げれば、ひょんな「出会い」はそこら中に転がっている!
photo by Kazuki Kiyosawa
夕日を眺めていると、ドイツから来た2人の若者に会いました。
どうやら彼ら、日本に観光しに来たけれど、あまりお金がないらしく滞在するのは東京だけのよう。なんだか、旅をしていた頃の自分みたい。
年齢は21歳と僕よりも若い2人が、母国ドイツを離れ遠い異国の地「日本」を旅しているのをみていると、外国のとてもいい「文化」を思い出しました。photo by Kazuki Kiyosawa
僕も外国をひとりで旅したとき、たくさんの若い旅人に出会いました。
特にヨーロッパでは、大学や高校を卒業してから、1.2年ひとりで世界を旅し、自分が何者で、何が好きで、何になりたいか。
旅を通して自分と対話をし、見付けていくのです。それも「旅」をすることに大きな理由なんていりません。
「食事をする」「寝る」「誰かを愛する」くらい、自然で生活・人生の一部に当たり前に存在します。僕が旅立つ時もそうだったのですが、「なんで旅する?」「旅して何になる?」と多くのオトナに問われました。
…しかし、そんなに大それた理由なんて本当に必要でしょうか?
彼らはただ「日本に来てみたかったから」という理由で約2週間旅をしていました。
そんな会話が懐かしくて、同じ感覚を持っていることが素晴らしくて、嬉しくて。僕もTABIPPOも、もっと日本の若者に世界を肌で感じて、吸収して、「旅」や「人生」の素晴らしさに気づいて欲しいと思っています。
photo by Kazuki Kiyosawa
彼らと意気投合し、東京まで車で送ってあげることに。先ほども述べましたが、「国の印象」の大半は「人々」なんです。
彼らにとって僕の生まれた国「日本」が、またひとつ素晴らしい国になってくれることを祈って。
世界を旅して、日本に来ている外国人に対する接し方も大きく変わったかなって感じます。たしかに英語が話せるようになったと言うのも大きな理由ですが、「自分がしてもらった”優しさ”の分だけ、日本のおもてなしで返してあげる」すると、なんだか自分に関わってくれた人たちの人生がひとつでもハッピーに進んでくれる。
そんな小さな”おもてなし”が好きで好きで、バイトに遅刻してまで、外国人の方に道案内しちゃうんですけどね!
そんなこんなで彼らを車の後ろに乗せて、東京まで2時間半。
「旅」の話や、お互いの故郷について語り合ったり。なんだか、僕がヒッチハイクでヨーロッパを旅したことを思い出すなぁ。あの時の「人と人との触れ合い」のお陰で、僕の旅は一味もふた味も濃くなったっけ。
photo by Kazuki Kiyosawa
夜も遅くなったので、最後は地元のラーメン屋に。
「日本のラーメン食べた?ヨーロッパの”ヌードルズッペ”とは少し違うぜ!」と、彼らに日本の食文化を少しだけ教えてあげました。食べ物も含め、異文化に触れること。しかもそれを、現地の人たちに教えてもらう。
僕にとっては、当たり前の「ラーメン」でも彼らにとっては少し思い出深いものになったかもしれませんね。その後、熱い握手をして別れました。「都会の人間は冷たい」というイメージが少しでも変わってくれたら嬉しいです。
次の週末は、ちょっくら「旅」に出てみては?
photo by Kazuki Kiyosawa
東京から片道、2時間ちょっと。2人で行っても3000円程度。大学生だったら、「飲み放題」に使ってしまうお金で、まるで世界を旅しているような雰囲気が味わえます。
「海外の良さ」を知ることで「日本の良さ」を知れる。
「日本の良さ」を知ることで「海外の良さ」を知ることが出来る。
「山梨県・富士」次の週末は旅に出てみては?