そういった国では、現地通貨の入手は主に米ドルでの両替をします。
どうしても現金がほしいけど、カードが使えない等のハプニングでも、米ドルであればどこの国でも両替屋や銀行で取り扱ってくれます。同じ宿の旅人でもドルであれば交換してくれる人がいるかもしれないので、聞いてみてもいいでしょう。
つまり、米ドルは非常時に役に立つので、500ドルくらい持っていると安心です。しかし、これはバッグの奥の深く、他のカードとも現金とも違う場所に分けておくこと。カードと一緒にドルまで無くなってしまっては意味が無くなってしまいますからね。
緊急時の対策を考えておく
これまで紹介したような対策をどんなにしていても、不意にカードが使えなくなってしまったり、持ち物を全て無くしてしまったりする可能性も0ではありません。
緊急時の対策を事前に考えておく必要があります。クレジットカードが悪用されたり使えなくなってしまったら、すぐにカード会社に連絡しなければなりません。お金が本当に無くなったら親に連絡して銀行に振り込んでもらったり、現地の日本大使館に助力を仰いだりする必要があります。
だから、僕は「日本大使館の連絡先」「親、カード会社との連絡手段の確保」は必ずメモして、Gメールのデータと手元のメモ帳に残しています。そうすれば手持ちのメモが無くなっても、宿などでネットを借りてデータを見て、Skypeなどで連絡を取ることができます。
ダミーの財布を持つ
もしも、カツアゲや強盗に遭ってしまって自分の全財産を失うとなると、とても旅どころではありません。そこでそのような時にパッと渡せるよう、僅かな現金のみを入れてあるダミーの財布をポケットに忍ばせておくことをおすすめします。
しかし、ダミーの財布だからと言って油断しているとトラブルに巻き込まれる可能性は高くなります。まずは自分が目を付けられないようにすることが重要です。
体に密着させられるバッグやポーチを使う
財布やパスポートなどの貴重品をそのままお尻のポケットに挿したり、トートバックのように口の開いたバッグにいれるのは海外旅行ではNGです。服の下に肌に密着させられるポーチを着ければ、外から見えないため狙われづらく、更にどこかに置いてきたり落としたりということもなくなります。
ウエストポーチ以外にも手首に巻くものやタスキ型、首から提げるものなど色々あります。
カードは多めに持つ
これもリスク分散という観点からカード類は多めに持ち、複数の財布に入れておくことがオススメです。また、国や地域によって使えるカードが異なることも多いので、行く予定の国で使えるカードをチェックしておきましょう。
全て違うカード会社で、キャッシュカードを2枚、クレジットカードを3枚ほど持つのがオススメです。
金銭トラブルに気をつけて楽しい旅をしよう!
旅はとても楽しいですが、残念ながら盗難に遭ったり、強盗に遭ったりしてしまう可能性もあります。しかし、そういった被害に遭っても、しっかりと準備や対策をしていれば、被害を最小限に抑えることができます。
お金の管理をしっかりとして、金銭的なトラブルが起こらないように気をつけましょう!