オランダのイメージといえば、満開のチューリップ畑に並ぶ愛らしい風車、美しい運河、それとも華やかなナイトライフ?
もう一つ、オランダの忘れてはならない魅力の一つがアートと歴史です。今回は、コンパクトでありながら、魅力的な都市が各所に散らばっているオランダのアート旅の見どころをお伝えします。
オランダで見逃せない美術館!アムステルダム編
ゴッホ美術館
印象派の巨匠ゴッホの、初期から晩年までの作品を集めた美術館。彼の甥がゴッホの死後に設立したとても大きな美術館です。(このエピソードがすごく感動的なので『花咲くアーモンドの木の枝』という作品にぜひ注目してほしいです!)
大変人気があるため、ホームページから事前予約がおすすめ。時間が許せば、オーディオガイド(日本語あり、5€)で、じっくりと鑑賞できます。
目の前に大きな原っぱが広がっているので、暖かい時期ならのんびりピクニックなどもできます。ゴッホ美術館の隣にはアムステルダム市立美術館があり、周辺には他にもこじんまりとしたMoco Museumというポップな美術館があるので、アート好きにはたまらない地区です。
アムステルダム国立美術館
レンブラント『夜警』とフェルメール『牛乳を注ぐ女』が目玉の、とっても大きな美術館です。この2作品が展示されている部屋だけすごく賑わっているので、どこに展示されているか、一目瞭然。
日本とオランダは歴史的にも関係が深いので、東洋の影響を受けた作品も多いです。
本当にたくさんの展示物があるので、ゆっくり時間をかけるか、目的を絞ってから行くことをおすすめします。
建物の間の通路(ポスター下の通路)をアムステルダム市民が自転車で颯爽と駆け抜けていくのも定番。
筆者のオランダ人の友人いわく、「自転車に乗っている人たちは自分たちを王様だと思っている」そうなので、猛スピードで突っ込んできます。
そのため、アムステルダム市内では自転車用通路に入らないようにしてください!
アンネ・フランクの家(アムステルダム)
アンネとその家族が、実際に隠れ家として使用していた建物の内部を見学できます。オーディオガイドは無料で、日本語もあります。
『アンネの日記』を読んだ人も、読んでない人も、心を動かされると思います。ただ、完全予約制なので旅行日程が決まり次第チケットを確保するのを忘れずに!
ユトレヒト編
アムステルダム中央駅から電車で一本で行けるユトレヒトは歴史が深い、学生都市でアムステルダムよりも少し落ち着いた雰囲気。可愛らしいカフェや雑貨店がたくさんあるのでゆっくりと散策したい人におすすめです。
ちなみに、日本人には1番人気の都市だそうです。町のシンボルであるドム塔はオランダ国内で最も高く、天気がよい日には町が一望できるらしいです。(筆者が行った日は雪が降っていたので、断念……)
中央美術館と”ミッフィー美術館”(ユトレヒト)
ミッフィー美術館の正式名称はナインチェミュージアム。2つのミュージアムは向かいあっていて、チケットはセットで販売されています。
ミッフィー美術館ミッフィーが日本のキャラクターだと思ってたそこのあなた!ミッフィーはオランダ発なのですよ〜(筆者も行くまで日本発だと思っていました)。
日本語表記もあるし、ここで売っているポストカードが本当に可愛いのでおすすめです。