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ワクワク追求夫婦 旅と日常の文筆家/南の島研究家

「旅と日常の文筆家」「南の島研究家」として、フリーランスとしてライティング中心に仕事をしております。 経歴をザクッと書くと、中学校の先生→夫婦で世界一周→旅するフリーランスとなりました。 「ワクワクに素直に生きる」がモットーです顔が南の島っぽいです。ライティングのお仕事受け付けております。詳しいことは、ホームページからご確認くださいませ。

玄関口「テ・アナウ」からミルフォードロードを満喫

さて、南島最大の見どころといっても良い「ミルフォードサウンド」。その玄関口となるのが、先ほどのワナカから車で約3時間の「テ・アナウ」という場所です。

ワナカからこの「テ・アナウ」を目指し、こちらで一泊してからミルフォードサウンドを目指すことをおすすめします。なぜなら、「テ・アナウ」からミルフォードサウンドの観光フェリー乗り場までは、車で約2時間の道のりとなり、時間も決まっているため当日の間に直接向かうのは、かなりの無理が生じるからです。

 

また、ミルフォードサウンドへ向かう際に滞在する場所として後ほどご紹介する「クイーンズタウン」が紹介されることが多いですが、仮に日帰りしようと思うと、車の運転にかかる所要時間は往復で8時間。

ツアーなどで向かう場合は良いですが、レンタカーで向かう場合は安全面も考えてこの「テ・アナウ」での滞在がおすすめです。

 

ニュージーランドが誇る偉大な自然の景観「ミルフォードサウンド」へ!

photo by teriyaki

そして、いよいよニュージーランド南島最大の見どころといっても過言ではない、「ミルフォードサウンド」へ出発です。

ミルフォードサウンドは、「フィヨルド」と呼ばれる氷河の侵食によって作られた複雑な湾や入江です。海から垂直に伸びる山々の断崖絶壁と、そこから流れ落ちる最大落差1000m以上にもなる滝を求めて多くの観光客が集う場所。

 

こちらのミルフォードサウンドは、ツアーを予約して、船でフィヨルドの中を進みながら観光する形が一般的です。クルーズでは、フィヨルドの偉大な姿はもちろん、151mの落差のある「スターリング滝」が観光できたり、運がよければ、ペンギンやオットセイなどにも出会うことができますよ。

クルーズには、日帰りのものと、船上で1泊するものがありますのでご自身の旅の予定と照らし合わせてプランを計画してくださいね。

 

ちなみに、代表的なクルーズ会社は以下のようなものがあります

Southern Discoveries
Jucy Cruise
mitre peak Cruise

 

レンタカーで行くなら、ミルフォードロードも絶対満喫しよう!

photo by teriyaki

そして、せっかくレンタカーがあるのならミルフォードサウンドだけでなく、テ・アナウからミルフォードサウンドへ向かう道に続く「ミルフォードロード」も満喫されることをおすすめします。

ミルフォードサウンドはもちろんですが、このミルフォードロードにもたくさんの偉大な自然の作り出す、見事な景観があります。

 

特に見ておきたいのは、「ミラー湖」と「エグリントンバレー」。

ミラー湖は、湖の水面が鏡のように周囲の景色を映しだす、なんとも神秘的な湖です。湖面には、奥にそびえる山が映り、他では見れないほどの綺麗な鏡ばりが出現します。

また、湖畔に立てられた「Mirror Lake」の看板は、あえて文字が逆さに書かれていて、湖面に文字が映ると正しい向きで見られるようにユーモアたっぷりの設計がされています。

 

「エグリントンバレー」は、かつて氷河によって削りとられたU字谷。今は壮大な草原が広がり、遠くに山々がそびえ立つ迫力満点の景色を臨める場所となっています。

僕はここで、車を泊めてアウトドア用の椅子を出し、コーヒーを味わうカップルと遭遇しました。こんな自然の絶景の中で、ゆったりコーヒーを味わえるなんて最高ですよね。

レンタカーの場合は、そういう時間の自由もきくのも良いところ。ぜひコーヒーを持参して、ミルフォードトラックを走ってみてはいかがでしょうか?

 

最終目的地は「クイーンズタウン」

photo by teriyaki

そして、最後に目指すのはクイーンズタウンです。テ・アナウからは車で約2時間の道のり。クイーンズタウンは、山々に囲まれた景観の美しさが「ヴィクトリア女王にふさわしい」という理由からその名がつけられたほどの、自然溢れる街です。

ニュージーランドの中では避暑地としてもよく知られるほか、アクティビティーの宝庫としても有名で多くの観光客が訪れるリゾート地となっています。

 

クイーンズタウンの見どころ

photo by teriyaki

クイーンズタウンで、まずおすすめしたいのが標高450メートルのボブズピークを頂上まで登る「スカイラインゴンドラ」。特に頂上からの眺めは絶景で、クイーンズタウンの名所である「ワカティプ湖」をはじめ、自然と街が調和した素敵な眺めを、ゆったりと楽しむことができますよ。

 

また、もう1つのおすすめがクイーンズタウンの名物「ファーグバーガー」です。全ての材料が国内産で作られるハンバーガーは、ボリュームたっぷり。食べだすとジューシーなパテと、フワフワのバンズが美味しくて止まらなくなる美味しさです。

ファーグバーガーはワカティプ湖の裏にお店があるので、テイクアウトして湖畔で自然を眺めながら、食べると最高に気持ちが良いですよ。

 

ニュージーランド一周もできる レンタカーで海を渡る方法は?

photo by teriyaki

ここまで南島のおすすめレンタカールートをご紹介してきましたが、もしかするとこの記事を読んでくださっている方の中には、南島だけでなくニュージーランド全体をレンタカーで、一周したいと考えていらっしゃる方もいるかもしれません。

ただ、ニュージーランドの北島と南島は、海で隔てられており陸路がありません。そのため、一見するとレンタカーを借り直す必要があるかと思われがちですが、実はそんなことはありません。北島と南島を繋ぐフェリーがあり、その中には、車ごとフェリーに乗れる「カーフェリー」があるのです。

 

北島と南島をレンタカーで渡るならカーフェリーを使おう

photo by teriyaki

ニュージーランドの北島と南島を移動する手段は大きく分けて2つ。1つは飛行機で、もう1つはフェリーでの移動です。目的地が決まっている場合は、飛行機での移動が楽ですが、車旅の場合は、飛行機での移動はできません。そんな時は、車ごと乗れて北島と南島を移動できる「カーフェリー」を利用しましょう。

北島と南島を繋ぐカーフェリーを運航しているのは

Blue Bridge
Inter islander

の2社。どちらもホームページから乗船の予約が可能です。(英語)

どちらのフェリーも、北島の「ウエリントン」と南島の「ピクトン」を繋いでおり、その所要時間は約3時間。日本のカーフェリーと同じく、車で乗船したあとは船内の駐車場に車を止めて船の中でくつろぎながらの航海が可能です。

 

船旅でも壮大な自然が味わえる

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僕がニュージーランドを一周した際は、価格が少し安い「Blue Bridge」を使いました。車で乗り場まで行けば、あとは係の人が随所で案内してくれるため迷うことなく、船内の駐車場に停車できます。

船内にはレストランもありご飯が食べられたり、シアタールームがあって映画が楽しめたりと、とても快適に過ごせます。

また、甲板に出ると目の前には、壮大な海とその海に浮かぶニュージーランド小島の景色が。この景色、いくら眺めていても飽きることなく、島フェチの僕は、ほとんどの時間を船から見える島の写真撮影に費やしました。

カーフェリーは大きいので、そこまでひどい揺れはありませんが、酔いやすい方は酔い止めを飲んでから乗船することをおすすめします。

 

ピクトンから、クライストチャーチは国道1号線で約5時間

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フェリーが到着するピクトンからクライストチャーチまでは、国道1号線で約5時間の道のりです。フェリー乗船の疲れもあるし、一気にクライストチャーチまではちょっと、という方は、途中の「カイコウラ」という場所で一泊してから、クライストチャーチへ向かうことをおすすめします。

カイコウラは小さな町ですが、オットセイやクジラなどいろんな海洋生物がいることで有名な海の町で、少し車を走らせればオットセイがいる海辺にも行けて、長旅の疲れも癒されますよ。

また、「クレイフィッシュ」と呼ばれる伊勢海老の一種が味わえることでも有名な町。ここで贅沢にクレイフィッシュを味わって、南島のレンタカー旅のパワーを蓄えるのもいいかもしれませんね。

 

まとめ

今回は、ニュージーランドの南島のおすすめレンタカールートと、北島と南島を結ぶカーフェリーについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか?

南島は、大自然溢れる見どころが多く、レンタカーで移動しながら各地でアクティビティーを楽しんだり、絶景を味わうことができる島。ぜひ、皆さんもこの記事を参考に、レンタカーで南島を味わい尽くす旅に出てみてくださいね。

なお、北島のおすすめルートや、ニュージーランドのレンタカー事情などの詳しい情報はこちらの記事でご紹介しています。

▶︎ニュージーランドをレンタカーで旅する!北島のおすすめ観光ルート 

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