ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

強風のせいでまさかの……


photo by Abe saxophone

トレッキングツアーの翌日に、ボートツアーを申し込んでいた私。なんとこの日、強風すぎて船が出せないとのことでツアーが中止になってしまいました(途中まで再開しないかなぁと期待して待っていましたが、その日のツアーは全て中止になったとのこと)。

この日の午後に帰ることが決まっていましたが、このまま何もせずにいるわけにはいきません。「あの氷河がみたいの!近くまでいきたいの!」とスタッフの方にお願いすると、「風で石とか飛んでくるけど、大丈夫?」とやんわり止められましたが、「大丈夫!」と念押しして外に出ることができました。

これはあくまでも取材のためですので、良い子は真似をしないように。(強風の時は本当に危ないので、ホテル内で待機していた方が良さそうです)


photo by Abe saxophone

ガイドさん+2人という、超ミニマムなツアーが始まりました。茂った木々の中を歩いていきます。


photo by Abe saxophone

え。ナチュラルにこれが落ちてることってあります?


photo by Abe saxophone

途中にはこんな吊り橋が。マックスで6人しか渡れないこの橋、風でめちゃくちゃ揺れるので怖すぎました……。


photo by Abe saxophone

定員制限のせいで大渋滞が起きています。

強風に立ち向かいながら氷河へ


photo by Abe saxophone

ホテルから見えていた氷河が近づいてきました!もうちょっと近づきたい……だけど風が強い……吹き飛ばされそう。


photo by Abe saxophone

フードをかぶって下を向きながら歩いていた私に、ガイドさんが近づいてきました。ふおお、これはもしかして……!


photo by Abe saxophone

本物の氷河ーーー!こんなでっかいのが転がってるものなんですか⁉︎ 当たり前だけど、本当につるっつるで透明です。


photo by Abe saxophone

とうとう氷河の塊にたどり着いた……と思ったら、目に入ったこの光景。あれれ、氷河って波打ち際に上がってるものなんでしょうか。


photo by Abe saxophone

ゴロゴロあるやん。ちょっと思ってたのと違ったけど、これはこれでよしとしましょう。何度も言いますが、この辺りは本当に風が強い!

あまりに風が強いので、ここでしばらくマイケルごっこをしていました。わからない人は、Smooth Criminalのミュージックビデオをご覧ください。

時間を忘れて見惚れる美しさ


photo by Abe saxophone

「もうちょっと奥に行ってみるかい?」と言うガイドさんに「ぜひ!」と二つ返事をし、ぐんぐん奥へと進んでいきます。

ちなみにこの時点で結構高さがあるので、風に煽られて左に落ちないように注意が必要。ゆっくり、しっかりと歩みを進めていきます。


photo by Abe saxophone

そして頂上(?)にたどり着いた私たちを待っていた景色は……


photo by Abe saxophone

今まで見たことのない、感動的なものでした。周りには私たちしかいなくて(風が強いから)、目の前には美しい山と湖が続いていて、それを包み込むような幻想的な雲。

思わず時間を忘れて、ずっと見入ってしまうような光景です。


photo by Jo Yamamoto

ずっと見ていたい気持ちとは裏腹に、「風が強すぎるので早くホテルに戻りたい」という欲も湧いてきます(人間だもの)。ささっと記念撮影をして、急いでホテルに戻りました。

ボートツアーが中止になったのは残念だったけど、素敵な景色を見させてくれたガイドさんに感謝。最初に忠告されたように、本当に風で石が飛んでくることもあったので、天候が悪い日にはおとなしくホテルで待機しましょう。

美味しいカクテルに豪華な食事、そしてド迫力の景色を見られるツアーを体験できて大満足でした!またパイネ国立公園に来ることがあったら、またこのホテルを利用したいと思います。

■詳細情報
・名称:Lago Grey Hotel and Navegation
・住所:Sector Lago Grey S/N, Torres del Paine National Park, Chile
・公式サイトURL:http://www.lagogrey.com/es/

最後はプエルト・ナタレス観光


photo by Abe saxophone

名残惜しみつつホテルを後にし、プエルト・ナタレスに戻ってきました。ホテルにチェックインを済ませたら、早速街歩きへ。


photo by Abe saxophone

チリで有名なお土産といえば、ラピスラズリ。可愛いピアスやネックレスなどのアクセサリーがたくさん並べられていました。どれも可愛すぎて迷っちゃう〜〜!


photo by Abe saxophone

お店の奥には、看板猫ちゃんも。


photo by Abe saxophone

この看板はなんて読むんだろう?いんてぃ…らい…み……?いんてぃらいみ⁉︎ ナ◯ト・インティライミーーー⁉︎(意味は「太陽の祭り」だそうです)


photo by Abe saxophone

おみやげ屋さんを何軒かまわったところで夕飯の時間が近づいてきたので、レストランへ向かいます。ホテルの人に「美味しいシーフードのレストラン知りませんか?」と尋ねたところ、教えてくれたのがこちらのお店「Santolla」。

最初はお店だと気づかなかったのですが、なんと外観はコンテナなんです!おしゃれすぎる!どこから入るのか、一瞬迷いましたけど。


photo by Abe saxophone

もう、ここのシーフードがとにかく絶品で。ムール貝もセビーチェも、お酒にぴったりな絶妙なお味なんです。


photo by Abe saxophone

我慢できずに、シャンパン頼んじゃった。


photo by Abe saxophone

そしてそして、1番美味しくてこのままタッパーでお持ち帰りしたい!と思ったのが、こちら。残念ながらメニュー名を忘れてしまったのですが(痛恨のミス)、勝手に「チリ風魚介おでん」と名付けました。

この魚介おでん、出汁がめちゃくちゃ出てて旨味がたっぷり!1つ1つの食材が美味しいのはもちろんのこと、この汁がたまらなく美味しいんです!一気に飲んでしまうのがもったいなくて、一口一口丁寧に飲んでいました。

このお店、絶対に行ってほしい。私がいた時間、ずっと満席で常に並んで待っている人がいたので、きっと人気のお店なんだと思います。お店を紹介してくれたホテルの人、ぐっじょぶ。

■詳細情報
・名称:Santolla
・住所:Magallanes St 73b, Puerto Natales 6160000, Chile
・営業時間:18:00 – 23:00
・電話番号:+56 61 241 3493
・公式サイトURL:https://www.facebook.com/Santollamesondemar

長いフライトの始まり


photo by Abe saxophone

いよいよパタゴニアの旅も終了。プエルト・ナタレスから首都のサンチャゴ、サンチャゴからアメリカのロサンゼルス、そしてロサンゼルスから東京まで長いフライトの始まりです。


photo by Abe saxophone

体力のない私でも「絶景がみたい!」と飛び込んだパタゴニア。パタゴニアにいたのは3日間でしたが、想像していたよりずっと素敵な場所で、期待をはるかに上回る体験をすることができました。体力に不安にあった私でも満喫することができ、見たこともない景色もたくさん。

「南米とかちょっと遠いし不安……」なんて人でも、大丈夫。その不安の何倍もの充実感が、きっと待っているはずです。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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