ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

2018年5月31日、渋谷。Red Bull本社にて、「Red Bull Can You Make It? 2018 報告会」が行われました。

Red Bullが開催する「Red Bull Can You Make It?」で参加チームに与えられるのは、24本のレッドブルと、データ通信無制限のスマートフォンのみ。旅に必要な物を与えられたレッドブルと交換しながらゴールを目指すトラベルアドベンチャーです。

ヨーロッパを舞台に繰り広げられたこの冒険を、日本代表チームが報告会にて熱く語ってくれました。

日本代表3チーム、大会に参加した理由は

本大会に参加したのは、世界中から選ばれた200チーム/600名の学生。スタート地点として決められたヨーロッパ各所から、ゴールのオランダ・アムステルダムに向けて一斉に出発します。

日本からは、3チームが参加。それぞれが出場しようと思った理由を話してくれました。

YUSHI(東洋大学)

前大会に出場していた、Happiesの投稿を見て本大会に応募。「この大会に参加したら、大学生活がもっとヤバいものになるな」と、応募に至った気持ちを話しました。

OMOTENASHism(早稲田大学)

2年前の2016年大会に出ようと思っていたものの、「大会が過酷そうで怖い」「誘う友達もいない」「旅の経験もない」という理由から、当時は断念したそう。

しかし2年後の今年、「また大会が開かれると聞いて、今ならいけるかも。今やらなければ、2年前の自分と同じままだ」と思い、応募したといいます。

Tokyo Vibes(明治大学)

「ちょっと今、リーダーがアフリカ縦断中なので今日は2人なんですけど……」と切り出したTokyo Vibes。リーダーがメンバーに声をかけてきたそうで、「革命を起こしてやろう」という思いで応募したと語りました。

続いて、DAY1から旅の様子を説明。1日目から衝撃的な出来事が起こったそうです。

1日目からVIP待遇?/ Tokyo Vibes(DAY1)

スタートはブダペスト。クロアチアのザグレブを目指して、電車の駅でRed Bullとチケットを交換してくれる人を探していたそうです。しかし、駅構内では警察官が巡回中。何度も交渉を止められ、ついには「逮捕する」とまで言われてしまったのだとか。「初日から逮捕は恥ずかしい」ということで、電車を諦めてヒッチハイクを始めたといいます。

運良く車を捕まえることができ、高速に乗ることができてガソリンスタンドまで送ってもらえたそう。このカフェでとある夫婦と出会ったのですが、このご夫婦と意気投合。

「とても気さくな方で、『俳優の仕事をしているんだけど、今日ショーをやるから見にこない?』と誘われたんです。なんのことだろうと思いながら、とりあえず車に乗せてもらい、ショーを見に行ったんです」。

後から周りの人に聞いてみると、その方はめちゃくちゃ有名な方だったとのこと!「日本でいう福山雅治さんみたいな?」と司会者の方に問われると、「本当、そのくらい有名な方でした」と説明しました。

「その日はショーを楽しんで、翌日の電車のチケットを交換してくれて、1日目から極上を経験しましたね」と1日目を振り返りました。

旅で一番思い出に残ったエピソード / OMOTENASHism(DAY3)

初日から飛行機に乗ることができ、パリまで進んだOMOTENASHism。しかし飛行機にRed Bullを持ち込めなかったため、全て没収されパリに着いた時はRed Bullは0本という状況になったそうです。

チェックポイントがあるフランスの北部リールに向かおうと思い、ヒッチハイクを始めたものの、途中で高速が閉まっていることが発覚。「閉まってる道路の前で3〜4時間頑張ってたんですよ!(笑)」。

深夜24時になり、仕方なく最寄り駅まで歩いて行ったものの、駅が閉まってしまう時間に。するとある女性が立ち止まってくれたので、土下座して「家に泊めてください」とお願いしたそうです。女性は「うちは狭いから3人泊まれない」と断った上で、精一杯助けようとしてくれたのだとか。

「女性もお金ないのにお金をくれて、安全な駅を探してくれました。手持ちのお金を僕たちに渡して『ここまで行くといいよ』って言ってくれたんです。その時僕たちは喧嘩もしていたし、前のヒッチハイクの件もあったので、その女性の優しさに感動して泣きましたね」。

しかし、その後終電を逃してしまい、たどり着いたのはもともと行きたかった駅の1つ手前。なんとそこは1番治安が悪いところだったそうで、明日生きているだろうかと怯えながら夜を明かしたと語りました。

スカイダイビングするには、どうすればいい?/ YUSHI(DAY5)

この日はロンドンの公園で寝て、3人で話し合ったとのこと。フランスでスカイダイビングできる場所があったので、「どうしたらスカイダイビングができるのか」というところから考えたそうです。まずパリへ向かおうと思ったところで、ロンドンからパリ行きのバスを発見。

「運転手に直接交渉しに行くと『早く荷物入れて乗れよ!』って乗せてくれたんです。1人80ドルと高額のバスだったんですが、ベンツと契約しているバスでめちゃくちゃ快適でした」。

夜にパリに着き、宿探しを始めたもののかなり苦戦。ご飯も食べれず、宿も見つからず、パリで野宿することになったとのこと。なんと、泊まったのは公園などではなく「ビルの影」。「僕たちは『リアルディズニーランド』と呼んでいたんですけど、そこらへんにネズミがいて。接しやすいミッキーがたくさんいましたね(笑)」。

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高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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