前回の記事:17の目標を学ぶ!「6.安全な水とトイレを世界中に」を見る
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2011年の東日本大震災が起きたとき、稼働停止した原子力発電を火力発電で補った影響で、一時的に温室効果ガスの排出量が増えたみたい。
でも今は2013年のピーク時から2018年まで5年連続で減少したんだって。
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そうね。これは電気機器の省エネ化が進んだり、各家庭で省エネが意識されたりした結果みたい。ただ、まだ震災後から化石燃料への依存度が加速してるらしいの。
それに日本は2030年までに2013年と比べて26%の温室効果ガス削減を目標にしてるんだけど、その削減率は12%にとどまってるんだって。
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SDGsの7つめの目標「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」は、世界中のすべての人が安価で信頼でき、持続可能かつ近代的なエネルギーが使える未来を目指しています。
電気やガスなど、私たちの生活に欠かせないエネルギーですが、世界にはまだ約8.4億の人が電気を使えず生活を送っています。薪や炭を燃やして料理を作ったり暖をとったり、灯りのない真っ暗な夜を過ごし、不自由な生活を強いられているのです。
途上国での電力需要が増える一方で、日本を始め先進国で使用されている化石燃料は有限です。このままでは資源が枯渇してしまいます。
また、化石エネルギーは地球温暖化を進めさせてしまうので、太陽光・水力・風力・地熱といった無限のエネルギー資源への移行が急務だと言われているのです。
各国が積極的にクリーンエネルギーの導入を進めてはいるものの、この問題は誰かが解決してくれる問題ではありません。目標達成には一人ひとりの努力も不可欠です。
国際連合広報センターでは「持続可能な社会のために ナマケモノにもできるアクション・ガイド」のなかで、”ソファに寝たままでもできること”など手軽に始められるSDGsへの関わり方を紹介しています。トラとベルと一緒に、今日からできることを始めてみませんか?
参考:
1.どのくらいエネルギーを自給できていますか? | 日本のエネルギー2018 「エネルギーの今を知る10の質問」 |広報パンフレット|資源エネルギー庁
SDGs目標7. エネルギーをみんなにそしてクリーンに | EduTownSDGs
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All illustration by Mochi