前回の記事:17の目標を学ぶ!「7.エネルギーをみんなにそしてクリーンに」を見る
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SDGsの8つ目の目標「働きがいも経済成長も」では「包摂的かつ持続可能な経済成⻑及びすべての人々の完全かつ生産的な雇用と働きがいのある人間らしい雇用 (ディーセント・ワーク)を促進する」というテーマのもとに、12個のターゲットが設定されています。
「ディーセントワーク」とはあまり聞き慣れない言葉ですが、“働きがいのある人間らしい仕事”と訳されます。1999年に、国際労働機関(ILO)が提唱しました。
このディーセントワークを実現するための指標として、日本労働組合総連合会では以下の8つのポイントを掲げています。
Check2:収入は十分(生活し、今後に備えて貯蓄ができる賃金)である。
Check3:仕事とプライベート(家庭生活)のバランスが取れている(長時間労働に苦しんでいない)。
Check4:雇用保険、医療・年金制度に加入している。
Check5:仕事で性別 (女性だから、男性だから)、性的指向・性自認による不当な扱いを感じることはない。
Check6:仕事で身体的、精神的危険を感じることはない。
Check7:働く人の権利が保障されていて(組合に入れる、作れる、会社と交渉できる)、職場での相談先がある。
Check8:自己の成長、働きがいを感じることができる。
(参考:日本労働組合総連合会|国際活動 ディーセント・ワークの実現 )
いかがでしょうか。自分の仕事と照らし合わせてみて、チェックの入らない項目がひとつでもあれば、それはディーセントワークとは言えないかもしれません。
2020年は新型コロナウイルス感染症の影響で社会情勢が大きく変わり、ほとんどの人の働く環境に変化が起きた年となりました。今までの仕事の環境に、強く疑問や不安を感じた人も少なくないはずです。
私たちが生きていく上で欠かすことのできない“仕事”への価値観は、2020年を境に変化していくことでしょう。
<参考>
インタビュー|fairtrade japan|公式サイト
SDGs|目標9 産業と技術革新の基盤をつくろう|強靭なインフラとは?
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All illustration by Mochi