ミュージアムは、伊東氏の作品が展示されているスティールハットと彼の旧自邸を再生したシルバーハットの2棟で構成されています。
展示スペースには、彼が設計した図面や建築模型が展示されているので、建築家のイメージを体験できる空間です。建築に興味のある方、ぜひ足を運んでみてください。
坂の上の雲ミュージアム(愛媛)
photo by yuki sinohara
愛媛県松山市にある、ドラマ化もされた、司馬遼太郎の小説「坂の上の雲」をテーマとした美術館です。
建築家 安藤忠雄氏設計、上から見ると三角の形状をした建物であり、内館はひと続きのスロープで結ばれた地下1階地上4階建てのミュージアム。
中にある空中階段は、建築構造的にも珍しい作り方で、名前の通り、階段に支柱がありません。必見です!
高知県立牧野植物園・牧野富太郎記念館(高知)
photo by yuki sinohara
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高知県五台山に佇む牧野植物園内にある、建築家内藤廣氏設計の牧野富太郎記念館です。
牧野博士が収集した蔵書、直筆の原稿、植物画など約58000点、収蔵されています。また、県内外のアーティストたちの作品が展示されています。
記念館はシェル型の大屋根が特徴的で、周りの植物が成長するほど自然に溶け込むような施設であり、木のぬくもりや、四季折々の植物を感じられる半屋外的空間部分が心地よい空間となっています。
内子の町並み(愛媛)・うだつの町並み(徳島)
江戸から明治にかけての繁栄をしのばせる白壁・土蔵の建物が約600mに渡って続いています。
近代建築もおすすめですが、今も残る歴史ある町並みを堪能してはいかがでしょうか。
また、内子だけではなく、徳島県脇町にも、「うだつの町並み」という、江戸中期~明治期の商家が立ち並ぶ町並みがあります。
隣家との防火用の壁「うだつ」が特徴で、当時これを作るには巨額の費用がかかったため、富の象徴と言われていたそうです。
まとめ
今回ご紹介した場所は、ほんの一部です。
四国には、近代建築から古建築まで、まだまだ沢山の魅力的建造物があります。
長期休暇を利用して、ゆっくり回るのもよし、週末、電車や車で回るのもよし、ぜひ四国でお気に入りの場所を見つけてみてください。