日が暮れても冷めやらぬ熱気
Photo by KOH
夕暮れ時にもさしかかるとパレードは幕を閉じ、メインストリートとなるマンゴー通りは歩行者天国となります。
すれ違うもの同士はやはり声高らかに「ピッセニョール!」。まるで今さっきお祭りが始まったかのごとく、フィリピン人の底なしの体力が猛威を振るっています。その様子はまるで年越し時の渋谷スクランブル交差点を彷彿とさせますが、ひとつ大きな違いはシヌログではみなシラフ。そう、ナチュラルハイなのです。
シヌログ本祭時はメイン会場近辺では屋外での飲酒、パーティーは規制され、見つかったら警察に怒られるか最悪捕まるそうです。また、テロ対策として通信規制も行われ、特定地域では通信が遮断されます。
通信制限の対象時間はある程度アナウンスされますが、基本的にアナウンスの時間通りになることはないのでパレードが行われている一帯では丸一日電波がないと考えておいたほうがいいでしょう。
筆者はシヌログに一人で行きましたが、友人との待ち合わせは非常に困難なので、あらかじめ集合の時間と場所を決めておくのが得策です。
Photo by KOH
また、人の多いところを車で通ると進まないどころではなく車体が手形だらけになるので、在住の方は車を出さないようにしましょう!
英語留学二週間目、世界中に友達ができた
Photo by Xavier Solis
最初は一人で繰り出したシヌログ祭りでしたが、ひたすら「ピッセニョール!」と叫んでいたら世界各国の人と友達になり、気がつけば30人くらいに増えていました。
セブ島語学学校NexSeedでフィリピン留学をすること二週間ですが、英語に耳も慣れてきて友達の幅の広がりを実感しています。
Photo by Taku
翌日、知らない人の民家の床で目を覚ましたのですが、おそらく友達の友達の友達の友達くらいの人のご自宅でしょう。いまだに誰の家なのかさっぱりわかりません。友達の幅を広げすぎると友人と他人の区別がつかなくなるのでくれぐれもお気をつけください。(単純に飲みすぎた)
最後に
熱気に包まれたフィリピン最大級のお祭りですが、これだけ人が集えば危険もつきものです。フィリピン全土から悪人もここぞとばかりに集まってくるので、常に警戒心を怠らないようにしましょう。
また、貴重品に気をつけるのではなく貴重品を持たないようにするなどの対策が必要です。ポケットから盗まれないようにと財布やスマホを首から下げていてもナイフで切られますし、バッグを前に抱いていてもお構いなく切り開いてきます。これは世界中どこの密集地でも同じなので、なるべく物を持っていかないようにしましょう。
必要なのは最大限のテンションとお酒をほどほどにする自制心です!
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