ライター
上村 朋矢 ダイブマスター

海が大好きです。エジプトにてダイブマスターを取得 。いつもは恵比寿をフラフラしてます。足がそこそこ速いので犬を追いかけるのが得意ですがタイでは狂犬病の犬に噛まれました。世界一周経験者。2015年のテーマは【配慮とクリエイティビティー、そして優しくなる】好きな焼き鳥は「ぼんじり」

皆さんは冒険心をくすぐるような瞬間に最近出会いましたか?踏み込んではいけない様な場所から、誰もが見た事の無い絶景など、「冒険」って凄くワクワクしますよね!

ただ、冒険心をくすぐる瞬間に出会えるのは地上だけではありません!今回は、海の世界で冒険心をくすぐってくれる沈没船への旅にご案内いたします。

 

1.ケイマン諸島(カリブ)

ケイマン諸島は珊瑚礁の島として有名なのですが、もっと深く潜ると沈没船が存在します。その名は「Kittiwake(キットゥウェイク)」。

翻訳すると「ミツユビカモメ」で、Kittiwakeは全長76.5mあり、どの船室も出入り口が存在しダイビングで船中に入ることも可能です。

 

■詳細情報
・名称:ケイマン諸島(Cayman Islands)
・アクセス:東京からの直行便は無く、アメリカ経由でオーウェン・ロバーツ国際空港かジェラルド・スミス空港にフライトしている。
・料金:16万円〜
・所要時間:22時間〜
・オススメの時期:4月~10月

 

2.バヌアツ(バヌアツ共和国)

バヌアツ最大の島であるサント島に沈没船が存在する。その名は「President coolidge(プレジデント クーリッジ)」。全長は200mを超える大きさで、第二次世界対戦の時に活躍していた米軍の輸送船です。開戦前は豪華客船として使用されていました。

このPresident coolidgeの見どころは、水深30mを超えた辺りから見えるライフルや当時使用していたヘルメットなどを見れる所です。

もっと欲を出して海中を冒険したいと言う方は、ガイドに相談すると船内の医務室などにも入る事が出来るとのこと。これはドキドキしちゃいますね…!

 

■詳細情報
・名称:バヌアツ(Vanuatu)
・アクセス:日本からの直行便は無く、オーストラリアやフィジーなどが経由地としてあり、ポートビラ・バウアフィールド空港にフライトしている。
・料金:18万円〜
・所要時間:13時間〜
・オススメの時期:5月~11月

 

3.キー・ウェスト(アメリカ)

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アメリカのキーウエスト沖の海底50mに存在する沈没船。その名は「Vendenberg(ヴァンデンバーグ)」。2009年、ダイバーや釣り人を対象にキーウエストの名所にすることを目的に沈められた事で有名なスポットです。

水中ガイドの確認が取れるのであれば、パラボラアンテナの中心から入ることができます。もう冒険心は最高潮になる事間違い無しでしょう。自分も人生で潜りたいスポットの中に堂々ランクインしました。

 

■詳細情報
・名称:キー・ウェスト(Key West)
・アクセス:日本からの直行便は無く、アメリカのアトランタを経由しキー・ウエスト空港にフライトしている。
・料金:15万円〜
・所要時間:15時間〜
・オススメの時期:12月~5月

 

4.スペースフロー(スコットランド)

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スコットランド北部オークニー諸島に存在する。その名は「S.M.S. Coln(エス・エム・エス コロン)」。

ドイツ海軍の船で全長は155mと大きく、水深25m~35mに沈んでいるS.M.S. Colnは、当時のままの形で残っていて歴史を感じる沈没船となっています。

 

■詳細情報
・名称:スペースフロー(Scapa Flow)
・アクセス:日本からの直行便は無く、イギリスやヨーロッパ各国などが経由地としてあり、エディンバラ空港にフライトしている。
・料金:11万円〜
・所要時間:20時間〜
・オススメの時期:6月~9月

 

5.シャルム・エル・シェイク(エジプト)

エジプト本島のシナイ半島南部にあるシャルム・エル・シェイク。エジプトとは思えないようなリゾート地であることでも有名です。そんな地に存在する沈没船の名は「Thistlegorm(ティスルゴウム)」。

第二次世界大戦中のイギリスの軍用輸送船として使用されていて全長は126mにもなります。Thistlegormの周りには回遊魚が多く集まり、眺めてるだけでも十分楽しめると思います。

■詳細情報
・名称:シャルム・エル・シェイク(Sharm el-Sheikh)
・アクセス:日本からの直行便は無く、エジプトの首都カイロを経由してシャルム・エル・シェイク空港にフライトしている。
・料金:12万円〜
・所要時間:16時間〜
・オススメの時期:5,6,10,11月

 

6.チューク島(ミクロネシア諸島)

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西大平洋に位置するミクロネシア連邦に沈んでいる船は、潜る度に味が出ると言われています。その沈没船の名は「神国丸(しんこくまる)」。

日本海軍の特設タンカーとしてパールハーバーなどで活躍していました。全長は165mもあり、まるで迷路のような作りになっています。

神国丸の周りには多くのサンゴ礁が存在していて昼間は色取り取りの表現をしてくれますが、夜になるとまた違った姿を見せてくれるので、ナイトダイビングでもおすすめです!

■詳細情報
・名称:チューク島(Chuuk Islands)
・アクセス:日本からの直行便は無く、グアムを経由してチューク諸島空港にフライトする。
・料金:12万円〜
・所要時間:6時間〜
・オススメの時期:7月~11月

 

7.コルセア(ハワイ)

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ハワイ諸島のひとつで、島の中では3番目に大きいオアフ島に沈む沈没船(戦闘機)の名は「コルセア」。

50年以上沈んでいるにも関わらず未だにコクピットは綺麗に残っており、座って記念撮影することも可能です。全長は10mでオアフ島で唯一本当に堕落した戦闘機なのだとか。

■詳細情報
・名称:コルセア
・アクセス:日本からの直行便があり、ホノルル空港にフライトする。
・料金:8万円〜
・所要時間:8時間〜
・オススメの時期:4月~10月

 

8.ビキニ環礁(マーシャル諸島)

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マーシャル諸島に属し、世界遺産でもあるビキニ環礁。今はリゾート地でもあるビキニ環礁にある沈没船の名は、「Saratoga(サラトガ)」。写真でもお分かりだと思いますが、まるで生きているようなその沈没船はダイバーを圧巻させます。

元々核実験の場所として使用されていたビキニ環礁ですが、Saratogaもその核実験により沈められた船体の一つです。

70年以上も沈んだままですが、サンゴの魚礁として大活躍中です。サンゴを守っているヒーローと言っても過言ではありません。

■詳細情報
・名称:ビキニ環礁(Bikini Atoll)
・アクセス:日本からの直行便は無く、グアムからさらにポンペイ(または、ホノルル)を経由してマジュロ空港にフライトする。
・料金:28万円〜
・所要時間:15時間〜
・オススメの時期:4月~10月

 

9.コロン(フィリピン)

フィリピン最後の楽園とも言われているコロン島。そんな楽園に沈んでいる船の名は、「興業丸(こうぎょうまる)」。

第二次世界大戦の時に沈んだ船です。全長は129mあり、エンジンルームなどは潜入可との事。「潜入」と聞くとそのまま運転していきたい気分になりますね。

ここコロン島には興業丸の他にも、おきかわ丸、極山丸など日本の沈没船が多く沈んでいるので、一つのポイントに集中する事なく色々な沈没船を楽しむことができます。

■詳細情報
・名称:コロン島(Coron Island)
・アクセス:日本からの直行便は無く、マニラやセブなどが経由地としてあり、ブスアンガ空港にフライトする。
・料金:9万円〜
・所要時間:7時間〜
・オススメの時期:4月~10月

 

10.アメリカンタンカー(グアム)

Sheilaさん(@scubadiva8)がシェアした投稿


グアムのアプラ湾の出口あたりに沈んでいる沈没船の名は、「Amerikan Tanker(アメリカンタンカー)」。

船自体が綺麗に残っており、デッキ(甲板)が広々としていて味わった事のないような開放感が体験出来ます。全長は167mで大型タンカーとして使用されていました。

元々は堤防の近くに沈ませるつもりだったのを、何かのミスで堤防から遠くに沈めてしまったというエピソードが有名です。他の沈没船と違い、ちょっとお恥ずかしいストーリーで沈んだ沈没船なのです。

■詳細情報
・名称:アメリカンタンカー(Amerikan Tanker)
・アクセス:日本からの直行便があり、グアム空港にフライトする。
・料金:6万円〜
・所要時間:約4時間〜
・オススメの時期:12月~4月
ライター
上村 朋矢 ダイブマスター

海が大好きです。エジプトにてダイブマスターを取得 。いつもは恵比寿をフラフラしてます。足がそこそこ速いので犬を追いかけるのが得意ですがタイでは狂犬病の犬に噛まれました。世界一周経験者。2015年のテーマは【配慮とクリエイティビティー、そして優しくなる】好きな焼き鳥は「ぼんじり」

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