シバームの旧城壁都市
シバームの洪水と遊牧民の襲撃から守るために築かれた500以上の高層住宅は、全て泥煉瓦によって作られており、さらに建物間には橋がかけられ自由に行き来ができるようになっています。
これらはほとんどが16世紀以降に建設されたものですが、2000年の歴史を持つシバーム独特の景観を作り出しています。1982年に世界文化遺産に登録されました。
古都ザビード
イエメンで最も古いモスクが造られたことで知られるザビード。また、アラビア半島で最初の大学が建設された都市でもあり、この大学はモスクと学校の集合体である大規模なものでした。
旧市街は城壁に囲まれており、幾何学模様のレリーフがあるアル・アシャエル・モスクなどの建造物があります。1993年に世界文化遺産に登録されました。
サヌア旧市街
イエメンの首都サヌアは、紀元前10世紀頃から栄え、今なお残る旧市街は三千年もの歴史を誇っています。
それゆえ世界最古の都市とも言われており、白い漆喰で縁取られたステンドグラスの窓を持つ伝統的な建物は、倒壊の危険性に晒されながらも街の形を残します。レンガ造りの建物にはアラブ文化が色濃く残り、イスラム色を今も受け継いでいます。
まとめ
いかがだったでしょうか。イエメン情勢はまだまだ不安定な様相を示していますが、一刻も早く沈静化することを願っています。
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