ライター
RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

旅の目的地が決まれば次に決めるのは、宿泊施設。旅行に掛ける費用で削りたいのは宿。という人も多いのではないでしょうか?

そこで利用したいのがホテル予約サイトの「Agoda」で安くホテルを取る方法やコツを紹介していきます。

*編集部追記
リワードポイントについて、追記しました(2016/05/14)
2016年5月に公開された記事に新しく、追記しました(2018/10/05)

agoda(アゴダ)とは

agoda(アゴダ)とは、アジアの太平洋地域を中心に展開を広げている、予約サイトです。世界最大のオンライン旅行会社、米国の『プライスライン』グループの一つで、シンガポールに本社を置いています。

他の予約サイトに比べて、低価格で驚くような金額でホテルに泊まることができます。使い方も分かりやすく、豊富なレビュー数が魅力と言えます。同じサービスを行っている、「Booking.com」より規模は大きく、ホテルの掲載数は世界中に約75万軒あります。

agoda(アゴダ)の特徴

agodaバリ島

安く宿を手配したい海外旅行では必要不可欠とも言える「agoda(アゴダ)」。ここで、agodaの特徴を4つご紹介します。

レビュー数が多いので参考にしながら、宿を探すことができる

初めて泊まるホテルだと、ネットだけの情報だけでは分からないこともあるので、実際に泊まったことのある人からのレビューが多いというのはかなり役に立ちます。

ホテルにも寄りますが、agodaは全体的に他のホテルサイトと比べても、数十件口コミが多く書かれているところが特徴です。キレイさや快適さは人それぞれ異なりますが、大体評価が高いところはいいホテルですし、悪い口コミが目立つ場合は、あまりよくないホテルなのでしょう。

まだ訪れたことがないホテルでも、快適に過ごせるかどうかは判断したいところ。agodaでは口コミが多い分、しっかり検討することができます。

東南アジアの取り扱いホテルが他のサイトに比べて豊富である

photo by pixta

世界中のホテルを取り扱っているagodaですが、特に、アジアのホテルに力を入れて掲載されています。「アジア最大級のホテルサイト」というだけあって、取り扱いホテルがアジアは多いのも特徴です。

バックパッカーはどれだけ安く、快適に過ごせるかを宿選びの基準にしていることも多く、たくさんの選択肢があれば、それだけで嬉しいですよね。

自分にあったぴったりのホテルが見つかる可能性が高いのも、agodaの特徴です。

他のサイトに比べて、値段が安く、最低価格保証がある

agodaの特徴は、多くのサイトが会員登録をしないと割引にならないのにもかかわらず、登録をしなくても数パーセントの割引価格で予約ができること。他のサイトでは、なかなか割り引いてくれていないホテルでも、agodaなら他と比べて安かったと感じている人も多いそうです。

無料会員登録をすると、限定会員価格で予約できる。

無料会員登録をすると、限定会員価格でホテルが予約できるのもagodaのメリット。会員登録をすると、予約時に入力する手間も省けるし、ポイント制度もあるので有効に活用できるのも魅力です。

さらに、泊まりたいホテルをお気に入りとして保存しておけるので、次旅するときにまた一から検索し直す必要もありませんし、ホテル名を覚えておかなくても問題ないので便利ですね。

agoda(アゴダ)を使う上で注意すること

agodaシンガポール

宿泊料金は日々変動する

ホテルのオーナーが、自由に宿泊料金を設定できるシステムになっているため、現地通貨の為替が変動していくにつれ、宿泊料金は日々変化していく仕組みになっています。

税・サービス料が別途かかる

宿泊料金の他に別途、税やサービス料などが必要になります。ホテルによってサービス料は変わります。

特別プランがある

photo by pixta

キャンセル不可の激安プランや朝食がないプランがあります。うまく使いこなせば、格安で宿泊ができるようになっています。

リワードポイントがある

agoda(アゴダ)にはリワードポイントというものが存在し、予約や宿泊をすると貯まっていきます。またメンバーレベルによって、貯まるポイントや待遇が変わってきます。

*追記
2014年4月1日以降に新規に会員になった方にはポイントは付かないため、旧会員のみのメリットです。

会員限定価格がある

会員登録をすると、安い価格でホテルの予約ができます。元々割引が適用されている上に、さらに半額以上の値段で予約できたりもします。5つ星ホテルなどの高級ホテルも安く泊まれることができるのも、agoda(アゴダ)ならではと言えます。

agoda(アゴダ)は事前払い中心、Booking.comは現地払い中心

例外はあるものの、agoda(アゴダ)を利用する場合は宿泊料金は事前払いなります。

agoda(アゴダ)の使い方を紹介

ではどのようにagoda(アゴダ)を使っていくのか、紹介していきます。

旅行先と日程を検索

agodaトップページ

まず、agoda(アゴダ)のサイトを検索し、旅行先と日程を選びます。今回は行き先がタイのバンコク、日程はGW明けの5月9日〜16日という想定で予約を進めていきます。

条件や並び替えをして探していく

agoda検索画面

検索ボタンを押すと、ホテルの情報が表示されます。画面の左側に、条件を指定して探すという部分があるので、料金やホテルランク、設備・サービスなど、希望がある場合は入力していきましょう。

 

agoda検索画面でホテルを選ぶ

料金はなるべく安いところがいいので、〜3,999円までの料金で、二つ星、ゲストハウス、カオサンという地域で、料金が安い順に検索をかけてみることにします。

料金を確認

agodaホステルのトップページ画面

検索にかけた結果、一番上に出てきた、サバイ クラブ ホステル (Sabye Club Hostel)が40%オフでとても安くなっていたので、詳細を見ていきたいと思います。

そしてルームタイプが出てくるので、自分に合ったプランを探し、値段を確認していきます。

 

agodaホテル一覧画面

いくつかプランが出てきますが、朝食も付いている女性専用のドミトリーにしてみようと思います。値段も869円と安すぎます。最安値はなんと、678円という破格の値段です。元々3,000円以上のお部屋が40%オフで、678円になるなんてお得ですよね。

レビューを確認

agodaのレビュー

宿泊場所の目処を付けたら次に気になるのは、レビューです。最高10段階の評価を付けることができ、8.0を超えると優秀宿として評価されます。

 

agodaのレビュー一覧記事

サバイ クラブ ホステルは8.3という高評価をされており、10点満点をつけている人もいました。レビューの評価によって、宿を決めるのが安心ですね。

予約をする

agodaの予約ページ

評価も高いので、こちらの宿の予約手続きに入ります。7泊で6,512円と、とってもリーズナブルな価格です。ホテルの場所と日程と値段を確認したら、必要な情報を入力していきます。

予約に必要な情報を入力していく

agodaの個人情報入力画面

名前や住所、電話番号などの必要な情報を入力していきます。会員登録をすれば、毎回入力する手間も省けるので、よく利用する方は登録をすることをおすすめします。

予約確定メールをホテルで見せる

予約が完了すると、予約確定メールが届くので、保存しておきます。旅行先のホテルに着いたら、チェックイン時にメールを見せるだけで大丈夫です。

agodaのキャンセル・支払い・クーポンについて

続いて、agoda(アゴダ)のキャンセル・支払い・クーポンについて説明します。

agodaで予約したホテルをキャンセルする

ホテルを予約したけど、都合がつかなくなってしまった……別のホテルに変えたい!そんなときはキャンセル手続きをしましょう。キャンセルの可能性のある場合は、最初からキャンセル料無料のプランを選部のが無難です。

agodaホテルカテゴリー一覧

同じホテルの同じ部屋プランでも、価格が違うものがあります。複数プランがあっても一番安いものすぐに予約するのではなく、必ず条件を確認してから予約しましょう。キャンセル料が無料のものは上記のようにいつまでキャンセル料がかからないか記載されています。チェックしておきましょう。

agodaでの支払い

agodaでは支払い方法もプラン別に分かれています。一番安いものは大抵クレジットカードですぐに支払い、キャンセル料がかかるものです。続いて渡航前までに全額クレジットカードで支払い、キャンセル料はギリギリまでかからないもの、そして現地で直接全額支払うものです。

これも先ほど同じく同じホテル・同じカテゴリーのお部屋に支払い別に宿泊プランが分かれているので、必ずチェックしてから予約しましょう。

クーポン

ホテルagodaトップページ

agodaではホームページを開けるとこのようにクーポンが配布されています。期間によって配布されている場所とクーポンは異なるので、必ず自分の希望の行き先がクーポンになっているかを確認すると良いでしょう。

ホテルagodaクーポン

クーポンをコピーして、予約画面で個人情報を入れる際に出てくる画面にクーポンを入れるだけ。

agodaのクーポン一覧

これで料金に反映されます。

agoda(アゴダ)のポイント制度「ポイントマックス」

photo by 桃

agoda(アゴダ)には他のサイトとは少し変わった「ポイントマックス」という名前のユニークなポイント制度があります。

例えば、楽天トラベルやExpedia、Hotels.comなどは、宿泊数や金額に応じて予約サイト独自のポイントを貯められます。貯めたポイントの使い道は、楽天トラベルなら次のホテル予約をはじめすべての楽天サービスで利用できたり、ExpediaやHotels.comは直接次の予約から割引されたり。

しかし、agoda(アゴダ)のポイント制度「ポイントマックス」は、agoda(アゴダ)独自のポイント制度ではなく、提携企業のポイントやマイルが貯められるようになっています。

 

まずは「ポイントマックス」で貯められるポイントをチェックし、事前にマイページで各ポイントのアカウント登録をします。予約する際は、マイページ上で貯めたいポイントを選択し、そこから予約を進めていきましょう。

ポイントやマイルが貯まるプランには、どれくらい貯まるのかの記載があるので、必ず確認して予約してくださいね。

agoda(アゴダ)のデメリット・気をつけたいこと

今の時代、インターネットやアプリを使って旅行の予約がすべて完結できるようになりましたが、まだまだトラブルや使いにくいところもあるのが現実です。agoda(アゴダ)を利用するときのデメリットや気をつけたいことをご紹介します。

現地払いではないので、何か起こったら払い戻しに時間がかかる

photo by 桃

例えば、「Booking.com」はホテル代は基本的に現地払い。クレジットカードを登録する必要がありますが、これは保証のためと万が一、キャンセルされたときに支払うためです。そのため、現地について何かトラブルがあってホテルに宿泊できなかったり、緊急工事などで宿泊できないなどのトラブルが起きた場合、その場で払い戻しまたは請求ストップができます。

しかし、agoda(アゴダ)は事前決済になるので、もしホテルに泊まることができず料金が払い戻しになったら、すぐにお金が戻ってくるわけではなく、カード会社を通じて戻ってくるので、タイムラグが生じるということです。

利用したクレジットカードを現地で見せることがある

agoda(アゴダ)に限ったことではありませんが、最近のホテルではホテル代金を引き落とししたクレジットカードと同じカードを現地で提示を求められることが多くなっています。

海外で宿泊するということは、ほぼ確実にクレジットカードを持っているという紐付けになり、クレジットカードが相手の支払い能力の保証とみなされることがあるためです。

自分のカードで支払いをし、支払いに利用したカードは現地に持っていくのが良いでしょう。

リクエストが通っていないことがある

photo by 桃

「ホテルへ頼んだリクエストが通っていない」という質問を旅行者がすることが多いですが、実は100%、agoda(アゴダ)が悪いというわけではありません。ホテルには予約時に補足として、ホテルに対するリクエストをお願いすることができますが、あくまでお願い程度になります。

「景色がいい部屋をお願いしたい」という希望は、もしかしたら追加代金が発生する可能性があるかもしれません。有料でお願いすべきものをリクエストはできません。例えば、「ベッド2台が必ず必要」という希望を入れてどうしても希望を伝えたい場合、予約時だけではなく、出発時にもホテル側に希望を伝えたり、自分でホテル側に連絡してみるのも一つの手です。

agoda(アゴダ)とBooking.comの違い

ホテル予約サイトを利用するときに、どんな項目を確認して選びますか?安さ?それとも、使いやすさ?そこで、agoda(アゴダ)はどんな予約サイトなのか、同じグループ会社であるBooking.comと比べてみました。

取り扱いホテル数

photo by 桃

agoda(アゴダ)の特徴でもお伝えしましたが、agoda(アゴダ)は他の予約サイトと比べて取り扱いホテル数が多いので、その分、空室も多いのでたくさんのホテルの中から選ぶことができます。

実際に、ラオスのルアンパバーンという都市を検索してみたところ、全く同じ条件でagodaの方がBooking.comより20件以上も空室ホテルがヒットしました。

さらに、小さな都市になればなるほどagoda(アゴダ)登録ホテルが増えるそうなので、アジアの小さな都市にいくならぴったりですね。

ホテルへの支払い方法

agoda(アゴダ)とBooking.comを比べるのに欠かせないのが、ホテルへの支払い方法です。agoda(アゴダ)は基本的に渡航前支払い。

そのため、事前に登録されているクレジットカードから出発前に引き落としがかかります。現地ではチェックイン・チェックアウトでホテル内の備品を使用しない場合、支払いの手続きはありません。しかし、事前に支払ったカードを当日ホテルで見せるよう、要求されることがあります。

一方、Booking.comは多く場合現地決済。現金で払っても、クレジットカードなどのカードで支払っても問題ありません。ただ、チェックイン・チェックアウトの際に支払うので、スムーズのチェックインではなくなるでしょう。

ポイント・マイル制度

photo by 桃

実は、agoda(アゴダ)にあってBooking.comない差の一つに、ポイント制度があります。agoda(アゴダ)は「ポイントマックス」というプログラムで、提携企業のポイントやマイルが貯めらるもの。

使い方は先ほど紹介した通り、事前に貯めたいポイントやマイルをマイページで登録し、予約時に貯めたいプログラムを選んで予約していきます。

agoda(アゴダ)を使って旅に出よう

agoda(アゴダ)でのホテルの予約の方法やコツを紹介していきました。日本国内の旅行の際にも使えるので大変便利です。東南アジアや国内旅行に行く予定の方は、ぜひagoda(アゴダ)を利用して、格安でホテルに宿泊してみませんか?

アゴダのトップページはこちらから

ライター:(キャンセル・支払い・クーポンについて)

ライター
RORO ライター × 星空案内人

動画編集/ライター/星空準案内人/フリーランス。香川生まれ、三浦半島在住。大学卒業後、PEACE BOATで初海外、世界一周の旅に出る。帰国後、次は日本を知るために、北から南まで約2年半旅をしながら働く生活を送る。訪れた国は29カ国、国内は45県を制覇。「ソトコト」のオンラインメディアで連載記事執筆の他、イベントレポート執筆・編集も行いながら、星空案内人(準案内人)としても活動中。

RELATED

関連記事