ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

こんにちは!TABIPPOダントツでリゾート観光地に縁のない女、キタトモミ(@tbp_tmp12)です。

旅を広める会社にいながら、今まで行ったことがあるリゾート観光地はグアムだけ。そもそも、リゾート=海しかないんでしょ?と斜に構え、バリ島やハワイなど定番のリゾート観光地をないがしろにし続けてきました。

島は島でも、いま一番行きたいのはニュージーランド。

そんな海より山派な私がインドネシア・エアアジアXの直行便就航を機に、初めてバリ島に4泊5日して完全に目が覚めたので、海だけじゃないバリ島の魅力を存分にお伝えしようと思います!

リゾート観光地に興味を持てなかった今まで

実は体型のコンプレックスもあってか、バリ島やハワイなどの海外リゾート地が以前から苦手でした。

夏になると人気のリゾート地は必然的にキラキラした女子で溢れかえり、そこはまさにスクールカーストで上位に位置するリア充女子たちしか行ってはいけない夢の世界のように思えて。

「バリ島とかあんまり興味なくて〜、ヨルダンのペトラ遺跡とか、そういう冒険心くすぐられる国のほうが好きですね」なんて苦し紛れに格好つけて言っていました。海より山派系女子。まさに。

本当はただただ、ビキニ女子たちがキャッキャする海がある場所に行く自信がなかっただけなんです!

ドヤ顔で格好つけてきた今までが恥ずかしすぎるので、同じ気持ちの人は仲良くしてください。

そんな私を魅了した、伝統あるバロンダンス


鍵盤打楽器や銅羅の不思議なガムラン音楽に包まれ、神秘的な空間で観劇できる「バロンダンス」。

バリ島では“どんな人の心にも善と悪が共存している”と信じられており、バロンダンスでは善の象徴である聖獣バロンと、悪の象徴である魔女ランダの終わりなき戦いを描いていきます。

どちらか一方だけを正義としないバリ島の考えが個人的にすごく気に入りました。

聖獣バロンが陽気に登場。シーサーにも似ているし、ジブリ映画「もののけ姫」のシシ神様にも、どことなく似ていませんか?

公演はサヌール近郊のクシマン地区、クタ近郊のスウォン地区、バトゥブラン地区で主に朝の9時から毎日観ることができます。バリ島を代表する舞踊とあって、朝から外国人観光客で満席なほど人気です!

ウブドの田舎町を巡れるサイクリングが、とにかく気持ちいい!

いきなり顔面失礼します。午前中にバロンダンスを観た後は、本格的な自転車に乗ってサイクリング!

のどかなウブドの田園風景を横目に、せっせこ自転車を漕ぎます。化粧はもう落ちている。

民家の間を走って子供達に手を振ってみたり、野良犬に遭遇したりするのは都会ではなかなか味わえない体験!曇りなのがちょっと残念ですが、快晴だったら暑くて死んでいたかも。民家が寺院のようで見てて癒されます。

世界一希少なコーヒー「コピ・ルアック」だって飲めちゃう

いい感じの運動をして気持ちよくなったところで、次に向かったのがBali Pulina。ここでは、「死ぬまでに一度は飲みたいコーヒー」とも言われているコピ・ルアックを500円で飲むことができます。

この可愛らしいジャコウネコ(ルアック)に完熟したコーヒーチェリーを食べさせ、実以外の糞として未消化のまま出てくるコーヒー豆を使って作られるのが、コピ・ルアックです。

大量生産が難しく希少価値が高いことから、日本では一杯5000円で提供されることも!

バニラコーヒーやジンジャーコーヒーは無料で試飲することができます!ちなみに筆者のおすすめはバニラコーヒー(お子ちゃま)。

世界遺産であるテガラランのライステラスから車で5分ほどと好立地なので、棚田観光と合わせて訪れるのがおすすめ。

世界遺産、テガラランのライステラスで猫と戯れる

ウブドを北に8kmほど行った山間部にあるテガララン村にあるのが、世界遺産の棚田「テガラランのライステラス」です。

バリ島には稲作が農業の中心ということもあり、色々な所に棚田があります。なかでもこのテガラランの棚田がバリ島一美しいと言われており、観光客はご覧の通り。

棚田には至るところに猫の姿も。筆者の肩書きは旅する愛犬家ですが、基本的に動物には目がないので猫ウォッチも欠かしません。この子の名前は「チャム」に決定。理由はなんかチャムっぽいからです。

また訪れたときに会えることを期待して、しぶしぶチャムとお別れ。皆さんも棚田に着いたらぜひチャムを探してみてください!

テガララン村では買い物も楽しめる


棚田に向かうまでの道路脇にはお店がたくさん。こんなに可愛いらしい女の子が店番をしていることも。

バリ島では基本的に買い物は値引き交渉ができるので、挑戦してみると楽しいですよ!筆者は涼しいパンツとサロンをゲットしました。

ただ、道が狭く観光客が多いので注意が必要。っておいおいワンコ!危ないぞ!

アクティビティも充実。リバーチュービングが最高!


Leke Leke Baliで体験できるのが、タイヤのように硬い浮き輪状のものに乗って迫力ある川下り。その名もリバーチュービング!川の流れに身を任せてのんびり流れるもよし、下手すると岩に挟まるので助け合ったり、笑い合ったりして盛り上がります!

「ビーチでのんびり」なイメージが強いバリ島ですが、普段とは違うアクティブな体験がしたい人は絶対やるべき!

そしてトレッキングの末に到達したのが、Leke Leke Waterfall。マイナスイオンと壮大な滝の迫力に圧倒されます。滝行は圧が強すぎて秒で溺れかけるので、ほどほどに。

定番の美味しくてスパイシーなバリ料理も堪能。

絶景のウルワツ寺院は猿の住処⁉︎


バドゥン半島南西端にある海岸沿いに位置するウルワツ寺院では、大迫力のケチャックダンスを観ることができます。入場料は大人Rp.30,000、日本円で約240円ほど。思わず見惚れてしまうくらい夕日が綺麗です。

ん?あれは…

猿です。え、待って。猿がメガネ食べてる?え、猿ってメガネ食べるの?

いっそのことそのメガネかけてくれないかな…。

やばいバレた。こっち見てる、すごい形相でこっち見てる。実はこのメガネ、たまたま近くにいた中国人カップルの男性のもの。この泥棒猿に華麗な早業で奪われてしまったようです。

ウルワツ寺院にはたくさん猿がいるのですが、このように人の物をとれば引き換えに従業員からお菓子をもらえると学習してしまっているので、訪れる際はくれぐれも気をつけてください。

異様な光景に惹き込まれる、大迫力のケチャックダンス


ウルワツ寺院では18時になると、バリ島を代表する舞踊「ケチャックダンス」を観ることができます。ツアーに申し込まなくともチケットは当日の購入が可能ですが、人気殺到でほぼ満席なため、早めに窓口に行くことをおすすめします。

チケットは日本円で600円ほど。

ケチャックダンスは楽器を一切使用せず、男性陣が猿の鳴き声を真似して「ケチャケチャケチャ…」や「チャッチャッチャ!」と口ずさみ続ける異様な光景からスタートします。

上裸の男性陣が手をあげたり、立ったかと思ったら座ったり、「一体何がしたいの…」と突っ込まずにはいられない時間が流れます。あたたかい目で見守りましょう。

この不思議な時間が長いので離れてしまう観光客も正直いますが、それは絶対にもったいないので最後まで観てくださいね!

なぜかというと、後半に登場する白猿ハノマンによる大迫力の炎のパフォーマンスがかっこよすぎるからです!

しかもこのハノマン、客席に混ざってみたりと、とにかくお茶目。得意技である「みんなのハートを鷲掴み」をすごい頻度で使ってきます。

終了後にはぜひ記念撮影を!かなり混雑するので、積極的にアピールすることが大事。観終わったあとにはハノマンとケチャックダンスの虜になっていること間違いなし。顔が予想以上に猿で緊張したのは内緒。

最後に、ビーチにも行ってみました。

全人類がバリ島のビーチに魅了されるのには、それなりの理由があるはず!半信半疑で筆者はスミニャックビーチへ。

ジャーン!ってあれ?そんなに大したことないかも…。なんだか拍子抜け。「西洋人が静かにくつろぐ絶景ビーチ」の名はどこへ…?

でもせっかく来たので、少し歩いてみます。


ん?

ウユニ塩湖⁉︎

想像以上にバリ島は最高でした…。

4泊5日バリ島で過ごしてみて、本当に自分の凝り固まった偏見が愚かなものであったということがわかりました。

バリ島やハワイ=どうせ綺麗な海だけでしょ?ロコモコでしょ?ヤシの木でしょ?といった「何も観るものがない」という先入観があった私ですから、お仕事でバリ島に行かせていただく今回の旅がなければ、このバリ島や、リゾート観光地の素晴らしさに気づくことはできなかったと思います。

格安で直行便を就航してくださったエアアジアXのみなさま、バリ島のみなさま、そしてバリ島を愛する全旅人のみなさま。

今まで本当にごめんなさい、そしてありがとうございました!

まだバリ島に行ったことがないそこのあなた、人生損してますよ!今すぐバリ島へ行ってください!

ライター

東京都出身、大自然に憧れるギャップ系女子。「1度きりの人生、世界を見てから死にたい!」という想いから20歳で初めての海外旅行へ。2ヶ国目のタイではタクシーで爆睡し、3ヶ国目のフランスでは列車で爆睡して待ち合わせに2時間遅刻してしまうほど大雑把で大胆な一面も。憧れの旅人はスナフキンで、将来は気の向くままに世界を放浪しながら仕事をして、自分の旅本を出すのが夢。

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