ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

大学最後の長期休み。同じサークルに所属していた私・春華(はるか)と(あい)、絢斗(けんと)と翔平(しょうへい)は、一緒に授業を受けるのはもちろん、お昼も一緒に食べる仲。

もうすぐ大学を卒業して社会人を迎える私たちは、卒業旅行の計画を立てていた。学生だからそこまで大きなお金を持っているわけではないので、予算は10万円。この額で満喫するなら東南アジアが無難ではないか、という話になっていた。

※今回、登場するクルーズ船の旅が10月中の申し込みで「2人目 60%オフ」のキャンペーン中です!

1、卒業旅行で「クルーズ」って新しいかも(春華)

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「私、アジアはちょっと飽きちゃったかも」

そういうのは、この4人の中で一番アジアを旅している愛。座学の講座が苦手で授業中もよく眠っていて、よくノートを貸してと頼まれる。

 

「確かに学生の今しか行けへん旅がしたいな」

唯一の関西出身の絢斗は、なんと世界一周経験者。せっかく東南アジアにまとまりかけたのに、なんでそういうこと言うのかな…。じゃあ他の案も出してほしいな…なんて思っていると、翔平が口を開いた。

 

船で離島を回るっていうのはどう?それなら、愛も絢斗も経験ないでしょ」

実は絢斗よりも長い期間世界一周の旅に出ていて、渡航国数が一番多いのが翔平。ちょっとぶっきらぼうに見えるけど周りのことをしっかり見ていて、私はそんな翔平にちょっと惹かれてる。

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photo by pixta

「これなら豪華なクルーズ船で4つの島を周れて、しかも予算内の6万円ちょっと。1カ国だけ行くより、どうせなら何箇所か行った方がお得だよね」

ほら、と言って翔平がチラシを見せてくる。シンガポール発着の東南アジア満喫クルーズ…確かに4つの島をクルーズで周るなんて、なかなか聞いたことがないし興味が湧いてくる。

「これ今なら2016年11月1日以降出航のクルーズなら、2人目 60%オフ(3/4人目 30%オフ)になるんや!めちゃめちゃ俺らにぴったりやん」
「確かに〜!アジアの島も行きたいと思ってたんだよね」

一気にテンションが上がってしまった私たちは、そのクルーズを申し込む。写真を見る限り船も豪華そうだし、何より翔平と一緒に旅行に行けることが楽しみすぎる。

そして、その場でシンガポール行きの航空券を取った。

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2、シンガポールから出発(絢斗)

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卒業旅行でアジアか〜めっちゃ普通やな、っていうのが正直な感想だった。世界一周の時にもアジアは旅しているし、そこらへんの学生と同じように「ただ観光地を巡る旅」みたいのは、つまらないという印象。

でも翔平の提案のおかげで、なんと学生の俺らがクルーズ船で旅をすることに。何より愛が楽しそうにはしゃいでいたので、その様子を見てどこか安心していた。

 

「え、俺らこれ乗るん…」

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

正直、学生が乗るような船の雰囲気ではない。船に乗っているだけで移動が楽にできて、船内にもアクティビティがたくさんあるなんて…経験したことのない違う世界を体験できるかも。しかも、こんなに長くみんなで旅行ができることは、これから先ないかもしれん。

「この船に30%割引の6万円台で乗れるなんて、すごいな…」

自分から提案していた翔平も、船を目の当たりにして目を丸くしている。

「ほな今しか行けへんし、行こか!」

俺ら4人は初めてのクルーズ船に乗り込んだ。船旅なんて想像もつかなかったけど、まず船の豪華さにあっけにとられてる。

アジアのクルーズでは最大級の大きさで、乗客定員数はなんと3,000人を超えるそう。14階建てで、全長はなんと310m。確か、東京タワーの高さが333mだったよな…。

3、アジアのクルーズ最大級!食事も大満足(愛)

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

私は大の旅好きで、その中でもダントツで東南アジアが大好き。いつも貧乏旅しかしないから、こんなカフェやバー、ショップなどがたくさん並んでいる設備にびっくりだった。

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

しかも、旅で重要になる部屋も立派!私達女子はちょっとだけ贅沢をしてバルコニーの部屋にした。船内の様子も、いろいろ見に行ってみようかな。

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

船の上なのにスポーツ施設があるなんて。バスケットコートや卓球台はだれでも気軽に使えるし、ロッククライミングなんて日本でもしたことがなかったのにまさか海の上でできるなんて思ってもみなかった!この上から海を眺めたら絶景なんだろうなあ…。

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

プールもあるから船上でも、日差しを浴びながら広々としたプールで楽しめるね♪

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

サラダに肉や海鮮、デザートまで超豪華料理勢揃い。しかもコース料理なのにおかわりや追加の注文も無料なのだから、疑いたくもなる。

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

この船は食事のスケールもすごかった。まず驚きなのが、船内での食事は全て無料!ビュッフェレストランで世界の料理を好きなだけ楽しむこともできるし、メインダイニングに行けばコース料理が注文できるらしい。

「これ、本当に無料なんだよね…」

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photo by ロイヤル・カリビアン・インターナショナル

そして夜は、アイススケートリンクショーを見に行くことに。実は船内にスケートリンクがあるのは、世界で唯一この船会社なのだそう。

ショーはまさに圧巻の一言!まさか船の上でスケートを見るなんて思ってなかったから、ショーに見入ってた。ショーの時間以外は、アイススケートを楽しむこともできるみたい♪さらに、ドリームワークスのパレードもあって、あっという間の大忙しの1日になった。

明日は楽しみのひとつの島めぐり!

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4、ペナン島・ジョージタウンのアートが超おしゃれ(翔平)

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photo by Jan

「翔平!すごくおしゃれな壁があるよ〜!」

まるで初めての旅行みたいにはしゃぐ春華。実はこの4人の中で、一番旅慣れしていないのが春華だった。今まで行ったことがあるのは韓国と台湾。そんな春華が俺らと旅をして大丈夫かな…という不安から、比較的きれいで初心者でも楽しめそうなクルーズを選んだ。

「春華そこ立ってみて。写真撮ってあげるよ」

ペナン島のジョージタウンにあるウォールアートは、まさにインスタジェニックな場所。普段からインスタにおしゃれな写真を載せている春華には、ぴったりのスポットなはずだ。

 

「おい、2人でいちゃこいてんなよ〜!俺らも入ろうや」

そういって、絢斗と愛が追いかけてきた。いちゃこいてるってなんだよ、そんな風に見えてたのか?そう思ったら、途端に顔が熱くなってきた。

5、プーケット島の夕日が絶景すぎる(絢斗)

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「プーケットといえば、夕日は欠かせないよね!」

一番旅に慣れていない春華は、事前に調べておかないと不安になるタイプ。今回の旅行でも、行く先々のことを丹念に調べ上げていた。

「俺、ちょっと頭痛いから。みんなで夕日見て楽しんできて」

突然翔平がそう言って、俺らと反対方向に歩き出してしまった。すると、俺が声をかけるよりも早く春華が反応する。

「え、翔平大丈夫?」

 

反射的に翔平を追いかけていく春華。…あれ、また俺と愛の2人きり。翔平のことを心配しつつ、俺、内心喜んじゃってるよ。

「私さあ…」

うつむいたまま、小声で話し始めた愛に耳を傾ける。

「翔平のことが好きだったんだよね」

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驚きのあまり愛の方に顔を向けるも、愛はうつむいたまま。俺の心臓が愛に聞こえるんじゃないかってくらい、動揺してバクバク音を立てているのがわかる。愛が翔平のことを…?確かに仲はいいけど兄弟みたいな様子だったから、想像もしていなかった。

「でもね…」

心臓のドキドキが止まらないまま、愛は話を続ける。

「それはもう、昔のことなの。春華が翔平のこと好きなのバレバレだし、多分翔平も春華のことを気にしてる。だから2人を応援するって決めたんだ」

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高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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