ヨーロッパの真ん中に位置する国、ハンガリー。ハンガリーはアジアからやってきたフン族を先祖に持つ、ヨーロッパでは異色の国です。ハンガリーには首都ブタペストやユニークな料理文化など、様々な魅力に溢れています。
それでは、ハンガリーの治安や物価など旅行情報を紹介していきましょう。
*編集部追記
2016年10月に公開された記事に新たに3選追加しました。(2017/10/24)
2017年10月に公開された記事に新たに3選追加しました。(2018/10/09)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。
ハンガリーに行ってみての感想
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全体の感想としては、ハンガリーは他のヨーロッパの国々と比べて物価が安く、ご飯もおいしいので旅しやすい印象でした。アジアとヨーロッパが融合したような、独特の雰囲気があるハンガリー。
街並みも美しく、鎖橋や国会議事堂など、観光の目玉となる素晴らしい建築物がたくさんあります。また、ハンガリーは温泉大国としても有名で、ブダペスト市街にあるセーチェニ温泉は、アクセスが良いこともあり観光客に大人気!
首都のブダペストにはおしゃれなカフェやレストランも多く、女子旅にもおすすめです。
旅行のルート
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私が訪れたのはブダペストと、11~13世紀まで首都であった古都・エステルゴムです。ブダペストには4泊、エステルゴムには3泊しました。ブダペストは歴史的建造物が美しく、その街並みは世界遺産にも登録されているほど!ドナウの真珠とも呼ばれる素晴らしい街並みは、ただ歩いているだけでも楽しいです。
ブダペストから40km離れた古都・エステルゴムは、ハンガリー発祥の地として知られており、美しい自然が魅力的な場所です。どちらも異なる魅力があるので、ハンガリーを訪れたならぜひ足を運んでみてくださいね。
おすすめの都市
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世界で唯一「温泉都市」の称号を持つ首都・ブダペスト。ハンガリーは世界有数の温泉天国として有名で、古代ローマから温泉文化が根付いており、巨大な公衆浴場からホテルのスパなど、地元の人にも親しまれています。
ブダペストのもう一つの魅力は、なんといってもその夜景。黄金色の光が水面に反射して揺らめく様子はまさに宝石箱のよう。ブダペストが「東欧のパリ」「欧州の宝石箱」「ドナウの真珠」と言われているのもうなずけます。
物価
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ハンガリーの隣国、オーストリアからやって来るとハンガリーの物価の安さに驚くでしょう。首都ブダペストにある三ツ星ホテルのシングルで1泊6000円、ホステルのドミトリーで1泊1000円前後です。
また、レストランも割安。肉料理はわずか500円から食べられます。西側で少し我慢して、ハンガリーで贅沢を味わうというやり方もいいでしょう。
治安
ハンガリーの治安は良好でしたが、2016年9月24日にブダペストで爆発事件が発生しました。幸い死者は出ませんでしたが、気がかりな事件であることは間違いありません。ハンガリーに訪れる際は、念のため現地の治安に関するニュースをチェックするといいでしょう。基本的には安全な国です。
気候・服装・旅行シーズン
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ハンガリーの旅行シーズンは他のヨーロッパ諸国と同じく、5月~10月がオススメです。服装は日本の時とあまり変わりませんが、昼と夜との寒暖差が激しい日があるので、羽織るものをひとつ持っておくといいでしょう。
冬は氷点下になる日もあり、博物館などの文化施設の閉館時間が早くなるため、観光には適さないシーズンとなります。
通貨
ハンガリーはEUに加盟していますが、ユーロを使っていません。ハンガリーの通貨は「フォリント」になります。2016年10月のレートで、1フォリント=0.37円です。両替所は至る所にあります。国内でユーロに両替した上で、現地でユーロからフォリントに両替しましょう。
一点だけ注意したいのは、フォリントはヨーロッパの通貨では珍しく1円が小数点以下になることです。つまり、それだけ札束が増えることになります。計算間違いをしないように気をつけましょう。
ビザ
他のヨーロッパ諸国と同じく、90日以下の滞在では、ビザは不要です。
コンセント
ハンガリーのコンセントはCタイプで、電圧は220V、周波数は50Hzです。ハンガリーで電化製品を扱う際は変圧器が必須です。