ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

普段日本で生活する中で、あまり聴く機会が多くないジャズ。堅苦しい、古臭い、カフェで流れるおしゃれな音楽、などのイメージを持っている方が多いかもしれません。

そんなジャズこそ、ぜひ旅先で聴いてください!きっと新しい土地、新しい風景の中でなら今まで聴いたことのない音楽も自然と体に溶け込むはずです。ビギナーの方にお薦めの曲を、ジャズ好きの私が紹介します。

1:Birdland/Weather Report (いざ、出発!)

伝説のベーシスト、ジャコ・パストリアスが所属したWeather Reportの代表曲。7歳の時にフロリダに移住し、地元のバンドでドラマーとして参加していたことが、その後の彼の音楽に影響を与えました。

2015年には、彼のドキュメンタリー映画も作られています。

2:Softly As In A Morning Sunrise/Sonny Clark (旅先で迎える朝に)

朝にぴったりの爽やかな曲ですが、実はこの歌詞は失恋を悔やむ内容。多くのミュージシャンに演奏され、ジャズのスタンダードナンバーとなっています。

アレンジによってはアップテンポで演奏される時もありますが、これはピアニストのソリー・クラークによるスローバラード。旅先で迎えた朝、コーヒーでも飲みながら黄昏れてみるのも良いかも。

3:Take the A Train/Duke Ellington (長距離移動のとき)

映画「スウィングガールズ」でも使われた有名曲。テレビCMで使用されたり、日本のミュージシャンもカバーしたりしているので、聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

日本語で「A列車で行こう」と訳される曲ですが、A列車とはニューヨークを走る地下鉄A線のことを指しています。

私はメンフィスからニューオーリンズへ長距離バスで移動する際、この曲を聴いていました。

4:Days of Wine and Roses/Wes Montgomery (バーでお酒を飲みながら)

旅先では、なぜかいつもより少し大胆になれるもの。いつもはしないことも、海外でなら不思議と挑戦できることもありますよね。

せっかくおしゃれな街に旅をしているなら、ちょっと背伸びをしてバーに出かけてみては。旅先のバーで一杯なんて、めちゃくちゃかっこよくないですか?

ウェス・モンゴメリーの優しいギターを聴きながら、隣に座った人とおしゃべりするのも楽しそう。

5:September/Earth, Wind & Fire (ドライブしながら)

これは耳にしたことがある人も多いのでは?最近だと映画「最強のふたり」のオープニングのドライブするシーンで流れていました。様々なバンドがカバーしていますが、日本では熱帯ジャズ楽団などのアレンジも最高です。

またこの曲は世界的にも有名なので、違う国籍の人とも盛り上がれるのも魅力の1つ。私がこの曲をアメリカで演奏したときは、みんなで手拍子して踊って大盛り上がりでした!

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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