豊島
編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

瀬戸内海に浮かぶ12の島々を舞台に、3年おきに開催されている現代アートの祭典「瀬戸内国際芸術祭」。島々の至るところで、アート作品を楽しむことができるこの芸術際ですが、特に人気の島と言えば直島です。

しかしながら、ここ豊島にも、直島に負けないほどの魅力があります。のどかな島の暮らしの中に建立する様々なアート作品は、訪れる人々に特別な体験を与えてくれます。今回は、そんな豊島の中で絶対訪れたい観光スポットをまとめました。

*編集部追記
2016年9月公開の記事に新たに追加しました。(2017/09/04)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

豊島に行ってみての感想

photo by pixta
私が豊島を訪れたのは夏の時期でした。豊島は自然がとても美しく、興味深いアート作品や美術館も数多くあり、非常に魅力的な場所でした。

自然の中にあるアート作品は、ただそれだけで成り立っているのではなく、豊島の自然と融合してさらに美しい景観を生み出しています。個人的にはアートの島として全国的に有名な直島よりも、豊島の方が好みです。

 

島の人たちも優しく、バスを待っている私をトラックで港まで乗せて行ってくれました。また、島の小さな古民家食堂に行ったのですが、ごはんが健康的でとても美味しく、内装もおしゃれでした。

豊島に移り住んでゆっくりとした生活を送るのもいいかもな…と感じた旅行でした。

おすすめのベストスポット

私のおすすめスポットは、アーティスト「内藤礼」と建築家「西沢立衛」によって作られた豊島美術館です。非常に美しい空間が広がる美術館で、館内から見える豊島の空が美術館と一体化し、自然の中で安らいでいるような落ち着いた気持ちになれました。

館内では、ただじっと座っていたり、横になって寝ていたりと、皆が自分の好きなようにその空間を楽しんでいました。美術作品を体全体で感じることのできる豊島美術館。ぜひ訪れてみてくださいね。

*編集部追記(2017/9/4)
以下、観光スポットの一覧となっています。

豊島美術館

アーティスト・内藤礼と建築家・西沢立衛による「豊島美術館」。広々とした美術館内には柱がなく、2箇所の開口部から外の自然光や風が吹き込んできます。

床には断続的に湧き上がるという地下水の水滴がついており、静かにゆっくりと床を流れています。静謐な空間に、心がゆったりと癒されていきます。

■詳細情報
・名称:豊島美術館
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
・アクセス:唐櫃港よりバス約3分、自転車約5分、徒歩約15分
・休館日:火曜日(3月1日~11月30日まで)、火曜日から木曜日(12月1日~2月末日) ※ 休館日は開館カレンダーをご覧ください
・電話番号:0879-68-3555
・料金:1,540円(15歳以下無料)
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/teshima-artmuseum.html

唐櫃棚田風景 (豊島棚田)

photo by pixta

豊島美術館の前に広がる、緑が美しい「唐櫃棚田風景」。アート作品だけではない、豊島の美しい自然の魅力を感じることができるスポットとして人気です。

かつては荒廃していたそうですが、地元のボランティアの方々によって、このような美しい姿を取り戻したそうです。

■詳細情報
・名称:唐櫃棚田風景 (豊島棚田)
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃607
・アクセス:豊島美術館前すぐ
・公式サイトURL:http://www.teshima-web.jp/enjoy/post-57/

宮の浜海水浴場

白い砂が美しい「宮の浜海水浴場」は、澄んだエメラルドグリーンの海がとてもきれいな場所です。アート作品を静かに鑑賞した後は、この海水浴場で思いっきり遊んじゃいましょう!

昼間も素敵ですが、夜も星空がきれいなのでオススメです。

■詳細情報
・名称:宮の浜海水浴場
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦
・アクセス:家浦港より徒歩約10分
・電話番号:商工観光課0879-62-7004
・備考: シャワー、ボートあり

心臓音のアーカイブ

まるで心臓の中に入ってしまったかのような感覚が味わえます!クリスチャン・ボルタンスキーが収集した、世界中の人々の心臓音を聞けるアート作品「心臓音のアーカイブ」。

施設内には、まるで心臓音に包まれているかのような気分が味わえるインスタレーションや、心臓音を検索して視聴できるパソコンなどがあります。

■詳細情報
・名称:心臓音のアーカイブ
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島唐櫃2801-1
・アクセス:唐櫃港から「心臓音のアーカイブ」まで自転車約5分、徒歩約15分
・開館時間:10:00~17:00/3月1日~9月30日10:00~16:00/10月1日~2月末日
・休館日:火曜日(3月1日~11月30日まで)火曜日から木曜日(12月1日~2月末日) ※休館日は開館カレンダーをご覧ください
・電話番号:0879-68-3555(豊島美術館)
・料金:510円(15歳以下無料)
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/boltanski.html

豊島横尾館

美術家兼グラフィックデザイナーである横尾忠則の作品を展示した「豊島横尾館」の館内には、横尾忠則の生涯のテーマであった「生と死」をメインとした様々な作品が展示されています。

彼の平面作品だけでなく、美術館の建築や、ビビッドなカラーの庭園にも注目です!

■詳細情報
・名称:豊島横尾館
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦2359
・アクセス:唐家浦港より徒歩約5分
・開館時間:10:00~17:00(最終入館16:30)/3月1日~9月30日10:00~16:00(最終入館15:30)/10月1日~2月末日
・休館日:火曜日(3月1日~11月30日まで)火曜日から木曜日(12月1日~2月末日) ※休館日は、開館カレンダーをご覧ください
・電話番号:0879-68-3555(豊島美術館)
・料金:510円(15歳以下無料)
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/teshima-yokoohouse.html

空の粒子

80年近く使われてきた旅館の蔵の内外を、錆びた彫刻で囲む。「空の粒子」と名付けられたこの作品は、その名の通り、空に粒子が舞うかのような、円形に切り出されたコールテン綱をつなぎ合わせて制作された作品です。

彫刻のなかで耳をすますと、微かに水が流れる音が響き、何とも言えない雰囲気を味わうことができます。

■詳細情報
・名称:空の粒子
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島
・アクセス:バス「家浦交流館前」乗車から「唐櫃の岡清水前」で下車。
階段を登るとあります。近くに登録有形文化財「櫃の清水」もあります
・開館時間:10:30 -16:30(土・日のみ開館)
・休館日:無休
・電話番号:0879-68-3135(豊島観光協会)
・料金:無料
・公式サイトURL:http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/teshima/19.html

トムナフーリ

「トムナフーリ」は、竹林に囲まれた小道を登ると、池の中央に生と死を象徴する現代のモニュメントが出現するというアート作品です。

この立体作品は、神岡宇宙素粒子研究施設(スーパーカミオカンデ)とコンピュータで接続していて、超新星爆発が起こると光を放つ体験型のアートとなっています。その奇抜な発想と、美しいフォルムが特徴的です。

■詳細情報
・名称:トムナフーリ
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島家浦
・アクセス:森万里子作品前バス停下車、住所・氏名を書いて細い山道を登って5~6分で到着
・開館時間:10:30 -16:30(土・日のみ開館)
・休館日:[芸術祭会期中]なし
[芸術祭会期外](火)~(金) 祝日は観賞可 ※降雨等で臨時休有り
・電話番号:087-832-3123
・料金:300円
・公式サイトURL:http://benesse-artsite.jp/art/tom-na-h-iu.html

Big Bambú(ビッグバンブー)

数千本もの竹を手作業でロープと共に組み合わせて作り上げた「Big Bambú(ビッグバンブー)」。アメリカの双子アーティスト「マイク+ダグ・スターン」の作品です。

高さは約18m。豊島甲生の山肌にあるビッグバンブーは異彩を放っているのが見えるでしょう。しかし、どことなく周りの自然に溶け込んでいるのが不思議です。

※現在は体験展示が終了し、登ることはできなくなっていますが、公道から見ることは可能です。

■詳細情報
・名称:Big Bambú(ビッグバンブー)
・住所:香川県小豆郡土庄町豊島甲生
・料金:見学自由
・公式サイトURL:http://setouchi-artfest.jp/artworks-artists/artworks/teshima/27.html
編集部

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