【旅マネーvol.7 sasaru kozee編】ちょっとお得な裏技も！“地球の刺さり方”を知り尽くした男の世界一周

そもそものきっかけとしては、昔、オーストラリアで1年間ワーホリしていた時代があったのね。その時に砂丘に遊びに行って、ブレイクダンスしてるところを写真に撮っていたら、たまたまあのポーズ、つまり刺さっている写真が撮れたんだよね。

それを見たオーストラリア人が真面目な顔で「この写真、最高にやばいね！アートだよ！」って言ってくれて。それが始めるきっかけになったと思う。

どうせ世界中のいろんな国に行くなら、現地ならではの体験や、そこで味わえる魅力的なグルメを食したりしたいなと思っていたかな。

実は、ほかの世界一周旅に出た人や、観光旅行へ出る人と比べて、特段変わったことはしてないよ！ ただ各地で刺さりまくったところが違うだけ（笑）！

だから、絵としてのおもしろさだけをただ伝えるのではなくて、その旅先で体験できる情報も発信して、見ている人たちに旅に行っている気分になってもらったり、共感してほしかったんだよね。

それもあって、その国ならではの素材というのは、絶対に押さえるようにしたくて。

自然と貯まっていったんだよね。

前職がテレビ番組の制作会社だったんだけど、ロケ企画を担当することが多かったから、すごく仕事が大変で、お金を使う暇が全然なくて。2年くらい給料をほぼ使わない生活が続いていたからさ。

それほど食を重要視していたんだよね。あとは、飛行機代とか移動代はめちゃくちゃかかったね。ルートがぐちゃぐちゃだったから。

そこが出費の割合として、一番大きかった気がする！

保険代がもったいないなって思ったのよ。

海外に長く行くとなると、保険に入る人はいるだろうけど、保険代ってなんもなかったら払いっぱなしじゃない？

3ヶ月っていう縛りだと、クレジットカードに付帯している保険が守ってくれるのよ。

長期で行っている人の中には、旅費が高いから日本に帰らないっていう人もいるんだけど、かかる保険代と比べたら、あまり変わらないんだよね。

しかも、一時帰国をするということは荷物の量を気にしなくていいから、「あとから邪魔になるかな」ってお土産を諦めることもないのよ。

暖かい地域に行くなら夏物だけを持って行ったらいいから、重い荷物を持ち歩きながらの移動が大変ってこともないしね。

しかも、ショートスパンで行って帰ってくることで、旅にも集中力が生まれるからね。

1年後の自分を想像するのは難しいけど、3ヶ月後なら想像できるでしょ？ だから、長期間行くのは難しいよっていう人には、ぜひこの方法で世界1周して欲しいな。

今回はアジア、次は南米みたいに結果的に世界一周をするというかね。

アルゼンチンの首都のブエノスアイレスでね。

宿から宿に移動する日だったから、警戒して昼に大通りを荷物全部持って歩いていたんだけど、避けようがなかったね。

そこから3年間旅行したけど、一番大きなトラブルだったよね。

ただ、よかったこともあって、その時にFacebookを通じて強盗にあったってことを書いたら「お金貸します」「欲しいものはなにかありますか？」って200件くらいコメントがきたのよ。

それを受けて素直に欲しいものを書いて、「いったん実家に送ってください」って書いたら、想像を超える量の荷物とお金が届いたんだよね。

しかも、お金に関しては返した返してないっていうのを管理するのが難しいと思ったから、正直に「100円でもいいので貸すのではなくて、投げ銭でいいのでください」って書いたのね。

そしたら、それもまた実家に毎日のように知らない人から金一封が届いて…

本当にありがたかったね。

見返りを求めない、困った時は助け合うっていうことは、この経験があったからこそ持てるようになった価値観かな。

今、このコロナで大変な時に、そのことをめちゃくちゃ思い出すんだよね。

だから、今経営している飲食店でも無料弁当を始めたんだ。旅でそういう経験をしていなかったら、こういう考えには至らなかったかもな。

クラウドファンディングでもないのに世界中の人から何かしらの支援が来て、本当に温かみを感じたからね。

give and takeのtakeなしでも応援してくれる人のおかげで旅を続けられたからさ、自分なりにできることを…と思ったっていうわけ。

それにね、旅なんてうまくいかないことだらけなわけよ。だから、うまくいかなかった時に、A案がだめになったときのB案、C案をすぐに考えれるようになったかな。

うまくいかなかった時にダメなことをグチグチいうんじゃなくて、前進する代替案を考えて明るく乗り越えていきたいな。

次に行きたいのは、アイスランドかな。あとは、サウナが好きなんで世界中のサウナめぐりをする旅がしたいです。

最近は、リアルタイムでなんでも共有できるようになったのが強みなので、その場その場で発信したいですね。