世界一周の旅、4か国目に滞在したのがラオス。
今回は古都ルアンパバーンから、タイとの国境に近いフアイサーイまでスローボートで移動します。1泊2日かけてメコン川をのぼる、ゆったりとした船旅です。
この記事では、予約方法から実際の乗船の流れ、注意点までを紹介します。少し変わった移動を体験してみたい方や、景色を楽しみながら国境を目指したい方におすすめです。
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ルアンパバーンの旅行代理店で予約

スローボートの船着き場は市街地から離れているため、今回は旅行代理店で手配しました。ルアンパバーン中心部には複数の代理店があり、スローボートを扱う店舗もあります。
数店舗を比較した中で、最も安かった500,000キープの代理店を選択。宿泊先で予約できる場合もあり、料金やサービス内容はさまざまなので、自分に合った方法を選ぶのが良いと思います。
予約時には乗船日と宿泊先を伝え、現金で支払い。ラオスでは現金払いが基本でした。
また私の場合は宿が中心部から離れていたため、ピックアップはなく当日は自力でオフィスへ向かいました。
当日の朝トゥクトゥクで船着き場

集合は朝7時。実際にトゥクトゥクが到着したのは7時50分ごろでした。時間はややアバウトな印象です。
船着き場までの道は未舗装の区間も多く、想像以上の揺れでした。バックパックが跳ねそうになるほどなので、荷物はしっかり押さえておくと安心です。
船着き場でチケットを購入

8時20分ごろに船着き場へ到着すると、トゥクトゥクのドライバーがチケットを手配してくれました。
あわせて、翌日パークベンから乗船する際に使用する引換券も受け取ります。なくさないよう保管しておきましょう。
ルアンパバーンから乗船

いよいよスローボートに乗り込みます。私が乗った船内には横並びに座席が並んでいて、後ろの方の空いている席に着席しました。
到着が遅めだったため、空席はわずかでした。席を選んで座りたい場合は、早めの到着がおすすめです。

8時55分ごろ、船はゆっくりと出発しました。メコン川の流れに沿って、川をのぼって進んでいきます。
1日目のスローボートからの景色

川沿いに広がるのは、穏やかなラオスの自然です。岩場や山々が続き、ときおり工事中の道路が見える程度。街中では出会えない景色が広がっています。
牛が草を食べ、水牛が水浴びをする姿も見えました。集落の近くでは、子どもが川で遊んでいる様子も。時間の流れまでゆるやかに感じられる風景です。
1日目の目的地はパークベン

夕方6時ごろ、パークベンに到着しました。
船着き場にはホテルやホステルのスタッフが集まり、宿泊客を迎えています。船着き場から遠い宿は、トゥクトゥクや車に乗せて連れて行ってもらえます。事前予約していた宿の車に乗り、そのままチェックイン。事前に予約していない人は、ここで空室のある宿を探していました。

夜は宿のレストランで食事を取り、翌日に備えます。船着き場周辺にもローカルレストランはありますが、宿の場所によっては少し距離があります。多くの宿では、翌日の朝食や昼食を注文できるそう。事前に軽食を用意しておくと、翌日の船内で安心です。
2日目の朝パークベンを出発

朝8時、宿の車で船着き場へ向かいました。前日に受け取った引換券を係員に渡し、無事に乗船します。

すぐ隣にはルアンパバーン行きの船も停泊しているため、乗るときは行き先の確認は忘れずに。
9時5分ごろ、半分ほどの席が埋まり船はパークベンを出発しました。
2日目のスローボートからの景色

景色は前日と同様、山と岩に囲まれた大自然が広がっています。途中でローカルな乗客の乗り降りを繰り返しながら、ゆっくりとフアイサーイへ向かいました。

フアイサーイが近づくにつれて、大きなビルや集落が見えてきます。船着き場の少し前では、タイラオス第4友好橋の下をくぐり抜けました。ここを抜けると、もうすぐ到着です。
フアイサーイに到着

午後5時半ごろ、フアイサーイの船着き場に到着。
船着き場から宿へ向かう人もいれば、そのままタイとの国境の友好橋へ向かう人も見かけました。ここからトゥクトゥクに乗って、直接タイのチェンライやチェンマイへ移動するルートもよくあります。
乗船時の注意点

船内には小さな売店がありますが、カップラーメンやお菓子が中心で価格はやや高め。飲み物や昼食は事前に準備しておくと安心です。
通常は大きな揺れはありませんが、天候次第では波が強まることもあるそう。心配な方は酔い止め薬を携帯するのがおすすめです。
メコン川をのぼる、ゆったりとした移動

海外の旅ではバスや電車を利用する場面が多くなりがちです。その中で、2日間かけて川を進むスローボートの移動は、ラオスならではの体験でした。
効率だけを求めず移動を楽しむのも、旅の醍醐味ですよね。少し違う移動手段を選んでみたい方は、ぜひスローボートの旅を検討してみてください。
All photos by Shion Nakamura