「旅と人生をつなぐ、大人の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。
POOLO LIFEは、旅と人生をつないで深めたい人が集う8ヶ月の学びの場。
真ん中に置くのは、好奇心を起点とした自分だけの「探究テーマ」です。旅と対話を重ねながら、自らの問いを自分らしい形で探究する。答えを急がず、仲間と共に創るコミュニティです。
今回は、POOLO LIFE 10期の卒業生・みっきーさんにインタビューしました。

大学卒業後はリゾートバイトをしながら、旅を楽しんでいたみっきーさん。
一方で、「自分の知っている世界でしか動けていない」という窮屈さや、「自分は少し変わっている」という自覚から、周囲との協調へ苦手意識を感じていました。
そんな自分の個性を「魅力」として受け入れてくれた仲間との出会いをきっかけに、心境は少しずつ変化。自身の「狂気」を受容し、「人生が前に進んだ」と話すみっきーさんに、POOLO LIFEでの8ヶ月間について伺いました。
見出し
自分の殻を破りたい。“自由”に生きるなかで感じた“不自由”
――みっきーさんがPOOLO LIFEに参加した理由を教えてください。
「もっと外の世界を知りたい」という想いがあったからです。
僕は学生時代から旅が好きでした。大学卒業後はリゾートバイトをしながら、北は北海道、南は沖縄まで、国内のいろんな場所に住んでいました。
リゾートバイトでは数ヶ月ごとに住む場所が変わり、各地の観光施設で働きながら充実した毎日を送っていました。

仕事を続けるなかで、留学生の同僚や海外からの観光客と接する機会が増え、世界一周や留学、ワーホリなどにも興味を持ち始めていました。
ただ、「国内だけではなく海外にも出てみたい」という気持ちが強くなっていたものの、相談できる人はあまりいなくて。
そこで、「旅好きが集まる環境に身を置けば、何かを変えるきっかけになるかもしれない」と思うようになったんです。POOLO LIFEのことはSNS広告で何度か目にしていたので、以前から興味を持っていました。
――国内を転々とするなかで、「もっと世界を広げたい」という想いが自然と生まれたんですね。
そうですね。同時に、「自分の殻を破れていない」と感じ、人生の停滞感を覚えていた時期でもありました。
旅をしながら、働く場所や住む場所を自由に決められる。当時は「自分の好きなように生きられている」という納得感がありました。
けれど、やりたいように生きられているのは、「自分が知っている狭い世界」のなかでのことなんですよね。どこかで、「やりたいことに囚われている」という不自由さも実感するようになっていたんです。

世界はもっと広くて、自分の想像もつかないような人生を歩む人たちがいる。新しい環境で未知の世界に触れ、もっと視野を広げたいとも思っていました。
実際にPOOLO LIFEの相談会に参加したとき、後に10期の仲間となる運営スタッフの方と出会いましたが、同じ旅好きで、同郷かつ同い年。最初から意気投合したんです。
その出会いを通してコミュニティの雰囲気の良さも感じ、「自分の世界を広げたい」という想いを胸に、参加を決めました。
忘れられない縄文旅。未知の世界のあたたかさは、深い自己理解へつながった
――実際に参加してみていかがでしたか?
最初の感想は、まさに「未知の世界に来た」でした。コミュニティへの参加は初めてだったので、初日は緊張していましたね。
とくに印象に残っているのは、初めて企画した「縄文旅」です。
僕はもともと歴史が好きだったのですが、「縄文時代好き」の友人の影響で縄文生活に興味を持つように。いろいろと調べていたとき、山梨県の竪穴式住居で、縄文時代の生活を体験できる施設を見つけたんです。
「縄文旅」
面白そうだと思い、何気なく10期のSlackに投稿してみると、予想外の反響が。あれよあれよという間に仲間が集まりました。軽い気持ちでシェアした情報だったので、「言ってみるものだな」とうれしくなりましたね。
僕は幼少期から、自分の考えや気持ちを外に出すのが苦手なタイプ。自分の想いを人へどう伝えたら良いのか分からず、悩んだ時期がありました。
そのため、SNSでの発信に苦手意識があったのですが、10期の仲間はノリが良い人ばかりで。Slackの投稿には、いつも誰かが必ずリアクションをくれるんです。

そんなあたたかい雰囲気だったからこそ、やってみたいことを発信できたのだと思います。
――「縄文旅」は、みっきーさんにとってどんな経験でしたか?
何気ない投稿から始まった旅ですが、企画すること自体が初めてで、計画から実行までの難しさも感じました。
周りに相談することもありましたが、振り返れば「もっと頼ってもよかったな」とも思います。普段は単独行動が多く、なんでも一人でやりがちな僕にとって、誰かと一緒に旅を計画すること自体が挑戦だったんです。
現地では、みんなで縄文服を着て火起こしをしたり、石器を使って食材を切ったり、縄文土器で煮炊きをしたり。竪穴式住居での縄文生活を一泊二日で体験しました。
縄文時代の暮らしをリアルに体験
そこでメンバーの知らなかった一面に触れられたのも、良い思い出です。なぜか火起こしがうまい人、誰よりも縄文土器の装飾にこだわる人――それぞれの個性が垣間見えて、一人ひとりをもっと知りたいと思えた旅でしたね。
僕が「やりたい」と言ったことに、「やろう」と声を上げてくれる仲間のおかげで実現した企画。
提案する側になってみて、自分は「段取り」が苦手なんだと気づく瞬間もあり、その後の旅の計画や、仲間との向き合い方を考える良い機会にもなりました。
僕の“狂気”を笑って受け入れてくれた仲間。「おかしな自分」で生きていく覚悟ができた

――POOLO LIFEではそれぞれが「探究テーマ」を設定しますが、みっきーさんはどんなテーマにしましたか?
「自分が持つ狂気を否定せずに、狂気じみたまま生きるには?」です。
ここでの「狂気」とは、自分自身の「おかしな部分」のこと。長年、周囲と比べて「自分は少し変わっている」と思っていました。
たとえば、僕は絶叫系や乗り物が好きで、10回連続で同じジェットコースターに乗ったり、寝台特急やフェリーに乗って、目的地に着くや否やそのまま帰ってきたり。
「ただ、その瞬間を楽しんでいる」だけではあるのですが、多くの人からすれば、やはり変わっているのかな、と。周りとは少し違う感性を持つ自分のことを、ずっと好きになれなかったんです。
個性豊かなチームメンバーとのミーティングの様子
そんな自分を人にうまく伝えられず、よく周囲とのコミュニケーションに悩んでいました。そこで、自分が抱えてきた想いに少しだけ向き合ってみようと思ったんです。
――そんな「狂気」と向き合うことに、抵抗はありませんでしたか?
「縄文旅」の企画もそうですが、“様子のおかしい”僕を笑って受け入れてくれる仲間の存在のおかげで一歩踏み出せました。
10期には良い意味で変わった人も多かったけれど、それぞれが自分の個性をオープンにして、違いを面白がれる関係性があった。だから僕も、自分らしさを素直に出していけたのだと思います。
チームメンバーと神奈川の湘南をドライブしたとき
一風変わった僕の個性も、POOLO LIFEでは魅力の一つとして受け取ってもらえた。「自分の狂気は持っていていい。気持ち悪いままでいいんだ」と思えるようになりました。
それまで「隠すべきもの」だと思っていた自分の内側にあるものを表に出す。すると、それが誰かを笑わせたり、明るい気持ちにしたりできる。POOLO LIFEに入って、そんな発見がありました。
――この探究テーマを深めるにあたり、具体的にはどんな行動をされたのでしょうか。
「みっきーの狂気チャンネル」での発信は大きなアウトプットだったと思います。
それまでは発信することが苦手だった僕ですが、自分のことをもっと言葉で伝えていきたいという想いもあって。自分らしさを自由に表現する手段の一つとして、Slackで個人チャンネルを作ったんです。
「みっきーの狂気チャンネル」
「思ったことを書く場」として、ここでは自分が見つけた「ちょっと気持ち悪いシュールなもの」や、自分のなかの「狂気」を今もアウトプットし続けています。
最近だと、不思議なムカデのぬいぐるみを見つけて「これを買って、特別な日のプレゼントにしたい」とつぶやいたところでした(笑)
チャンネルには投稿に興味のある人しかいないので、クローズドな環境であることも自分らしさを表現するにはよかったのかもしれません。
ずっと「自分を変えたい」と思っていた僕ですが、今は「狂気を持ったまま生きていい」「変わらなくていいんだ」と思えるようになり、自分への捉え方が変わりました。
仲間が開催したカフェで。期間中はたくさんの企画に参加した
「自分として生きていく覚悟」というか、変えられない部分を変えようとするのではなく、自分の気持ち悪さを認めて付き合っていく強さを身につけられた気がします。
もっといえば、そんな自分らしさを誰かのために使っていけたら、と前向きに捉えられるようになりましたね。
人生が良い方向に。「人生を一人で完結させない」生き方を知れた8ヶ月

――参加後はどんな変化がありましたか?
一番大きな変化は、以前よりも自分を表現できるようになったことです。
noteの投稿を始めたのも、その一つです。「狂気チャンネル」での発信を始め、アウトプットを継続できるようになりました。
Slackでいつも前向きな反応をくれたり、オープンに想いを伝え合う10期の空気を受けて、「ありがとう」「うれしい」の気持ちを相手に伝えられるようになりました。
僕はずっと受け取るばかりで、自ら発信するタイプではありませんでした。けれども、10期で旅を企画したり、自分の気持ちを進んで伝えることを繰り返すなかで、少しずつ能動的になれた気がします。
誰かに自分の率直な想いを伝えていきたい。そんなふうに思えるようになったことが、僕の一番の変化だと思っています。

――みっきーさんのこれからについて教えてください。
リゾートバイトの仕事を終え、現在は転職に向けた準備期間です。具体的には、以前から関心のあった介護業界へのキャリアチェンジを視野に入れています。
介護職は目の前の利用者一人ひとりと向き合う仕事なので、自分の特性にも合っている気がしています。というのも、POOLO LIFEで初めて1on1をやってみて、一対一の対話がとても心に残っていて。
広く浅くではなく、目の前の相手と深く向き合うことが自分には向いていると再認識したんです。
参加前に考えていた海外生活については、今も検討中です。まずはより自分らしい道に進んでいけたらいいですね。この8ヶ月で少しずつ視野が広がり、「人生が良い方向に進んでいる」という実感もあります。
チームメンバーが開いてくれた誕生日会で
参加期間中は、一つひとつの出会いや活動から学ぶことばかりでした。これからも自分自身と、そして周囲の人と向き合い続ける気持ちを忘れずにいたいです。
――最後に、参加を検討している方へメッセージをお願いします!
POOLO LIFEには、さまざまなバックグラウンドを持つ人たちが参加しています。
一人ひとりと向き合い、対話を重ねていくなかで、仲間が抱える不安や葛藤に触れました。そのなかで「悩んでいるのは自分だけじゃないんだ」と気づけたことは、貴重な学びでした。
参加を検討している方のなかには、以前の僕のように言語化しづらいモヤモヤを抱えている方も多いかもしれません。POOLO LIFEに入ってすべての問題が解決されるわけではないし、僕自身も人生が驚くほど変わったというわけではないです。
ですがこの8ヶ月間は、一人旅や単独行動が好きだった僕に、「人生を一人で完結させない」生き方を教えてくれた。

多様な価値観を持つ仲間との出会いは、間違いなく人生を前に進めるきっかけになりました。だからこそ、「変わりたいけど変われない」と思い悩んでいる方は、ぜひ飛び込んでみてほしい。
自分一人で現実を動かすことは、時にとてつもなく難しいですよね。僕にとってPOOLO LIFEは、そんな状況から一歩踏み出すきっかけになりました。
人生を一歩前に進めたい「最高に狂気じみた人」と、いつかお会いできることを楽しみにしています!
編集後記
インタビューの最後、「あなたにとってのPOOLO LIFEとは?」という問いに、みっきーさんは「動物園」と即答してくれました。
キャリアも年代もさまざまな仲間と出会えるPOOLO LIFEは、みっきーさんが求めていた「想像もつかない世界」そのものだったそう。
お互いの違いを認め合える「懐の深さ」は、旅好きが集まるコミュニティだからこそ生まれるのかもしれません。
そんな環境で、自分の「おかしな部分」を魅力として受け取ってもらえたとき。その人らしさは何倍にも輝いていくことを、改めて感じられたインタビューでした。
POOLOとは?

「旅と人生をつなぐ、大人の学校・POOLO」は、旅と人生をつなぐ大人の学びをコンセプトとしたオンラインスクールです。
POOLO LIFEは、旅と人生をつないで深めたい人が集う8ヶ月の学びの場。
真ん中に置くのは、好奇心を起点とした自分だけの「探究テーマ」です。旅と対話を重ねながら、自らの問いを自分らしい形で探究する。答えを急がず、仲間と共に創るコミュニティです。
詳しい情報が知りたい方は、公式LINEをご登録ください。
All photos by Mickey