今回ご紹介する方法は、「航空会社のマイレージプログラムを活用する」という方法です。
貯まったマイルを使うことによって、世界一周がダタでできてしまうのです。ちなみに、世界一周航空券を普通に購入すると、航空会社やルートにもよりますが30万円以上すると言われています。
もしマイルで行けたらかなりお得ですね。今回はその概要についてご紹介したいと思います。
ANAマイルで取得できる、世界一周特典航空券とは?
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マイレージプログラムは各航空会社いろいろとありますが、今回はANAマイルで取得する「世界一周特典航空券」についてご紹介します。
ANAマイルを利用することによってANAの国内線や国際線、またANAの提携航空会社の特典航空券に交換することができます。
現在(2015年11月)ANAは、ゾーン制という渡航先の国のゾーンによって必要マイル数が決まりますが、世界一周航空券に関しては距離制を採用しています。
そのため、各都市間を結んだ距離(マイル数)に応じて必要マイル数がちがってきます。
また、ANAマイルで取得する世界一周航空券は、通常購入する世界一周航空券と条件(渡航できる都市数など)がちがいますので、ご注意ください。
世界一周に必要なANAマイル数は?
結論から言うと、ANA65,000マイルです!これだけ貯めることができれば世界一周できます!
世界一周のルートを結んで合計の距離が18,000マイル以内であれば、ANA65,000マイルで世界一周できます。
ANAマイルはANAだけではなく、スターアライアンス加盟の提携航空会社の便の予約もできるため、エアカナダやトルコ航空、ユナイテッド航空なども利用できます。
ちなみに、ANA65,000マイルというのは、最短ルートに近い距離の都市間で結んだ場合なので、8都市のうち1都市1都市が離れているルートを選ぶと必要マイル数はもっとかかります。
ここでボクが予約したルートを参考にご紹介します。
関西国際空港(大阪)→イスタンブール(トルコ)→フランクフルト(ドイツ)→ブリュッセル(ベルギー)→モントリオール(カナダ)→トロント(カナダ)→シアトル(アメリカ)→サンフランシスコ(アメリカ)→ロサンゼルス(アメリカ)→(羽田空港経由で)→千歳空港(北海道)
ほぼ東西一直線に近いルートを選び、最後の方にシアトルから南に下るというルートです。このルートだと、ANA75,000マイルが必要となります。
ちなみに、帰国時の都市は自由に選べるので、一度も行ったことのない北海道を選択。
普通に関西から北海道に旅行するとけっこうなお金がかかるので、世界一周特典航空券に含めることができるのはラッキーですね。
東京発で東回りで周る場合は帰国する都市は沖縄を選び、沖縄からLCCで安く東京に戻るという方法もありなのではないでしょうか。
それでは、ここからは世界一周特典航空券の条件についてご紹介したいと思います。
選べる都市は8都市以内。(ヨーロッパは3都市以内)
選べる都市は最大で8都市です。またヨーロッパは3都市以内です。ただ、特典航空券で利用できる都市は8都市までですが、それらの都市から別の航空会社を利用するのは自由。
なので期間が長めの方は、ご自身で航空券を予約して周辺の国にも旅行しに行くのはいかがでしょうか。
ルート変更、日程変更について
予約してしまうとその後、ルートの変更はできませんが、日程は無料で何度も変更できます。
もし有効期限が間近なマイルがあればマイルが失効する前に利用しておきたいですね。ちなみにボクの場合は、3年間のマイルの有効期限が失効するということで、出発予定の9ヶ月も前に予約しました。
ルートを決定し、とりあえずの日程を予約しましたが、その後何度も電話して日程を変更しています。
ANAマイルは有効期限が3年できれてしまうので注意が必要ですね。マイルの有効期限がきれてしまう前に予約してしまいましょう。