11.Nikon バッテリーチャージャー MH-25a
バッテリーを充電するための充電器で、カメラを購入すると1個は標準添付品として付属しています。2台の充電器で同時に2個のバッテリーを充電できるようにしています。
例えば、夕方から早朝まで撮影に出かけて宿泊場所に戻った時に充電します。また、宿泊場所に戻れない場合もあるので、車のシガーソケットに接続するDC~ACコンバータも持参して充電できるようにしています。
12.Nikon GPSユニット GP-1A
このGPSユニットは複数の位置測位衛星(GPS衛星)からの電波を受けて、カメラの撮影場所を特定します。
撮影した写真データの中に撮影位置情報が記録されており、帰宅後にNikonViewNX-iというソフトウェアで見ると地図上に撮影場所が表示され、旅の経過を確認できます。
また、位置測位衛星からは時刻情報も送られて来ているので、カメラの日時情報も世界時刻(UTC)で校正できます。流星撮影・人工衛星撮影など学術的に貴重な写真撮影ができた場合には、正確な時刻情報は重要になります。
ニュージーランドのカーナビゲーションシステム(カーナビ)には、緯度経度情報を入力して目的地設定ができるので、写真の情報から以前に撮影した場所に戻ることが可能になります。
詳細は「機材レビュー ニコン GPSユニット GP-1A」をご覧ください。
13.Kenko ソフトフィルター PRO1D プロソフトン[A](W)
photo by www.kenko-tokina.co.jp
「1.天体撮影専用カメラ Nikon D810A(メインカメラ)」星降る教会(4つの十字)の写真を撮影時にこのソフトフィルターを使用しています。
デジタル一眼レフカメラで星空を撮影すると星がシャープに写り、見た目と異なります。こんな場合にこのソフトフィルターを使用すると、明るい星は明るく暗い星は暗く写り、星の色も綺麗に出ます。レンズの径に合わせたソフトフィルターを準備します。
14.夜露防止ヒーター タイプ6MSPクロロプレーン仕様
photo by www.geocities.jp/tpkkagato/
夜間・早朝に撮影していると、レンズの前面に夜露が付いたり、それが凍結したりします。これを防止するためのヒーターで、下記のUSBモバイルバッテリーで電源を供給して、レンズを温めることにより夜露を防止します。
ニュージーランドの真夏(12月)でもテカポ湖周辺で撮影していると1時間もするとレンズに夜露が付きます。真冬(7月)に撮影する場合も気温が低いので夜露が付いて更に凍結します。
写真のカメラ・レンズ・モバイルバッテリーは付属していません。
以前は木炭を使用したカイロをレンズに取り付けて夜露防止をしていましたが、木炭は機内持ち込み・預け入れができないので外国には持って行けません。
15.Panasonic USBモバイルバッテリー QE-PL301
上の夜露防止ヒーターを動作させるためのモバイルバッテリーです。スマートフォンをお持ちの方も必需品ですね。
私は紛失対策・予備を兼ねて、2個のモバイルバッテリーを持参します。ここでご紹介している商品は生産中止になっています。最近は、高容量で安いモバイルバッテリーが販売されているので、良い物を選択しましょう。
リチュウムイオンを使用していますので、飛行機に乗る時には預け入れ荷物とはしないで機内持ち込み荷物に入れましょう。高容量だと機内持ち込みができない場合があるので、航空会社などのサイトをチェックしておくと良いです。
16.Panasonic レッツノートCF-SX2
photo by funahashi hironori
軽くて頑丈なノートパソコン(Windows)を持参します。iPhone6を持っていますが、インターネットでの各種確認・撮影した写真の確認・カメラにUSBケーブルで接続してカメラをリモートコントール・カメラのメモリーカードに蓄積された写真データをモバイルHDDへのコピーするために使用します。
「18.天文シミレーションソフトウェア ステラナビゲータ10」で何時頃にどのような星空が見えるか事前にシミレーションができます。もちろん、撮影現場でも地平線から昇ってくる星の確認もできます。
ノートパソコンを選ぶ際の条件は、付属の電源アダプターが外国の240Vなどに対応していること。私の場合は使用可能時間も考慮して、ノートパソコン内蔵バッテリーで11時間使用可能な機種を選択しました。
17.ELECOM ACアダプタを4個つなげるケーブルT-AD4WH
電源関係のまとめになります。カメラのバッテリー・USBモバイルバッテリー・ノートパソコン・スマートフォンなど、充電しないといけない機材がたくさんあります。宿泊場所によっては、壁コンセントが少ない場合に1個のコンセントを4個にすることができます。機器のACアダプタ用のコンセント4個が、ある程度自由に移動できるので、ACアダプタが干渉するようなことはありません。
ELECOMのHPでは販売終了となっていますが、Amazonでは購入可能なようです。
外国の壁コンセントの形状が異なるので、日本のコンセントに合わせる変換アダプタが必要になりますが、百円均一ショップで安く購入できるので複数個持参します。
私は念のために「240Vを100VにするAC~ACコンバーター」を持参して、このケーブルに接続して使用しました。
ただ、「240Vを100VにするAC~ACコンバーター」が無く(直結し)てもこのケーブルを使用することが出来ましたが火災の原因になる場合もあるので、使用される方は個人の責任において使用をお願いします。
18.AstroArts 天文シミレーションソフトウェア ステラナビゲータ10
何時頃にどのような星空が見えるか事前にシミレーションができます。もちろん、撮影現場でもリアルタイムに地平線から昇ってくる星の確認もできます。
「16.Panasonic レッツノートアジアモデルCF-SX2」のノートパソコン(Windows環境)上で動作させています。ノートパソコンにUSB対応のGPSを接続すると自動的に位置情報を設定し、撮影現場で正確な情報を表示します。
19.AstroArts iPhone・iPod touch用モバイルプラネタリウム iステラ
iPhoneでは方向を認識する機能があるので、このアプリをインストールしておくと、見たい夜空の方向に向けると星座や星などを表示してくれます。知らない外国で星空を探す場合にとても重宝します。
写真撮影をされない方でも便利なので、このアプリを持参して旅に出ましょう!
この写真は、2015年12月3日に「はやぶさ2」が地球スイングバイ実施時にテカポで撮影しましたが、とても重宝しました。設定誤りで右上の時刻は1時間進んでいます。
その時の顛末を「【テカポ星空紀行】第5回 はやぶさ2地球スイングバイ撮影」に記載しています。
20.写真家 米美知子監修GANREFオリジナル「真剣勝負バックパック」
風景写真家の米美知子さんが監修されたカメラバッグです。「真剣勝負バックパック」というネーミングもお気に入りです。
小物やノートパソコンが入るように工夫されていて、飛行機の機内持ち込み可能な大きさになっています。
まとめ
ここで紹介した機材は私が写真撮影を目的とした旅に使用するものです。旅人の目的に応じた機能・予算により最適な機材を選択する目安としてください。
もちろん、機材だけ揃えても良い写真は撮影できません。日本で充分に練習して操作に慣れていれば、旅先での撮影時に威力を発揮します。撮影方法に関しては、別途、ご紹介します。ここで紹介する写真撮影用機材はハイアマチュアレベルの写真家が使用する機材だとお考えください。
カメラに詳しい友人がおられる場合は相談されることをおすすめします。
そのような友人がおられない場合は、facebookページ「星のきれいな村- Lake Tekapo テカポ –」にメッセージをお送りください。