ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

出発前に目標達成の目処を立てる


旅の予定を入れる中で、鍵になってくるのが3泊4日〜1週間ほどの長期旅行です。ここだけは入念に仕事(本業と副業)の目処を立てておく必要があります。

本業の場合、4月〜6月というように3ヶ月毎に営業目標が定められます。例えば6月、長期旅行に行く予定であれば、5月のうちに、営業目標の達成ラインまで、見込み案件を確保しておくのです。


次に、その達成見込みをより確実なものにするために必要な行動を検討します。とはいえ、副業の工数を確保したいので、効率性も重視したいところ。

見定めたラインまで本業の仕事をやり切ることで、心から旅を楽しめるだけでなく、個人業績悪化による年収低下のリスクも回避しています。

副業はできるだけ先取りして動く


一方で副業については、数ヶ月先の案件まで完了しておくことを大事にしています。

筆者の経験上、ライティングの仕事の場合、「納期より前倒しで納品してくれるのは歓迎」というクライアントさんも多い印象です。そのため筆者は少なくとも、設定納期の1ヶ月前には納品を終えるようにしています。


納期が1ヶ月先、2ヶ月先の記事を納品できると、副業での収入予測が立ち、目標数字を定めやすくなります。

また納期に追われるという心理的ストレスも軽減できますし、工数に余裕が生まれることで、突発的な新規案件にも対応できるのです。

日常の仕事に戻りやすくするためには?


準備はここまで。ここからはシンプルに、「日常の仕事に戻りやすくするためには?」という観点で、小さなコツを2つご紹介します。

スキマ時間でワーケーション


1つ目は今流行りのワーケーションです。ワーケーションといっても、がっつり仕事をするわけではなく、あくまでスキマ時間を活用したプチワーケーションになります。

旅をしている間は、最大限楽しみたいものですが、スキマ時間がもったいないと思うことも。また旅を終えた後、急激に仕事へ舵を切るのも負荷が高いものです。


ということで、旅をしている間に、少しずつ日常へと戻していくのです。旅と日常、その緩衝材としてワーケーションを利用します。

具体的には、電車や飛行機の移動時間や、空港でのラウンジの待ち時間、宿泊中の早朝・深夜などです。旅の途中にどんな作業をするのかを明確に決めておくと、取りかかりやすいでしょう。

仕事は負荷の低いものから


2つ目は、旅から帰ってきたら負荷の低い仕事からこなしていくこと。前日まで全力で遊んだあと、翌日からフルスロットルで働くのはなかなか難しいと思います。

大切な仕事の時間を無駄に過ごさないためにも、気持ちが乗る仕事から優先してこなしていくのがおすすめです。


仕事においては「緊急度と重要度を見極めて、優先順位の高いものから取り組もう」と言われることが多いものですが、数日で緊急案件が入ってくることは珍しく、優先度の高い仕事は、旅に出る前に片付けたはず。

負荷は低くてもいいので、旅の翌日も仕事をやり切ること!これこそ日常のリズムを崩さず、旅と両立するために大事な姿勢だと思っています。

前例のないキャリアを築くための挑戦


本業と副業と旅。限られた時間の中で、全てを調整するには体力も根気も必要です。しかし、これからは働き方もライフスタイルも十人十色の時代。

日々の努力の結晶がライフワーク(生涯にわたって続けたい仕事や取り組み)を作り上げると信じています。

そして誰一人として前例がない自分だけのキャリア。本業・副業・旅全てを武器に切り拓いていくために、一つの参考にしていただけたら嬉しいです。

All photos by Yuhei Tonosho

ライター
土庄 雄平 山岳自転車旅ライター|フォトグラファー

1993年生まれ、愛知県豊田市出身、同志社大学文学部卒。第二新卒を経験後、メーカー営業職とトラベルライターを両立。現在は、IT企業に勤めながら、自然や暮らしに一歩踏み込む、情報発信に精を出す。 山岳雑誌『山と渓谷』へ寄稿、「夏のYAMAPフォトコンテスト2020」入賞、「Yahoo!ニュース ベストエキスパート2024」地域クリエイター部門グランプリなど。山での活動をライフワークとし、学生来、日本全国への自転車旅を継続している。

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