中国は私たち日本人にとっては、お隣にあるご近所感覚の大きな国ですね。しかし、一口で中国旅行といっても行先によって全くイメージが違います!
未来都市「上海」を歩きたいという人もいれば、パンダに会いに「成都」に行きたい人、そして万里の長城や九塞溝など、本当に見所がありすぎて困ってしまうのが中国です!何かと流儀が異なることを耳にすることも多く、どのエリアであれ、安全に関する基本情報をチェックしておくことをおすすめします。
この記事では、気になる2017年現在の中国の治安と物価について様々な角度からリサーチした結果をお伝えします!
*編集部追記
2017年10月公開の記事に、新たに項目を追加しました
2017年12月の記事に、新たに項目を追加しました(2018/01/07)
中国旅行の感想
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私は今までに何度か中国を訪れていますが、中国は非常に面積が広いため、場所ごとに街の雰囲気や人の感じが大きく違う印象を受けます。漢民族、チベット人、ウイグル人など顔のつくりも異なり、特に西のほうのイスラム教徒が多い地域では、まるでトルコ人のような見た目をした人が多くビックリします。
中国は料理がおいしく値段も安いので、食事に困ることはあまりありません。ただし少し油っこいので、食べすぎると他の国の料理が欲しくなります。現地の人も親切で、小さな町では英語があまり通じませんが、日本人は漢字でコミュニケーションをとることができるので、漢字が読めてラッキーだと思うことがよくありました。
一度タクシーの運転手からぼったくられそうになったことがあるので、やはり治安や軽犯罪には注意が必要です。ですが、ある程度気をつけていればそれほど嫌な経験をすることはないでしょう。
旅行のルート
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私が最後に中国を訪れた時は、中国の西部、いわゆるイスラム教徒が多い地区を旅しました。ウルムチ、敦煌、蘭州、上海と旅し、日本に帰ってきましたが、中国西部は東部とは雰囲気が大きく異なり、非常にエキゾチックな空気がありました。
中国政府による開発はどんどん進んでおり、例えばウルムチなどは街自体は非常に都会でしたが、プロフやシャシリク、ラグマンなど中東や中央アジアで食されるグルメも楽しめ、いわゆる日本人が想像する中国とはまた違う楽しみ方ができる場所です。
日本からはちょっと遠いですが、その分大きな文化の違いを楽しめるので、おすすめのルートですよ♪
おすすめの都市
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四川省の大都市・成都は、「パンダのふるさと」、「三国志の舞台」として有名です。諸葛孔明や劉備ら「三国志」の英雄が活躍した蜀の都・成都は、「天府の都」と呼ばれた肥沃の地です。
街の東側は昔からの繁華街で、デパートや高級ホテル、商店がひしめきあっています。さらに中国を代表するグルメ・四川料理の本場としても知られています。
2017年時点の中国の治安
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最も気になるイスラム過激派関連のテロ事件は、中国では「新疆ウイグル自治区」以外は発生していません。また、軍隊や警察が非常に大きな権力を持っているため、世界の中でも治安はよい国の部類に入るといえるでしょう。
しかし、貧富の差が広がり、スリや置き引きなどの被害は増加傾向で、身の回りの携帯品には注意が必要です。また、狂犬病などの感染症リスクがあり、動物に触らない、生水は絶対に飲まないなど、衛生維持には十分注意が必要です。
2017年時点の中国の物価
観光エリアや都市部では、明確に現地中国人価格と観光客価格があり、レストランやカフェでの飲食代は日本と同じかそれ以上に感じることも。
とはいえ、生活必需品カテゴリに含まれる飲料や食品は非常に安く、日本の三分の一くらいの感覚です。バスやタクシーなどの交通手段も非常に安く、旅行者にはありがたい旅先です。
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中国で注意したい行動指針とは?
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危険なエリアには近づかない!
夜間の独り歩きは、都市部の繁華街以外はやめておいた方が無難です。繁華街には警官の数が多く、警察犬や移動交番もよく見かけることができ、まず安心できます。
また、治安上危険、というほかにも、日本ほど安全管理が行き届いているとは言えない国です。工事現場などには近づかないようにしたいですね。
なれなれしく近寄ってくる人は相手にしない!
日本人はお金を持っていて、だましやすい、と思い込んでいる人はどこにでもいるものです。外国で日本語で話しかけられると思わず返事をしてしまうものですが、日本国内でなれなれしく近寄る人を相手にしませんよね?
悪い人ばかりではありませんが、日本語で近寄る人には、一歩距離を置いた方が無難です。
犬や動物には触らないこと!
中国の中でも地方を旅すると、アジアのほかの国々同様に犬の数の多さが目につきます。犬好きの人なら、思わず頭を撫でたくなるところですが、そこはぐっと我慢しましょう。
狂犬病の予防接種が義務付けられている日本と異なり、中国で見かける犬は都市部を除き、狂犬病の予防注射を接種していない可能性が高いのです。
現代においても、実に世界で毎年55000名以上の人が狂犬病で命を落としており、中国はインドに次いで多いのです。
特に夜間には、昼間はおとなしい犬も野生の本能が戻り攻撃的になるため、現地の人も犬を威嚇する棍棒を持って外出するほど。
特に感染例が多いエリアは、広西自治区、貴州省、四川省、湖南省、広東省などになります。これらの地方に足を延ばす場合は十分ご注意を!