海外旅行に行った時に、いつも迷うのがチップの渡し方です。日本には無い習慣なので、何度行っても、いつ、どれぐらい渡すんだっけ?とわからなくなってしまいがちです。
旅行先の地域によって相場もちがうのがやっかい。そんなチップの渡し方を旅行前に整理しておきましょう。
チップってどういうもの?
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欧米を中心に、ホテルやレストラン、タクシー等でサービスをしてくれた人に、直接渡すお金のことです。欧米だけでなく、その文化を取り入れた東南アジア諸国でもチップが必要なことがあります。
昔はチップがあることを見越して、サービスをする人へのお給料が低めに設定されていることも多かったのですが、最近では欧米でもチップは相場がわかりづらかったり、トラブルのもとになったりするため廃止するところが増えてきました。
レストランでのチップの渡し方
チップを効率よく回収する為にチップの手渡しは随分と減ってきました。スーパーやコンビニまでクレジットカードが日常的に使える、チップ大国アメリカでは、カードで食事代金と一緒に支払うことがほとんどです。
レシートに書かれた品目や金額の一番下にチップの額を書き込む欄があって、そこに書いた分が食事代と一緒に支払われる形になります。相場は場所によって色々ですが、だいたい消費税を抜いた金額の15%程度でキリのよい値段がよいでしょう。
ホテルでのチップの渡し方
逆にホテルでのチップはまだまだ手渡しが多いようです。荷物を運んでくれた人、部屋の清掃をしてくれた人に1〜2ドルが相場です。もし部屋を特に汚してしまって綺麗にしてほしいなんてことがあったら、少し多めに5ドルほとおいておくと良いようです。
清掃をしてもらわない時には基本的には不要です。また渡す際に枕の側に置いておくという習慣がありますが、忘れ物と思われることも多いようなので手渡しか、書き置きをする方がよいでしょう。
タクシーでのチップの渡し方
街中を走るタクシーもクレジットの使える欧米諸国では、レストランと同様です。おそらく最も高めと思われるニューヨークでだいたい運賃の20%程度。
金額が大きくなると、少し割合が小さくなったり、朝は少なめで夕方は多めというように時間帯で少し変わる事もあるそうです。
東南アジアのチップ事情
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チップがあるのは欧米だけではありません。東南アジアの国の一部にも存在します。ですが、それこそ、国によってまちまち。シンガポールは政府の方針により、不要で、必要なのがフィリピンです。
しかし、欧米ほどではなくて、相場は代金の10%程度。その他の国では基本的には不要ですが、良いサービスを受けたいと思った時には払うと良いようです。
海外でチップはマナー。しっかり払おう
近年、ややこしい!と廃れつつあるチップ。ややこしいと思っているのは日本人だけではないようです。ですが、それでもまだまだチップを払わないと行けない国があるのも事実。国や地域によって相場も違うので、行く前には少し予習して行きましょう。
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