ライター
Napsy 踊る旅人フォトグラファー

オランダと日本に拠点を持つ、アートディレクター/ フォトグラファー。 趣味は、世界の酒と牡蠣めぐり、Salsa,Swing,Kizomba のダンスを通じ て夜遊びとフェス参り(EDM も)。 心の故郷はセネガル。 特技は居候とご飯に招待される事 in the world! 

Hi! 踊る旅人フォトグラファー ナプシーです。旅は感じるもの、繋がるもの、クリエイトするもの。私の目から見た世界を、皆さんにシェアさせてください。

旅は、明確な目的があるとさらに楽しくなります。ダンスやアート、それともサッカー?ワイン?私は旅先を決める時、明確な目的を持って決断することが多いです。今回は私が惚れ込んだ、ケルト音楽の街 アイルランドのゴールウェイを紹介します!

 

ケルト音楽って何?エンヤやFinal Fantasyとの関係は?


ケルト音楽、ケルトミュージックとは、ヨーロッパにおいて2500年以上の歴史のある、ケルト文化が発祥の音楽。ケルト人は西ヨーロッパの先住民族といわれ、ゲルマン民族やラテン民族よりはるか昔、ヨーロッパ大陸を広範囲に支配していました。

しかし古代ローマ帝国の戦いに敗れてからは、アイルランド島に撤退し、定着したとされています。文字を持たない歴史と、外界から隔離された地理的状況により、芸術性にすぐれた独特の文化です。

 

ケルトの国アイルランド出身で有名なミュージシャンといえば、エンヤ。神の国へ誘う声と評されるヒーリング的な歌声は、神秘的なケルト音楽の影響を受けています。

実際にケルト音楽が聴ける映画での有名なシーンは、タイタニックの主人公二人が、庶民達と共にダンスを踊るシーン。ここで彼らが踊っている、タップダンスを交えたフォークダンスのような踊りも、ケルトの人々の伝統的なダンスです。

神秘的で民族的な風情溢れるケルトミュージックは多くの作曲家に影響を与えており、特に日本では、Final Fantasyなど、ゲーム音楽の中で自然と耳にしたことがある人も多いのではないでしょうか?

その他にも、アイルランド出身のミュージシャンや、アイルランド移民をルーツに持つアーティストはたくさんおり、中でもエド・シーランやザ・ビートルズの曲の中にはアイルランドをテーマにした曲があります。

 

ケルト音楽の国、アイルランドって?音楽の拠点はゴールウェイ

photo by shutterstock

アイルランド、あまり聞き慣れない国名かもしれません。アイルランドは、イギリスに隣に位置する、北海道ほどのサイズの島です。元イギリス領でオリジナルの言語はゲール語ですが、国民のほとんどは生まれた時から英語を母国語としています。

自然を信仰していたケルト人の文化に由来する、妖精神話も人々の中で当然のように信じられていて、「妖精注意」とか「妖精横断中」と書かれた看板も存在するほど。物語では、ハリーポッターやロード・オブ・ザ・リングのキャラクターのモデルになった神話がたくさん残る地でもあります。

 

首都はダブリンで、ロンドンからの距離は飛行機でたったの1時間強。格安LCCであれば、15€〜20€でもチケットがみつかるほど、行きやすい距離です。

アイルランドの治安は、ヨーロッパの中では比較的良く、難民なども少なく感じます。ただし、日本は世界一と言っても過言ではないくらい治安の良い国。もちろん酔っぱらいやスリ、クレイジーな人などは、日本よりもいますので要注意。

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今回私が紹介するのは、首都ダブリンから左へまっすぐ、”City Link”という高速バスで3時間弱。島の西側に位置するゴールウェイという町です。

アイルランドの西側は、未だにゲール語を話すアラン諸島があり、ケルト文化が色濃く残っています。ケルト音楽最大のフェスティバルがあるのもこのエリア。

中でも西の中心地ゴールウェイは、陽気で芸術家に溢れた観光客にも人気の街です。それでは、ゴールウェイの魅力を紹介していきましょう!

 

ケルト音楽のストリートミュージシャン溢れる ゴールウェイの魅力


photo by Napsy

ゴールウェイは大きな大学があったり、英語の語学学校がたくさんあったりとインターナショナルな学生の街。ホテルは少ないですが、多くの家がホームステイや民泊を受け入れており、旅人にもオープンマインドな陽気な街です。

道には昼間からストリートミュージシャンが溢れ、ケルトミュージックやタップダンスを披露します。

街の規模は程よいサイズで、1時間もあればだいたいを巡れる規模。そして、白鳥のいるコリヴ川や、リンチ城、ゴールウェー・シティ・ミュージアムなど歴史のある街並には見所がたくさんあります。

夕方5時を過ぎた頃から、それそれのバーには楽器を持ったミュージシャンが集まり、ジャムセッション(即興演奏)が始まります。一人のミュージシャンが、複数の楽器を演奏できるのがアイルランド風。バンジョーを弾いていたと思ったらタップを踊り出すなど、見ていて飽きることはありません。

 

ケルト音楽を聴くなら、芸術の街ゴールウェイ、お勧めのバー


photo by Napsy

田舎街ゴールウェイですが、音楽を楽しめるバーはたくさんあります!場所によって、伝統的なアイリッシュミュージックだったり、RockやPOPミュージックだったりするので好みがある方は調べて行きましょう。

アイルランドのミュージックバーの素晴らしい所は、エントランスフィーがないところ。ドリンクを頼むのはマナーですが、強制ではなくウェイターがいるわけではないので、ちらっとバンドの様子を見て、好みではなかったら次に行く、なんてことも可能です。

ちなみにツーリストセンターに行くと、その時期のお勧めコンサートリストをもらうことができます。夏には大きなバンドがやって来ていることも多いので、旅の初日に取りにいくことをお勧めします。

■詳細情報
・名称:Galway Tourist Office
・住所:Forster St, Galway City, Co. Galway, アイルランド
・営業時間:9時00分~17時45分
・電話番号:+353 91 537 700

 

ケルト音楽のダンスワークショップもやっているMonroes Tavern


photo by Napsy

毎晩ライブバンドがステージで演奏する老舗のバー。伝統的なケルト音楽、アイリッシュミュージックの拠点として、有名な場所です。毎週火曜日の夜は、地元の人々や長期滞在の外国人達が、アイリッシュダンスやセットダンスと呼ばれる、ケルト音楽に合わせたフォークダンスを踊っています。

見るだけでも楽しいけれど、仲良くなれば混ぜてもらえちゃうかも?ステップはさほど難しくないので、優しい人がいたら教えてもらってみてください!


photo by Napsy

私が滞在していた頃は、週に一度ラテンバンドが入りサルサレッスンとパーティーがあったので、行かれる場合はスケジュールを確認してくださいね。

■詳細情報
・名称:Monroes Tavern
・住所:Dominick Street, Galway City
・電話番号:+353(0)91 583397
・公式サイトURL:www.monroes.ie

 

ケルト音楽の有名なアーティストも演奏する Tigh Coili


photo by wmshc_kiwi

メインストリートの終わりにある、クラシカルな内装のパブです。有名なアーティストが突然セッションに現れる可能性もあり、いつも人で溢れています。

アイリッシュダンサーが近くで踊っているかもしれないので、例えぎゅうぎゅうでも、アーティストの近くまでまずは行ってみてください!

■詳細情報
・名称:Tigh Coili
・住所:Mainguard Street, Galway City
・電話番号:+353(0)91 561294
・公式サイトURL:http://www.tigcoiligalway.com/home.html
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Napsy 踊る旅人フォトグラファー

オランダと日本に拠点を持つ、アートディレクター/ フォトグラファー。 趣味は、世界の酒と牡蠣めぐり、Salsa,Swing,Kizomba のダンスを通じ て夜遊びとフェス参り(EDM も)。 心の故郷はセネガル。 特技は居候とご飯に招待される事 in the world! 

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