レディシュ
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レディシュは赤毛の人を指します。昔はジンジャーと言われましたが、現在ではその言葉は差別用語として扱われます。この髪色の人は、スコットランドやアイルランドで比較的多く見られますが、その数は極めて少なく、世界人口の約1%。
この数は減少し続け、2060年には絶滅する恐れがあると言われていまるとても希少な存在です。ちなみに世界で一番赤毛人口が多いのはスコットランド、2番目にアイルランドがきます。
赤毛と言えば『赤毛のアン』が有名ですが、物語の主人公のアンが赤髪を理由に差別を受ける様子が書かれています。その差別問題は実話であり、15世紀のドイツでは、レディシュは魔女と見なされ、45000人もの人たちが拷問にかけられ、殺されたと言います。
エジプトでは生きたまま焼かれたり、ギリシャでは赤毛の人々が死んだ後に吸血鬼になると考えられていたそうです。
現代においてはレディシュの有名人の活躍によりレディシュに対する偏見は減少傾向にあり、むしろ美しいとされる髪色です。海外セレブの中ではリンジー・ローハンやニコール・キッドマンの地毛は赤毛でレディシュに該当します。
アルビノ
アルビノ(Albino)は色の名称ではなく、動物学において先天的ににメラニンが欠乏する遺伝子疾患がある個体を指します。この遺伝子疾患を起因とする症状を先天性白皮症、先天性色素欠乏症、白子症などと呼称されます。
簡潔に言うと生まれつき色素がかなり薄い体質のことです。これに関しては、人種どころか生物としての種類も問わないので、ペンギン、ライオン、カバ、クジャク等々。様々な生物に起こりうる症状で、シロヘビやシロウサギやマッコウクジラなどアルビノが故に固有名詞が付いている品種もいます。
宝毛
頭髪ではないので番外編になりますが、この宝毛、他の体毛と比較して、一本だけ長く伸びて成長し、5~10センチ位まで伸びる事があります。白かったりオレンジだったりしますがいわゆる白髪とは若干異なり、人体に害がないからなのか気付かれにくいからなのか、医学的な研究はほとんど行われていません。
まとめ
いかがでしたか?日本ではなかなか見る事のできない天然の髪色ばかりです。このような知識をもって海外旅行にいくと、旅の町歩きがさらに楽しくなります。自身のヘアカラーの参考にしてもいいですね。
美しい色彩を放つのは、髪だけではなく『瞳』もまた様々な色彩をしています。TABIPPOの人気記事で世界の美しい瞳にフォーカスした記事がありますので、合わせて読んで頂ければと思います。