ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

この記事では世界遺産、イタリアのアルベロベッロの概要を紹介します。それでは、おとぎの世界に入った気分で、アルベロベッロを見ていきましょう。

 

アルベロベッロの概要

アルベロベッロは1996年に「アルベロベッロのトゥルッリ」という名で世界遺産に登録されました。トゥルッリとは独特の円錐状の屋根を持つ家のことを指します。基本的に、ひとつの部屋にひとつの屋根が乗っています。そして、いくつかの部屋が集まる形で「家」になります。

トゥルッロは「部屋」を意味し、トゥルッリはトゥルッロの複数形になります。アルベロベッロのトゥルッリが建てられたのは16世紀、開拓農民用の住居として建てられたのが始まりです。また、税金逃れのために、すぐに家屋を破壊できるように設計されています。

アルベロベッロ最大の聖堂、サンティ・メディチ・コズマ・エ・ダミアーノ聖堂も見ものです。聖堂内には聖コズマと聖ダミアーノの彫刻があります。

 

アルベロベッロへのアクセス

アルベロベッロはイタリア南部のプーリア州にあります。アクセスはバーリにあるスッド・エスト駅から私鉄で90分かかります。バーリへはローマからトレニタリア(高速列車)で4時間です。また、対岸にあるクロアチアからフェリーを使って、バーリへアクセスできます。

 

アルベロベッロの見所

All photo by shutterstock

トゥルッリが見られる最も有名なエリアが、リオーネ・モンティ地区です。ここには1000以上の屋根があります。本当におとぎの世界のようですね。それぞれの家はカフェやお土産屋に改修しています。

ローカルなトゥルッリが見られるエリアは、アイア・ピッコラ地区になります。ここには、実際に400人ほどの住人が住んでおり、観光化以前のトゥルッリが見られます。1日かけて、じっくりとアルベロベッロを探検してみましょう。

 

モンティ地区

モンティ地区はアルベロベッロの中心地といえるところ。トゥルッリが密集している地区で知られており、その数は1,000にものぼると言われています。モンティ地区には数多くのカフェやお土産屋が軒を連ねています。

 

ピッコラ地区

観光のモンティ地区に対し、ピッコラ地区は居住エリアになります。そのため、ピッコラ地区では日常生活に溶け込むトゥルッリが見られることでしょう。モンティ地区とバランスよく見たいところですね。

 

最後に

時間があれば、ぜひ、アルベロベッロのトゥルッリに宿泊してみましょう。アルベロベッロにはトゥルッリを利用したホテルがあります。中はアットホームな雰囲気なので、まるでアルベロベッロの住人になったかのような感覚を味わえるでしょう。

 

■詳細情報
・名称:アルベロベッロ(Alberobello)
・住所:Alberobello,Bari,Italy
・アクセス:バーリから私鉄で90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.alberobello.net
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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