有数の世界遺産を持つ国として有名なイタリア。芸術にパスタにピザ、ジェラートと魅力的な食べ物にも溢れています。一度訪れた人は美しい街並みや文化に魅了されて、イタリアリピーターになってしまった人もいるのではないでしょうか。
まるでメロディのように流れる美しいイタリア語と陽気な人々。また、地域によってそれぞれ見どころや魅力もたっぷりです。
今回は数日〜1週間あれば、一度は名前を聞いたことがある有名都市を2つもまわれちゃうオススメルートを紹介します。
まず、手始めに…イタリア旅行のススメ
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イタリアといえば長靴型の国。実はイタリアの国鉄Trenitaliaは、この長靴型の国をくまなく走っていて、都市間の移動が本当に便利!おまけに料金も安い!
イタリア−フランスやスイス間も走っているのでヨーロッパ周遊旅行をしている人にもイタリア内は断然電車で移動することをオススメします。
拠点にする都市が決まっているなら、その都市+日帰りでもう1都市欲張ってイタリア電車旅を楽しみましょう!
有名な歴史的建造物を観て、最高においしいピザを満喫するローマ〜ナポリの電車旅
「ローマは1日にして成らず」という言葉通り、古代ローマ時代がまるで数十年前かと思い起こさせるような数々の遺跡がきれいな形をとどめて現存するイタリアの首都ローマ。
私が世界一周旅行中に初めてイタリアに訪れ、拠点としていました。
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見どころといえば、古代ローマ時代を肌で感じられる数々の遺跡です。よく歴史の資料集で見たコロッセオや、お隣にあるフォロロマーノも巨大な都市の跡で隅々まで見ているとあっという間に2、3時間経ってしまいました。
町歩きをしていると、とにかくいろんな遺跡や古代ローマ時代の建物の跡がひょこっと出てくるのが面白い。まるで古代ローマ時代にタイムスリップしたような気になります。
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もちろん、映画「ローマの休日」でも有名なスポット、真実の口やスペイン広場、サンタンジェロ城なんかもこのローマの中心部に集まっています。
そして忘れてはいけないのが、バチカン市国。世界一小さな国ですよね。毎週日曜日にはローマ教皇が顔を出して挨拶をするので、是非行ってみて下さい。
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そしてそんなローマから少し足を伸ばしてナポリまで。ナポリはローマとは打って変わって下町感たっぷり。窓から窓に吊り下げられている洗濯物が印象的。ちなみにナポリの歴史地区は世界遺産にも登録されています。
「なぜナポリなんかに?」と、よく聞かれたのですが、目的はもちろんマルゲリータを食べるため!
そう、ナポリはマルゲリータ発祥の地なのです!イタリア王国のマルゲリータ王妃がナポリに来訪した際にイタリアの国旗を模して、モッツアレラ(白)、バジル(緑)、トマト(赤)で生地を飾って捧げ、のちのマルゲリータピザになったというのは有名な話ですよね。
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そんなマルゲリータ発祥の地ナポリに足を伸ばしてまで食べてもらいたいのが、ナポリ1美味しいマルゲリータが食べられる?という、ピッツェリア「ダ・ミケーレ」のマルゲリータ。
この店のメニューはマルゲリータだけ!というぐらいマルゲリータに誇りを持っているお店。4〜6ユーロほどでもちもちで焼きたてのおいしいピザが食べられます。
ローマからナポリまでは、なんと20ユーロ前後。電車の種類にもよりますが、大体1時間半ほどあれば行けます。そのため日帰り旅行にぴったり!
歴史とピザを楽しむ鉄道旅行は、初めてイタリアを訪れる人にオススメのコースです。物価も全体的に安めなのでバックパッカーの長期滞在にも向いています。
ハネムーンでもオススメ!ヴェネツィア−ヴェローナ、ロマンチックな2都市を巡る鉄道旅
水の都ヴェネツィア。ロミオとジュリエットの舞台とも言われるヴェローナ。ロマンチックなルートとしか言いようがないこの2都市。ぜひ、カップルで行くことをオススメします。私は一人で行ったのですが、周りがカップルばかりで逆に寂しくなってしまいました…。
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ヴェネチアンカーニバルでも有名な水の都、ヴェネツィアの公共交通機関はボート!とても新鮮でした。そして街並みや建物の作りや装飾も細かくて素敵。
ヴェネツィアの見どころは、何と言っても素敵な街並みとその街並みを流れる運河。そしてぜひ訪れて欲しいのがヴェネツィアの中心辺りにある大きな橋、リアルト橋とサンマルコ広場にある鐘楼です。
リアルト橋は、綺麗な運河とサイドに建ち並ぶ建物が良い感じに写真に収まるフォトジェニックスポットです。特に夜の時間帯は夜景も綺麗!
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そして、鐘楼はサンタマリアデッラサルーテ聖堂を中心に、運河が張り巡らされたヴェネツィアを一望できるというベストスポット。
もちろん、ヴェネツィアに来たら運河を走るゴンドラに乗るのも忘れずに。