こんにちは。現在、妻とともに世界を旅しているタカヤンです。
ウクライナには「リヴィウ」という街があります。そこで、私はとある2軒の個性的なカフェに出会いました。1軒は「炭鉱のような店内で、炎が燃え盛りまくっている店」、もう1軒は「ちょっとアダルトな雰囲気で、スタッフに鞭で叩かれることもある店」です。
この時点でよく意味がわかりませんよね。日本にも「メイドカフェ」などの個性的な店はありますが、こちらも負けないくらいかなり個性的なカフェです。
簡単には説明しにくいので、写真と共に記事をご覧ください!
まずリヴィウとは?
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リヴィウとはウクライナ西部の都市で、第2の規模の都市です。旧市街は世界遺産に登録されており、美しい街並みが残っています。
ウクライナではリヴィウ等のある西側が西欧諸国との結びつきが強く、首都のキエフ等がある東側はロシアとの結びつきが強いと言われています。そのため、リヴィウとキエフでは雰囲気が全く違います。リヴィウでは比較的英語が通じやすいのも特徴です。
物価が安く、治安も良いのでバックパッカーの中では人気の街の一つです。私はリヴィウの居心地が良過ぎて、沈没しかけました。いや、沈没していたかもしれません。
炭鉱を探検気分!炎が燃え盛るカフェ
photo by kanako ota
旧市街の中心部付近にある「Coffee Mining Manufacture」という名前のこちらのカフェ。一見するとオシャレな今時のカフェですが、実はエンターテイメント性溢れるテーマパークのようなところなんです!
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ドアを開けて中に入ると、まずはコーヒー豆を焙煎している小さな工場のようなものがあります。自家製のコーヒー豆を作っているんですね。
コーヒー豆の量り売りもやっていました。コーヒー好きには堪らないでしょう(ちなみに私はコーヒーが苦手です)。
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かなりの人で賑わっています。観光客も多い雰囲気。
その奥へ行くと、お土産コーナーが出てきます。マグカップやコーヒー豆のキーホルダーなど、このカフェでしか買えないものもたくさん売っています。
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さらに奥へ進んで行くと、地下に続く階段が見えてきます。ついに来ました。ここからが本当の始まりです。
地下へ降りていくとなんだか薄暗くなってきます。そして入り口のおじさんにヘルメットを渡されます。炭鉱をイメージしているようです。
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「カフェに入るのにヘルメット?」とよくわからない状態ですが、とりあえずヘルメットを装着し、進んでいきます。少し歩くと、暗い中にカフェが見えてきました。既にコーヒーを飲んでいる人や注文して待っている状態の人もいます。
店員さんが来たので、名物のコーヒーを注文。しばらくすると、コーヒーが運ばれてきました。そして店員さんの片手にはガスバーナー。
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店員さんがテーブル上にあるメニューやナプキンなどを避けると、ガスバーナーに火を付けます。そしてコーヒーの上のカラメルを炙っていくのですが、この火力がすごい!しかも自分のすぐ目の前で炙られているので、迫力がすごいです。
バーニングし終わると、店員さんは「熱いから1分くらい待ってから飲んで」という忠告をして去っていきました。そりゃ熱いでしょう。
photo by kanako ota
コーヒーが苦手な私ですが、このコーヒーは飲みやすくて美味しいです。炙られたカラメルを崩しながら飲んでいきます。
コーヒーを飲んでいると、隣の席にもお客さんがきました。しばらくすると、またバーニングが始まります。他の人のコーヒーを炙られているのを見る方が、横から見ることができるので見やすかったです。
コーヒーを飲み終わり、進んでいくとまださらに炭鉱の雰囲気を出すためのオブジェがあり、探検しているかのようでした。また、他の席でも色々なところでバーニングしていて、それを見るのも楽しかったです。
地上に上がると、先ほどのお土産屋コーナーに到着し、なんだかテーマパークの探検系アトラクションでもしてきたような気分です。