クックの初期農耕遺跡 / パプアニューギニア
発掘調査によって、7千年から1万年前にかけてこの一帯で耕作が行われていたことが証明されました。約6500年前、既に植物が栽培されていたことや、土壌改良をして農業をしていたことが発掘された植物化石などからわかっています。
タロイモなどを加工していたと思われる石器類も出土しており、文化的証拠を成すものとして2008年に世界文化遺産に登録されました。※遺跡は発掘調査が行われた後、埋め戻されており、現在は村人によって通常の畑として利用されている
南ラグーンのロックアイランド群 / パラオ
パラオのコロール島からペリリュー島の間に点在する摩訶不思議な形をした島々。これらはサンゴ礁が海に侵食されたことで出来上がった丸みを帯びた独特な形をしており、美しいエメラルドブルーをしたラグーンの中に青々とした木々が生える可愛らしい島が点在しています。
人類の足跡が残る考古遺跡も持ち合わせるロックアイランドは、2012年に複合遺産として世界遺産に登録されました。
レブカ歴史的港湾都市 / フィジー
この歴史地区は、ヴィトガ村の遺跡を残す1820年代から1850年まで、ヨーロッパの入植者が増えたことがわかるキリスト教関連の建築物が残る1850年から1874年、イギリスの保護領となった1874年から1882年、首都でなくなった1882年から1930年代の四期に分けられます。
オセアニアとヨーロッパの殖民都市の歴史、文化交流を示すものとして2013年に世界文化遺産に登録されました。
ビキニ環礁の核実験場跡 / マーシャル諸島
1946年から1958年の間に、アメリカ合衆国によって計23回もの核実験が行われた場所です。中でも、最初に行われたクロスロード作戦や、キャッスル作戦と呼ばれる核実験が知られています。
元々住んでいた島民達は放射能の被爆を避けるために強制的に移住させられ、今も島に戻れないままとなっています。2010年に世界文化遺産に登録されました。
まとめ
いかがだったでしょうか。今回はオーストラリア、ニュージーランドを除くオセアニアの世界遺産をご紹介しました。今年の夏はオセアニアにぜひ旅行してみてはいかがでしょうか。それでは、次の記事でお会いしましょう。
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