ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

近年、クロアチアに訪れる観光客が急上昇しています。映画の舞台を思わせるアドリア海沿岸の町並みは多くの観光客のハートを掴んでいます。

今回はクロアチアで訪れてみたい観光スポットを取り上げたいと思います。

*編集部追記
2016年9月の記事に新たに5選追記しました。
2016年9月の記事に新たに3選追記しました。(2017/10/26)
2017年10月の記事に新たに3選追記しました。(2018/10/13)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

クロアチアに行ってみての感想

Photo by 新田浩之

クロアチアには3回旅行しています。直近では2016年11月にドブロヴニクに行きました。クロアチアは中央ヨーロッパを代表する観光国です。アドリア海沿岸の町並みは美しく、歴史を感じさせます。

一方、首都ザグレブや東部のスラボニア地方はアドリア海沿岸とは異なったクロアチアの顔を見せてくれます。クロアチア人の印象はとにかく「熱い!」そして、旅行者に大変優しい人たちです。

 

クロアチア観光のアドバイス

Photo by 新田浩之

クロアチアの治安は全体的に心配はいりません。ただし、ボスニア・ヘルツェゴビナの国境地帯にある山には地雷が今でも残っています。舗装道路は問題ありませんが、整備されていない場所に行くのは控えましょう。

クロアチアは他の中欧諸国と比べると物価は高め。特に、ドブロヴニクはものすごく高いです。ドブロヴニクのオンシーズンですと、ドミトリーでも2,500円は軽く超えます。衛生面も特に心配はありませんが、水は念のためミネラルウォーターを買うようにしましょう。

 

クロアチアのおすすめスポット

Photo by 新田浩之

クロアチアにはたくさんのおすすめスポットがあるので、絞るのはなかなか難しいです。あえてひとつに絞るなら、ドブロヴニクからバスで2時間ほど行ったところにあるストンです。ストンは塩田とカキで有名な町です。特にストンのカキは絶品!ダルマチア産のハムと新鮮なストンのカキとの組み合わせはたまりません。

 

*編集部追記(2017/10/25)
以下、観光スポットの一覧となっています。

 

ザグレブの中心地イェラチッチ広場

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Photo by 新田浩之

まずは首都ザグレブからスタートしましょう。ザグレブの中心地にあるのが「イェラチッチ広場」です。広場に立つイエラチッチは19世紀にクロアチア自治拡大のために活躍した人物です。

ユーゴ時代、イエラチッチ像は撤去されていましたが、独立後に再び広場に登場しました。終日、多くの人々で賑わうエリアです。

■詳細情報
・名称:イエラチッチ広場(Trg bana Josipa Jelacica)
・住所:Trg bana Josipa Jelacica,Zagreb
・アクセス:路面電車「Trg bana Josipa Jelacica」電停下車、すぐ。
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも

 

ザグレブのランドマーク聖母被昇天大聖堂

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Photo by 新田浩之

イェラチッチ広場から少し歩くと、ザグレブのラウンドマークである「聖母被昇天大聖堂」に到着します。この建物は13世紀から18世紀にかけて作られたものです。

聖堂にはユーゴ政府と対立して裁判にかけられたクロアチアのカトリックのトップ、ステピナッツが安置されています。

■詳細情報
・名称:聖母被昇天大聖堂(Katedrala Marijina Uznesenja)
・住所:Kaptol 31
・アクセス:イェラチッチ広場から徒歩5分
・営業時間:10:00~17:00(月曜日~土曜日)、13:00~17:00(日曜日、祝日)
・定休日:無休
・電話番号:(01)-4814727
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.glas-koncila.hr/

 

ザグレブでの朝食にもぴったり!青果市場

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Photo by 新田浩之

「青果市場」はザグレブ市民の胃袋といったところ。多くの新鮮な野菜や果物が売られており、いつ訪れても活気にあふれています。朝食をここで済ますのもアリでしょう。

また、骨董品屋もあるので、お土産探しにもオススメです。

■詳細情報
・名称:青果市場(Dolac)
・住所:Dolac,5-9,Zagreb
・アクセス:イェラチッチ広場から徒歩数分
・定休日:8:00~14:00
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも

 

クロアチアのアイデンティーを感じられる石の門

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Photo by 新田浩之

石の門はクロアチア「らしさ」を感じられるスポットです。この門の中は聖母マリアの肖像画が捧げられた礼拝堂があります。

クロアチアはキリスト教カトリックを信仰し、とりわけマリア信仰が盛んです。そんなクロアチア人のアイデンティティーを感じてみてください。

■詳細情報
・名称:石の門(Kamenita vrata)
・住所:kamenita
・アクセス:イエラチッチ広場から徒歩数分
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも

 

紋章をチェックしよう!聖マルコ教会

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Photo by 新田浩之

屋根に紋章が飾られていることで有名な教会です。「聖マルコ教会」の屋根はタイルを使って紋章を表しています。

左がクロアチア王国、海岸部のダルマチア地方、東部のスラヴォニア地方、右側がザグレブ市の紋章となっています。

■詳細情報
・名称:聖マルコ教会(Crkva sv.Marka)
・住所:Trg sv.Marka
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩数分
・営業時間:ミサの時間 18:00(月曜日~土曜日)11:00、18:00(日曜日)
・定休日:ミサ以外の時間
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも

 

待ち合わせするなら駅前のトミスラヴ王広場

ザグレブ中央駅を降りると、目の前に広がる大きな広場が「トミスラブ王広場」です。トミスラヴはクロアチア王国の最初の王様です。

広場は19世紀に作られたもので、広々とした気持ちのいいスポットです。

■詳細情報
・名称:トミスラヴ王広場(Trg kralja Tomislava)
・住所:Trg kralja Tomislava,Zagreb
・アクセス:ザグレブ中央駅すぐ
・所要時間:30分
・オススメの時期:冬以外

 

ザグレブであーとを感じるならメシュトロヴィッチのアトリエ

クロアチアには数多くの芸術家が存在しますが、その代表がメシュトロヴィッチです。彼は、ユーゴスラビア主義(他のスラヴ諸国と協力する)に基づいて、様々な彫刻を生み出してきました。

ザグレブにあるアトリエは、1920年~1942年にかけて作られたものです。現在でも彼の作品は旧ユーゴスラビア諸国で見ることができます。

■詳細情報
・名称:メシュトロヴィッチのアトリエ(Atelijer Mestrovic)
・住所:Mketacka 8
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩10分
・営業時間:10:00~18:00(火曜日~金曜日)、10:00~14:00(土曜日、日曜日)
・定休日:月曜日、祝日
・電話番号:(01)4851123
・料金:30クーナ、学生15クーナ
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.mestrovic.hr/muzeji/atelijer-mestrovic/atelijer-mestrovic.html

 

女子ならマストで訪れたい!失恋博物館

ザグレブのみならず、クロアチアで一番ユニークな博物館といえば「失恋博物館」ではないでしょうか。失恋に関する様々なものが展示されています。

この博物館は、2011年にヨーロピアン・ミュージアム・オブ・ザ・イヤーの特別賞に輝きました。ぜひ、ザグレブにお越しの際は立ち寄ってみてください。

■詳細情報
・名称:失恋博物館(Muzej prekinutih veza)
・住所:Sv.Ciril i Metoda2
・アクセス:ケーブルカー降り場から徒歩数分
・営業時間:9:00~22:30(6月~9月)、9:00~21:00(10月~5月)
・定休日:無休
・電話番号:(01)4851021
・料金:25クーナ
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://brokenships.com/hr

 

ヨーロッパ1美しいと噂のミロゴイ墓地

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Photo by 新田浩之

ザグレブにある大きな墓地ですが、公園のように整備されているので気持ちがいいです。ここには著名なクロアチア人が数多く埋葬されています。

その中でもとりわけ大きいのが、クロアチア共和国、初代大統領、フラーニョ・トゥジマンのお墓。あまりの迫力に思わず仰け反ってしまうこと、間違いありません。

■詳細情報
・名称:ミロゴイ墓地(Groblje Mirogoj)
・住所:Mirogoj 10
・アクセス:聖母被昇天広場前からバス106系統に乗車。「Mirogoj」下車
・営業時間:6:00~20:00(夏期)、7:30~18:00(冬期)
・定休日:無休
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.gradskagroblja.hr

 

ザグレブから日帰りできる!サモボル

ザグレブからバスで約1時間、スロベニア国境付近に「サモボル」という小さな町があります。この町は「サモボルスケ・クレムシュニテ」と呼ばれるスイーツで有名です。

また、これ以外のケーキもなかなかおいしいのです。スイーツ好きな方にとっては必見の町といえるでしょう。

■詳細情報
・名称:サモボル(Samobor)
・住所:Trg Kralja Tomislava5(インフォメーションセンター)
・アクセス:ザグレブのバスターミナルからバスで45分~60分
・営業時間:8:00~16:00(月曜日~金曜日)、9:00~17:00(土曜日)、10:00~17:00(日曜日)
・定休日:無休
・電話番号:
・料金:(01)3360044
・所要時間:90分ほど
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.samobor.hr
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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