ライター
とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

女性の皆さん。最近良い恋、してますか?

えっ?元カレのことが忘れられない?じゃあ、質問です!

くみちゃんは、味のしなくなったガムをいつまでもいつま…(略)

…つまり、地球上には男が35億人とあと5千万人いるんです。でも、「いま良い恋に巡り会えていない」というあなた。絶対、クロアチアに行っておけば会えます。運命の人に。ブルゾンちえみだっていつかその話ネタにすると思う。

なぜ、私がそこまで断言するのか。実際にザグレブへ行ってきた、私の持論を10個ご紹介します。※あくまで持論です。

*編集部追記
2017年5月に公開した記事に新たに加筆しました。(2018/11/22)

 

クロアチアの首都「ザグレブ」とは

バルカン半島に位置する、クロアチア共和国。ヨーロッパの中でも治安が良く、物価も安いのが何よりの魅力です。可愛い女子旅をするなら、まずはクロアチアを一番におすすめしたい、そんな国。

なかでも首都であるザグレブは、中世の面影を残しながらも急成長を続ける、歴史と現代が融合した場所。世界遺産プリトヴィッツェ湖群国立公園」をはじめ、とにかく見所が溢れるクロアチア観光の拠点です。

街全体が絵本の世界のようで可愛らしく、そして愛に溢れているザグレブ。そんな街から、素敵な恋への一歩を踏み出してみましょう。

 

「聖マルコ教会」がとにかく可愛すぎて悶える

まずザグレブ女子旅で絶対に欠かせない場所といえば「聖マルコ教会」。13世紀に建てられたカトリック教会で、とにかく可愛らしい陶板屋根が目を引きます。


屋根にある二つの紋章は、左が「クロアチア・スラヴォニア・ダルマチア王国」、右が「グラデッツ」を表しているもの。「グラデッツ」とは、この聖マルコ教会が建てられた13世紀当時の街の名前です。

ちなみに、こんな風貌をしておきながら通称は「クロアチアの永田町」。教会の両脇には首相官邸と国会議事堂があり、国の中枢機関が集まる重要な場所なのです。とはいえ、怖い警備員がずらーっと並んでいるわけじゃないのでご安心を。

ちなみに、この刺繍ワンピースはクロアチアに行くためだけに買いました。大正解です。残念ながら中は一般開放されていないのですが、外だけでも十分楽しめます。

■詳細情報
・名称:聖マルコ教会
・住所:Trg Sv. Marka 5, 10000, Zagreb, クロアチア
・電話番号:+385 1 4894 878
・料金:なし
・公式サイトURL:http://www.zg-nadbiskupija.hr/nadbiskupija/zupe?zupeid=169

 

過去の悪い因縁を絶つきっかけに「失恋美術館」

聖マルコ教会の正面から手前に伸びる「チリロメトドゥ通り」をまっすぐ歩くと、左手に「失恋美術館」が現れます。ザグレブには美術館や博物館が多数ありますが、ここだけは絶対訪れて欲しい。

日本語訳は「失恋美術館」ですが、「別れ」にまつわる展示物は恋愛関係だけではなく、友人や家族関係の物もあります。

2011年には「ヨーロッパでもっとも奇妙で冒険的な博物館」として、ケネス・ハドソン博物館アワードを受賞したとか。その通り、確かに「失恋美術館って奇妙だしなんかウケる」と面白半分で訪れたのですが、見ていくうちに見方が変わりました。

展示されているのは、他人からしたらどうってことのないようなペンとか、変なコレクションとかそういうものばかり。だけど、一つ一つに壮大な物語があって、この世界で生きる誰かにとってはかけがえのない特別な物なんです。

「心にできた傷が少しでも癒されますように」と、この博物館は展示物を募集しています。

決して、自分の物語を誰かに自虐ネタとして展示してるわけじゃない。自分が踏み出す一歩、そしてこれを見る誰かの一歩になってほしい、という思いが詰まった展示物を見てると、とても心が動かされる場所でした。

これは余談ですが、見ているときにふと、その日がたまたま元カレの誕生日だということに気がついてしまったので、わたしも思い出を置いておきました。あばよ、過去の私。

■詳細情報
・名称:失恋美術館
・住所:Ćirilometodska ul. 2, 10000, Zagreb, クロアチア
・営業時間:夏は9:00〜22:30、冬は9:00〜21:00
・定休日:年中無休(クリスマスイブ、クリスマス、1月1日、イースター、諸聖人の日(11月1日)は休み
・電話番号:+385 1 4851 021
・料金:40クローナ(約700円)
・公式サイトURL:https://brokenships.com/

 

歩けば歩くほど、女子力がぶち上がりそうな街並み

ザグレブは、街全体がまるでおとぎ話の世界のよう。どこを切り取っても絵になるところばかりです。歩いているだけで、心がワクワクしてきます。きっと歩いてるだけで女子力爆上げ。

▲落ちてる新聞すら可愛い

▲ガラスだって壁だって、とにかくアートだらけ。

▲車のナンバープレートすら可愛い。

▲ザグレブの胃袋と呼ばれる「ドラツ広場」脇にある、死ぬほど可愛い刺繍屋さん。

 

「プリトヴィッツェ湖」で雑念まみれの心を浄化できる

自然豊かなクロアチアには数多の国立公園がありますが、なかでも世界遺産である「プリトヴィッツェ湖群国立公園」は屈指の絶景スポット。

ザグレブから南に約110km、クロアチアの「リカ地方」に位置しており、ザグレブから日帰りで楽しめます。

なんといっても見所は、幻想的なエメラルドグリーンの湖。その透明度や色の鮮やかさも然り、園内にはある大小16の湖を92もの滝がひとつに繋いでいるという壮大さは圧巻のひとこと。

まだまだ寒い3月末に訪れたので、美しい木々の緑と融合した絶景をお見せできず悲しい…!

▲静かな湖に、白い水煙をあげて流れる滝の音が響きます。

湖を優雅に泳ぐカモのおしどり夫婦。カモって、一度夫婦になったらずっと一緒にいるんだとか。そう教えてくれたガイドさんは、その後「私たち人間は、彼らから何か学ばなければいけませんね」と言っていました。人生まで案内してくれる、人生のガイドさんです。

学びましょう。雑念はこの美しい湖に流しましょう。

■詳細情報
・名称:プリトヴィツェ湖群国立公園
・地図:
・営業時間:チケット最終販売は14:00
・定休日:年中無休
・電話番号:+385 (0)53 751 014
・料金:55クローナ
・公式サイトURL:https://np-plitvicka-jezera.hr/en/
ライター
とぐちみか フリーライター

2017年3月までTABIPPOインターンとしてメディア事業部のライター/編集者、その後プロダクト事業部ではPR/制作を担当。生活史、人類学、路面電車、古道具、犬、旅、犬をこよなく愛してます。

RELATED

関連記事