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ライター
MANAMI TABIPPO CARAVAN

新卒捨ててワーホリ来た女としてオーストラリアに渡航した25歳。ワーホリで3年オーストラリアに住んでいました。現在は日本に帰国して、主にひとり旅をしています!カラフルなものが大好き!

私は大学卒業後、オーストラリアでワーホリをしながら10カ国以上ひとりで旅をしました。

その中で気づいたことがたくさんある。旅は娯楽でもあり、現実逃避をできる時間でもあり、自分の知らない世界を見せてくれるということ。

今回は旅をすることによって、「楽しい」だけでなくどんな影響が自分自身に与えられるのかということについてお話ししていきたいと思います。

死に触れること

indインド/バラナシ
本場のカレーが食べたいという理由で訪れたインド。その中で訪れたバラナシでのことです。

バラナシとはインド北部に位置するヒンドゥー教最大の聖地とも言われ、ガンジス川の辺りにあることから光の都とも言われている場所。ヒンドゥー教にとってガンジス川は聖なる川であり、沐浴することで現世の全ての罪が洗い流されるとも言われています。

川沿いには「ガート」と呼ばれる階段状の岸辺が数キロにわたって続いていて、沐浴や洗濯をする人々の生活空間であると同時に、亡くなった人を弔う火葬場としても機能しています。生と死が日常の風景として交差しており、バラナシを象徴する場所でもあります。

ind最も有名な火葬場マニカルニカー・ガート
そんな生と死が交わる場所に訪れて感じたこと。それは、死は自分が思っている以上に身近にあるということでした。

火葬場では24時間絶え間なく煙が上がり、そのすぐ横で人々が沐浴をし、祈りを捧げる。「死」が決してタブーではなくこのインド人にとって「死」とは人生の延長線上にある自然なものとして受け入れられているんだと感じました。火葬場で煙が絶え間なく上がるこの光景も現地のインド人からしたら日常の一部なのだということも。

indガンジス川の側で野球をする少年たち

お金があれば幸せなのか

ind沐浴する人々
インドで出会った現地人に言われた言葉です。

「お金は私たちが生きていく中で大事なものだよ」と私が言うとその人はこう言いました。

「もちろんお金は大事だ、でもお金が大事じゃない時もある」

「みんないつかは死ぬ。死んだら誰もお金を持って行くことはできない、幸せな思い出しか持っていけないんだ。」

「お金持ちじゃなくても幸せになることはできる。」

「なんでもやりたいことがあるなら今、人生先のことなんて分からないから、明日のことは明日、今のことは今考える。」

そんなことをインド人に言われてハッとしました。

オーストラリアや日本で生きている私は生きるためにお金を稼ぎ、将来のために貯金をする。それが私の中での当たり前であり普通のことだったからです。ですが、インド人からしたらお金に対する考え方が全く違くてお金についての価値観を深く考えさせられました。

ind毎夜何万人もの人がお祈りに訪れるガンガー・アールティー

人生に行き詰まったら現実逃避を

mel旅に出てリフレッシュする私
オーストラリアで生活している時によく思っていたこの考え。何かに行き詰まったらとりあえず誰も知らない場所に行くこと。

つまり「日常」から離れてみることです。

実際にシドニーに住んでいる時に仕事がうまくいかず、都市移動を考えていたことがありました。ですが、異国の地で環境を変える大変さはすでに何度も経験していたので辛さを知っているからこそ、引っ越すという覚悟ができずにいました。

考えが決まらない自分に嫌気がさし、いっそのこと誰も知らない場所に行ってみようと思い向かったのがメルボルン旅でした。

特に目的もなく、訪れたことのない都市・シドニーからも飛行機で1時間半ほどで行ける場所という理由で向かいました。当時の私はこの先の考えがまとまらない現状から抜け出したかったのです。

旅に出て脳みそをリフレッシュ

melメルボルン上空
飛行機に乗り込み上空から景色を眺めたり、初めて訪れる場所に心踊らされたり、ワクワクした気持ちに自然となれるのが旅の楽しさです。

街中を歩き、目に付いたお店に行ったり、カフェに行ったりと日常とは違ったことができるからこそ、考えもクリアになり、今の自分とも向き合うことができます。

旅に行くきっかけはなんだっていい

ezpピラミッドの前でラクダに乗りたくて一人でエジプト
私が旅に出る理由は毎回様々です。

人生に行き詰まったから
友達に会いたいから
カレーを食べたいから
ラクダに乗りたいから

……など、旅に出るキッカケは毎回違います。

私にとっては異常、現地人からしたら普通

ezpエジプト上空
旅をしていると、インドみたいに自分とは違った価値観の人に出会えたり、交流することによってできる現地の思い出もたくさんあります。旅に行ったらみんながみんな観光客に優しくしてくれるわけではありません。

エジプトに一人で行った時のこと。日本でもお馴染みのUberを使ってタクシーを手配したところ、オンライン上ですでに値段が決まっていて決済されるサービスなので「ぼったくられる心配がない」というのが大きな理由で今まで他の国でも利用してきましたが、エジプトは違いました。

オンライン上でタクシーを手配できたと思っても、すぐにドライバーから「現金でプラス$20払ってくれ」とメッセージが。一番最初にそのメッセージが来たときはこういう人もいるよね、くらいに軽く思っていましたが、その後もUberを利用していくと体感2回に1回はそんな感じのメッセージを送ってくる人がほとんどでした。

メッセージが来なくても、いざ車に乗り込んだらドライバーからお金をさらに要求されることも。

日本にいたら少なくともこんなことはないはずです……というかありえないですよね。ですが、エジプトは違いました。自分の「普通」は通用しません。現地人からすると観光客ならお金を持っているだろう、払ってくれるかもしれない、なんてことを思いながらこのような要求をしてくるのではないかなと感じました。

普段以上に自分の意思を貫くこと

ezp信じれるのは自分だけと言い聞かせたエジプト旅
このようにドライバーから追加でお金を要求された場合、どのように対処するのが正解かは分かりません。時間をお金で買いたい人は、要求に応じてお金を払えば目的地まですぐに連れて行ってくれるかもしれません。

とはいえ、私はそんな相場よりも何十倍ものお金を払って利用するのは嫌だったので、メッセージが来た際にはすぐ乗車キャンセルをして新しいタクシーを手配。車に乗り込んで追加料金を要求された場合も「それなら乗りません、降ります」と言って去りました。

Uberが使えない地域では口頭約束でタクシーを手配するしかなく、その時も最初とは違う値段でお金を払わされそうになりましたが「あなた最初こうやって言っていたよね?動画にも音声録画してあるけど見る?」と反論したことも。

このように自分の意見を貫く、その場の雰囲気に飲み込まれないことが大事なのではないかと私は思います。

レストランやツアーなどでサービスに対して満足をしてチップを払うのは理解できますが、タクシーに乗り込むだけなのにお金を要求されるのはあまりいい気持ちにはならないですよね。相手に理不尽な要求をされた場合は相手の言いなりになるのではなく、自分の意見をしっかり伝えるのが現地でぼったくられないコツなのかなと思います。

どんな選択も間違いなんてない、全てが正解

ny思い立って一人でニューヨーク
偶然入った古着屋さんで店員さんと仲良くなって割引をしてもらえたり、ブルックリン橋ですれ違った韓国人の子に話しかけられて喋っていたら日本のルーツを持っていて日本語が話せたり、好きなものの共通点があったり。

旅先でそういう楽しい出会いもあれば、駅でチケット売り場を訪ねただけでチップを求められたり、現地でesimが繋がらなくて合ってるのかも分からないままニューヨークのバスに乗り込んだりしたこともありました。

こうやって旅をしていると出会えてよかったなと思える人たちとの出会いもあれば、なんで旅行に来てるのにこんな思いをしてるんだろう……となる出来事もたくさんあります。一方で、旅先で起こる出会いや出来事は全て必然的であり正解も不正解もないと思っています。

その時は悔しかったり嫌な思いをしたりしても、帰国して振り返ると全てが笑い話になるからです。

非日常があるから日常も頑張れる

nyもっといろんな世界を知りたいと思ったニューヨーク
旅行に行けばいつもとは違う景色が見れたり、文化の違いを感じたり、自分の知らない世界を知ることができるのが旅の楽しさだと思います。

もちろん理不尽な出来事も増えますが、普段起こらない出来事や、その国に訪れなければ交わらなかった人たちとの関わりもあるからこそ普段自分が生きている日常がどれだけ恵まれているのか、ということも再認識することもできるのです。

自分の知らない世界を見せてくれるのが旅であり、普段の自分が知り得ない新たな自分を発見できるのも旅の面白さ。

「お金が貯まったら」「休みが取れたら」「友達との予定が合ったら」「円安が落ち着いたら」など旅に行かない理由を挙げるのではなく「行きたいなら行く」という自分の気持ちを優先するのが生きていくうえでも大切なのではないかなと思います。

やらない後悔よりやって後悔です。旅は私にとって「明日からも頑張ろう」「もっともっと楽しい人生にしていくぞ!」と前向きな気持ち・やる気をくれる大切な時間です。

All photos by MANAMI

ライター
MANAMI TABIPPO CARAVAN

新卒捨ててワーホリ来た女としてオーストラリアに渡航した25歳。ワーホリで3年オーストラリアに住んでいました。現在は日本に帰国して、主にひとり旅をしています!カラフルなものが大好き!

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