皆さん、バヌアツ共和国って知っていますか。名前なら聞いたことあるけど、行ったことはない。っていう人が多いのではないでしょうか。
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東南アジアの島々やハワイも良いけれど、定番リゾートじゃちょっと物足りないあなた。少し足を伸ばして、手付かずの自然の残る島国「バヌアツ」を満喫してみてはいかがでしょう!
私は「夏休みにアイランドホッピングしたい!」と思い立ち、ニューカレドニア経由バヌアツ行きの航空券を勢いで購入。何があるんだろう?と疑問から始まった旅でしたが、帰って来る頃には大満足でした。
ガイドブックもあまり出回ってないけれど、魅力いっぱいの島国バヌアツの魅力をどうぞ。
バヌアツって?
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日本からニューカレドニア経由で約10時間程。83の島々からなる南半球にある国で、日本とは季節が真逆。私が行った7〜8月は丁度冬にあたる時期ですが、気温は23度ぐらいで日本の9〜10月くらいの気候。
天気の良い日は半袖でも大丈夫なぐらい(むしろほとんどの人が半袖?)ですが、夜はぐっと冷えるのでパーカーやジャケットは必須。
公用語はビスラマ語といって、歴史的背景もあり、英語とフランス語が混ざったような言語を話します。聞いていて、わかるようでわからないのが少しもどかしいですが、その分英語でもフランス語でも通じるのである意味便利。
また、それぞれの島では方言のようなそれぞれの言語を話すようです。コミュニケーション取れるの⁉︎ と思ったのですが、全然問題ないそうでびっくり。
天国に一番近い島といわれるニューカレドニアから一番近い島国だから、(ヌメアから飛行機で約1時間半)バヌアツは天国に二番目に近い島にあたるんでしょうか。
魅力1 手付かずの自然
天国に2番目に近い国と言ってしまっても過言でないくらい、とても綺麗なサンゴ礁と海。そして自然に溢れた島々。それぞれの島に見所があるのですが、私はヤスール山という活火山の有名なタンナ島へ行きました。
タンナ島に着いて、まず驚いたことは空港の小ささ!カウンターには飛行機の発着時間にしか人がいないということにも驚きました。
そんな小さな空港から荷台付きのジープに揺られ、2時間ほど。海を横目に舗装されていないジャングルのような山道を通って火山灰の積もる平地まで、途中椰子の木の生い茂る中をくぐり抜けて振り落とされそうになりながらも無事到着しました。
火山灰の積もる平地はどこか映画で見たような風景で、本当にここは地球かな?という気がしてしまうほどです。
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ヤスール山の噴火の様子はツアーに参加して見られます。途中まで車で登り、あとは30分ほど登山。何度、頂上の火口付近まで近づけるんです!立ち上る煙に噴火した時に飛び散る溶岩。ドーン!という爆発音は大地の音を聞いてるようでした。
そしてなんと、タンナ島では、この火山が見える山の中の手作りロッジにも泊まれます。
あまりにも火山との距離が近いので、夜には噴火して出た溶岩の赤色が遠くからでも目についたり、爆発音が聞こえたりと、自然の中で暮らしている気分も味わえるのも魅力の一つ。
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山だけでなく、珊瑚も多い海に囲まれているので水の透明度も高いのも特徴。
スキューバダイビングで綺麗な魚に出会えるのも、珊瑚が残っているおかげ。良い意味で工業などが発展しすぎていないバヌアツだからこそみられる光景です。
勿論魚や海の生き物だけでなく、沈没船もあるので冒険心をくすぐられること間違いなし。
魅力2 伝統舞踊や島民の生活に触れる
ジャングルの中に住む、腰蓑を付けた民族の人達……まるで本や映画の中だけかと思うような人々に会えるんです。
タンナ島には小さな村がいくつかあり、それぞれに村長がいて村の広場では村民が集まり、集会が開かれることもしばしば。
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私が宿泊したロッジの近くのImaio村でも、カスタムダンスと呼ばれる民族舞踊?のようなものを見せてくれました。男の人だけのダンスや女の人だけのダンス。歌いながら踊るダンスを見ているだけでわくわくどきどき。
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そして、車がない時代に子どもをヤシの葉に乗せて運んだ様子や、石に木の棒をすり合わせて火を起こす実演をしてくれたりと、この島の人達の知恵を目の当たりにできるのもこの島でできる、貴重な経験です。
このダンス(儀式?)の前には顔をこすりつけてフェイスペインティングをしました。私も民族の仲間入りをした気分。