ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

PAS-POLの新書籍「死ぬまでにしたいこと2000」の発売日である11月9日が、近づいてきています。ありがたいことに発売前からかなりの予約が入っており、制作陣は発売に向けてより一層気合が入っている状態です。

これまで本が完成するまでの裏側をお伝えしてきましたが、今回は本当に裏側の裏側……「TABIPPOメンバーがどれだけヒイヒイいいながら制作していたか」をご紹介します。

え? 需要ないって? まあそう言わず、制作の裏側をお楽しみください。ちなみに制作メンバーは2児のママデザイナーさっちゃん、心配性のちゅうやん、愛犬を溺愛する喜多ちゃん、阿部サキソフォンの4人です。

 

遡ること、2017年11月30日

業務で使用しているslackをさかのぼってみると、2017年11月のメッセージを見つけました。あれ、今は2018年10月……。「制作期間は約1年」といっていましたが、本当にその通りでした。だってほら、2000個もあるから大変だったんです、いろいろと。

1人500個ずつ死ぬまでにしたいことを書き出して、なるべくはやく2000個集めようと進めていました。100個でも大変なのに500個って、もう二度とやりたくないレベルです。

 

クリスマス?そんなの関係ないよね

次に見つけたのはこちら。日付をよーく見ると……12月25日になっています。世の中はクリスマスムードで街にはクリスマスキャロルが流れ、恋人はサンタクロースと浮かれているにもかかわらず、どうやら4人はパソコンに向き合っていたようです。頑張り屋さんかよ。

午後11時に「今から頑張る」と言っているさっちゃん、さすがママには敵いません。

 

クリスマスの次の日?そんなの関係…○×△☆♭□▲

先ほどの続き。クリスマスが終わり、日付を超えて12月26日になっちゃいました。1時近くになってもまだ全員起きています。

おすすめBGMを聞いたら、なぜか気持ちよく眠れそうなジブリをおすすめされました(ちゅうやんだけFFの戦闘モード)。眠気と戦い、空腹と戦い、気づいたら3時に。

 

作業時間がえぐい、そして死亡

さっちゃんが午前3時35分に、気合で500個の項目を出し終わった模様。それに比べて阿部サキソフォンは300にも到達していない、なんという体たらくでしょうか。

ちゅうやんが死にかけ、そして喜多がいなくなりました。

 

アフリカ大陸に苦戦、そして語彙力のなさ

アフリカ大陸でやりたいことを考えてみると、ほとんどが「動物」にたどり着くことが判明。語彙力のなさが致命的です。結局この後数日かけて、ようやく全員が500個ずつ項目を出し切るのでした。

 

やりたいことを決めたら、次はテキスト作成

やりたいことを2000個出したら、次はそれぞれのテキストを作成していきます。写真の大きさによってテキストの分量はバラバラで、写真が大きければ大きいほど文字数も多くなります。

ひとつひとつはそれほど長くないのですが、数が数なのでこれまた500個のテキストを考えるのは鬼の作業でした。

テキストを書き終えたのは2月下旬。これで一安心……と思いきや、ここから編集者の方から多くの修正が飛んできます。

一番多かった修正が「項目の被り」(そりゃあんな時間に考えていたら凡ミス連発です、ごめんなさい)、そして次に多かったのが「場所やお店を具体的に」というもの。

読者の方がよりイメージしやすいように、そしてこの本を読んで「死ぬまでにこれをしたい!」と夢を具体的にできるようになるべく詳細まで掲載しています。

ライター

高橋歩さんの「BELIEVE YOUR トリハダ」という言葉に影響を受け、自身も人の心を動かせる仕事をしたいと決心。サックスとジャズへの愛が止められず、メンフィスとニューオーリンズを訪れたことから旅に目覚める。好きなものはお酒といちご。

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