うさぎ島(大久野島)の観光スポット11選

瀬戸内海に浮かぶ大久野島は、別名「うさぎ島」として知られるほど島内に多くのウサギが生息しています。

しかしながら大久野島は、そのイメージとは全く対極である「毒ガス島」という名前でも知られています。対極する二つの通名を持つ大久野島とは、一体どんな場所なのでしょうか？

今回は、謎に満ちた大久野島の歴史と魅力について詳しく迫りたいと思います。

＊編集部追記
2016年8月に公開した記事に新たに3か所加筆しました。
2016年8月に公開した記事に新たに情報を加筆しました。
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

大久野島に行ってみての感想

大久野島は、かつて毒ガスを製造していたために日本地図から消されており、現在はうさぎ島として人気という、なんとも珍しい歴史を持つ場所です。

島内は車両通行禁止のため、歩き、自転車、または休暇村への無料送迎バスを利用して観光することになります。大久野島に行ったら島内を歩き回ることになりますので、スニーカーなど歩きやすい靴で行くのがおすすめです。

島に到着すると、早速かわいいうさぎが私たちを出迎えてくれます。うさぎスポットとして有名な休暇村前の芝生広場には、人馴れしたうさぎがたくさんおり、えさをあげようとすると寄ってきてくれました。

うさぎの餌はキャベツや人参などの生野菜です。かわいいからといってお菓子などをあげるのはダメなので注意しましょう！

おすすめのベストスポット

私がおすすめする大久野島のベストスポットは、やはりうさぎがいる場所！大久野島を訪れるほとんどの観光客のお目当てであるうさぎは、かわいすぎてとっても癒されます。

大久野島のうさぎは700匹もいるそうです。昔、島の外の小学校で飼っていたうさぎを連れて来た後、それが野生化してどんどん繁殖し増えていったそう！うさぎの糞もたくさんあるので、誤って触らないよう注意してくださいね。

うさぎ島

大久野島は戦時中に毒ガス工場があったことから、当時は地図上からその存在を消されていた珍しい場所です。しかしながら現在は、そのイメージを大きく覆す「うさぎ島」として有名！

なんと大久野島には、野生のウサギが約700羽も生息しており、その愛らしい姿で訪れる人々の心を惹きつけています。かわいいうさぎに癒される人続出中！

大久野島毒ガス資料館

歴史から消されてしまった毒ガスの製造について知りたいなら、「大久野島毒ガス資料館」」へ向かいましょう。当時はジュネーブ条約によって毒ガスが禁止されており、この大久野島は地図から消されていました。

この資料館では大久野島が消された地図や、毒ガス製造に関する資料が展示されているそうです。

発電所跡

大久野島の観光ならこの「火力発電所の跡」は欠かせません！かなり大規模な施設ですが、今はもぬけの殻。

まるで日本の建物ではないような西洋建築的な雰囲気があり、建物の寂れた感じと自然が妙にマッチしています。廃墟マニアには特にオススメの場所ですが、老朽化が進んでおり立ち入りはできないので注意。

芸予要塞

「芸予要塞」は、瀬戸内海の忠海海峡と来島海峡の線に設置された大日本帝国陸軍の要塞です。

1897年に建設が開始されたものですが、豊予海峡の防備のために「豊予要塞」が設置されてからは、その存在意義を失い廃止されてしまいました。

現在はまるで遺跡のようで、独特な雰囲気を放っています。一見の価値ありです！

火薬庫跡

大久野島では、火薬を保管していた「火薬庫跡」も見れます。朝鮮戦争時にはアメリカ軍が弾薬庫として使っていたそうです。

今見ても、どことなく迫力がありますよね。私たちが忘れてはいけない戦争の歴史を肌で感じます。