ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

初めて海外旅行に行かれる方でしたら、どこを選べばいいか迷うはず。ここは隣国、韓国の首都であるソウルに行ってみませんか?この記事ではソウルの観光スポットを一挙ご紹介します。

*編集部追記
2016年11月に公開された記事に、5選追記しました。(2017/08/02)
2017年8月に公開された記事に、3選追記しました。(2019/03/17)
2019年3月に公開された記事に、3選追記しました。(2019/07/04)

見出し

明洞(ミョンドン)

最初に紹介するのがソウルの一大繁華街、明洞(ミョンドン)です。明洞にはレストランからコスメ、ファションまで、数多くの店が軒を連ねます。そして、日本語での対応も可能。様々な楽しみができる明洞は見逃せません。

明洞にはたくさんのレストランやショッピングセンターがありますが、屋台での食事も明洞を楽しむためには押さえておきたいアクティビティの一つです。実際に、韓国の屋台から日本に上陸した途端、流行り始めたメニューもあります。

屋台では日本のお祭りのような焼き物やデザートを始め、韓国ならではのトッポッキやハットグなども楽しめるので、滞在中一度は食べてみたいものがぎゅっと詰まっています。

■詳細情報
・名称:明洞
・住所:ソウル特別市 中区 明洞
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「明洞駅」下車
・オススメの時期:いつでも

宗廟(チョンミョ)

photo by pixta

宗廟は朝鮮時代の歴代皇帝の霊を祀っている神々しい場所。その独特の雰囲気に圧倒されることでしょう。設計は儒教の教えに基づいており、毎年5月には儀式「宗廟大祭」が行われます。気になる方はチェックしましょう。

■詳細情報
・名称:宗廟(チョンミョ)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 薫井洞1
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線「鍾路3街駅」下車、徒歩3分
・営業時間:土曜日のみ 9:00~18:00(2月~5月、9月~10月)、9:00~18:30(6月~8月)、9:00~17:00(11月~1月)
・定休日:土曜日以外
・電話番号:02-765-0195
・料金:大人1,000ウォン、子供500ウォン
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:

景福宮(キョンボックン)

景福宮は朝鮮王朝時代(1392年~1910年)の王宮です。実際に景福宮に王が住み、様々な会議が行われていたそうです。広大な敷地には韓国を代表する名園「慶会楼」と「香園池」が当時のままの状態で残っています。

■詳細情報
・名称:景福宮(キョンボックン)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 世宗路 1-1
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「景福宮駅」下車
・営業時間:9:00~17:00(1月~2月)、9:00~18:00(3月~5月、9月~10月)、9:00~18:30(6月~8月)、9:00~17:00(11月~2月)
・定休日:火曜日
・電話番号:02-738-9171
・料金:5,000ウォン前後
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.royalpalace.go.kr:8080

昌徳宮(チャンドックン)

photo by pixta

昌徳宮は先ほど紹介した宗廟のすぐ北側に位置します。朝鮮王朝3代目「太宗」の時代に離宮として建てられたのが始まりです。16世紀末に景福宮と共に消失しましたが、こちらはすぐに再建。19世紀まで正宮として使われました。

■詳細情報
・名称:昌徳宮(チャンドックン)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 臥龍洞 2-71
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「安国駅」下車
・営業時間:9:00~18:00(2月~5月、9月~10月)、9:00~18:30(6月~8月)、9:00~17:30(11月~1月)
・定休日:月曜日
・電話番号:02-762-8261
・料金:大人3000ウォン、子供1500ウォン
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.cdg.go.kr/default.jsp

国立民俗博物館

景徳宮を見学したら、国立民俗博物館にも立ち寄りたいところです。国立民俗博物館には韓国の人々の歴史や生活が学べる展示物がたくさんあります。遺物の数はなんと86,000点!屋内展示場だけでなく、野外展示場もあります。

■詳細情報
・名称:国立民俗博物館(クンニッミンソッパンムルグァン)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 三清洞 37
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「安国駅」下車
・営業時間:9:00~18:00(3月~5月、9月~10月)、9:00~18:30(6月~9月)、9:00~17:00(11月~2月)、9:00~19:00(5月~9月の土日祝日)
・電話番号:02-3704-3114
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.nfm.go.kr/home/index.do/

青瓦台サランチェ(チョンワデ サランチェ)

韓国の現状を学びたい方は、2010年にリニューアルオープンした「青瓦台サランチェ」がオススメ。ここには、韓国の政治と文化がしっかりと学べる博物館があります。映像やパネルを豊富に使っているため、飽きることなく楽しめると思います。

■詳細情報
・名称:青瓦台サランチェ(チョンワデ サランチェ)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 孝子洞 150
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「景福宮駅」下車
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:月曜日(祝日の場合は翌日)
・電話番号:02-723-0300
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://cwdsarangchae.kr

ソウル広場スケート場(ソウルクァンジャン スケイトゥジャン)

冬にソウルを訪れるなら、ソウル広場でスケートにチャレンジしてみませんか?ソウル広場の周辺にはデパートやホテルが立ち並んでいるので、気軽に訪れることができるのがポイント。しかも、スケート靴のレンタル料も含めて1時間1000ウォン!かなりリーズナブルです。

浅田真央さんのライバルと言われた、キム・ヨナ選手を産んだのも韓国。週末になると家族連れでスケートを楽しむ姿も見ることができます。

■詳細情報
・名称:ソウル広場スケート場(ソウルクァンジャン スケイトゥジャン)
・住所:ソウル特別市 中区 太平路1街 31
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線「市庁駅」下車
・営業時間:10:00~21:30(金曜、土曜、祝日は23時まで)
・定休日:期間中はなし
・電話番号:120
・料金:1000ウォン
・所要時間:1時間
・オススメの時期:冬

青瓦台観覧(チョンワデクァンラム)

韓国大統領が執務を行う場所が「青瓦台」です。一般的に「青瓦台」を指すときは「韓国大統領」もしくは「韓国の政治の要」を指すことが多いです。そんな「青瓦台」に見学することができちゃいます。なお、ツアーのスタート時間は指定されていますので、ご注意ください。

■詳細情報
・名称:青瓦台観覧(チョンワデクァンラム)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 世宗路 1
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「景福宮駅」下車
・営業時間:ツアー形式、10:00、11:00、14:00、15:00
・定休日:第一土曜日、第三土曜日、日曜日、月曜日
・電話番号:02-730-5800
・料金:無料
・所要時間:2時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://english.president.go.kr

ソウルの街並みを一望するなら「Nソウルタワー」がオススメ。このタワーは南山(ナムサン)の頂上にあるので、夜になると美しいソウルの夜景が一望できます。

Nソウルタワー

また、タワーにはレストランが完備されているため、夕食の心配をすることなく、夜景を思う存分楽しむことができます。

■詳細情報
・名称:Nソウルタワー(エンソウルタウォ)
・住所:ソウル特別市 龍山区 龍山洞2街 山1-3
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「明洞駅」から徒歩15分。そこからケーブルカーに乗る
・営業時間:10:00~23:00(月曜日~金曜日、日曜日)、10:00~24:00(土曜日)
・定休日:無休
・電話番号:02-3455-9277、9288
・料金:展望台 大人10.000ウォン、子供8,000ウォン
・所要時間:90分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.nseoultower.co.kr

南山公園(ナムサンコンウォン)

photo by pixta

韓国ドラマが好きな方は「南山公園」は絶対に外せないスポットです。「美しき日々」、「星から来たあなた」などのドラマではたびたび「南山公園」が登場します。春には桜、秋は紅葉が楽しめるため、美しい韓国の自然を手軽に味わえるスポットです。

■詳細情報
・名称:南山公園(ナムサンコンウォン)
・住所:ソウル特別市 中区 会賢洞1街 100-177
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「明洞駅」下車、徒歩10分。そこから南山オルミに乗車
・営業時間:公園は常時開放
・電話番号:02-3783-5900
・オススメの時期:いつでも

コリアハウス(ハングゲチッ)

韓国伝統文化を実践的に楽しめる場所が「コリアハウス」です。2009年にリニューアルしたこの施設では、歴史的建造物はもちろん、伝統料理、伝統公演、伝統的な婚礼も見られます。日本との差異を感じながら、見学するのも楽しいでしょう。

■詳細情報
・名称:コリアハウス(ハングゲチッ)
・住所:ソウル特別市 中区 筆洞2街 80-2
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「忠武路駅」下車
・営業時間:ホームページをご覧下さい
・定休日:ホームページをご覧下さい
・電話番号:02-2266-9101~2
・料金:無料
・所要時間:2時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.koreahouse.or.kr/ko/main

南山コル韓屋マウル(ナムサンコル ハノッマウル)

ソウル随一の繁華街である明洞の近くにある「南山コル韓屋マウル」でも韓国文化を学ぶことができます。ここでは、両班(貴族)や庶民階級の建物を80,000平方メートルの広大な敷地の中に再現。

また、体験イベントや文化講座も定期的に開催されています。

■詳細情報
・名称:南山コル韓屋マウル(ナムサンコル ハノッマウル)
・住所:ソウル特別市 中区 筆洞2街 84-1
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「忠武路駅」下車
・営業時間:9:00~21:00(4月~10月)、9:00~20:00(11月~3月)
・定休日:火曜日(祝日の場合は翌日)
・電話番号:02-2261-0511、02-2264-4412
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.hanokmaeul.or.kr

崇礼門(南大門)(スンネムン)

photo by pixta

テレビでもおなじみの「崇礼門」は14世紀に造られ、ソウルの市街地を取り囲む城壁にある門として機能してきました。1962年に韓国第一号の「国王」に認定されましたが、2008年に火災で崩壊。その後、5年3ヶ月の歳月を経て、復元されました。

■詳細情報
・名称:崇礼門(南大門)(スンネムン)
・住所:ソウル特別市 中区 南大門路4街 29
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「会賢駅」下車
・営業時間:9:00~18:00
・定休日:月曜日
・電話番号:02-779-8547~8
・料金:無料
・所要時間:30分
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.cha.go.kr/korea/heritage/search/Culresult_Db_View.jsp?mc=NS_04_03_02&VdkVgwKey=11,00010000,11

文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)(ムナヨッソウル イーパルサ)

日本統治時代の建物がめっきり減った中で貴重な存在と言えるのが、文花駅ソウル284です。

この建物は2004年までソウル駅として使われていました。建てられたのは日本統治時代の1925年。日本人の塚本靖が設計しました。どことなく東京駅に似ていますね。

■詳細情報
・名称:文化駅ソウル284(旧ソウル駅舎)(ムナヨッソウル イーパルサ)
・住所:ソウル特別市 中区 蓬莱洞2街 122-28
・地図:
・アクセス:地下鉄1号線「ソウル駅」下車
・営業時間:10:00~19:00(最終水曜日は21時まで)
・定休日:月曜日
・電話番号:02-3407-3500
・料金:無料
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://www.seoul284.org/

北岳八角亭・北岳スカイウェイ(プガッパルガッチョン・プガッスカイウェイ)

photo by pixta

夜景を見るなら、ソウル北部にある「北岳八角亭・北岳スカイウェイ」も捨てがたいです。この展望台は北岳山を走る「北岳スカイウェイ」の中間点に位置します。展望台からはソウル市内を一望でき、Nソウルタワーを見ることもできます。

なお「北岳スカイウェイ」への公共交通機関は存在しないため、現地ツアーの利用をオススメします。

■詳細情報
・名称:北岳八角亭・北岳スカイウェイ(プガッパルガッチョン・プガッスカイウェイ)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 平倉洞 山6-17
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「景福宮駅」からタクシーで約15分
・営業時間:展望台は常時開放
・電話番号:02-725-6602
・所要時間:無料
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:bukak-palgakjeong.tistory.com

北漢山国立公園(プッカンサンクンニプコンウォン)

アウトドア派の方でしたら、北漢山(標高836メートル)で登山にチャレンジするのはいかがでしょうか。歴史が好きな方でしたら、百済時代に建てられた北漢山城を行くコースをチョイスすればいいでしょう。オススメは秋。紅葉が大変美しいです。

■詳細情報
・名称:北漢山国立公園(プッカンサンクンニプコンウォン)
・住所:ソウル特別市 城北区 貞陵洞 山1-1, 北漢山国立公園事務所
・地図:
・アクセス:地下鉄4号線「吉音駅」からタクシーで約10分
・オススメの時期:秋
・公式サイトURL:bukhan.knps.or.kr

ソウル美術館(ソウルミスルグァン)

絵画美術に興味がある方は、ソウル美術館を訪れてみてはいかがでしょうか。ソウル美術館は「この世の全てが芸術だ」というコンセプトのもと、様々な企画展が開催されています。

また、屋外展示では朝鮮王朝末期に活躍した政治家、興宣大院君の別荘など「歴史」を感じさせるスポットでもあります。

■詳細情報
・名称:ソウル美術館(ソウルミスルグァン)
・住所:ソウル特別市 鍾路区 付岩洞 201
・地図:
・アクセス:地下鉄3号線「景福宮駅」からタクシーで約8分
・営業時間:11:00~19:00(3月~10月)、10:30~18:00(11月~2月)
・定休日:月曜日
・電話番号:02-395-0100
・料金:大人9000ウォン、大学生7000ウォン、小中高生5000ウォン
・所要時間:2時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:https://seoulmuseum.org/

弘大クラブ通り(ホンデ クルロッコリ)

韓国も日本と同様に、歌とダンスに情熱を持っている国です。ソウルでクラブを楽しむなら、弘大クラブ通りに行きましょう。クラブハウス以外にも、雰囲気のいいカフェやバーが軒を連ねています。

週末になると、朝方まで賑わいます。韓国人の友人を作るのに、持ってこいの場所といえるでしょう。

■詳細情報
・名称:弘大クラブ通り(ホンデ クルロッコリ)
・住所:ソウル特別市 麻浦区 上水洞, 弘益大学周辺
・地図:
・アクセス:地下鉄2号線「弘大入口駅」下車
・オススメの時期:いつでも

63ビルディング(ユッサムビルディング)

ソウルを流れる川、漢江を渡ると高層ビル「63ビルディング」が見えてきます。この高層ビルは60階建て、249mの高さを誇ります。

このビルはただ「高い」だけでは終わりません。高層階にはレストランが入っており、水族館もあります。夕方になると美しい表情を見せることから「ゴールデンタワー」とも呼ばれています。

■詳細情報
・名称:63ビルディング(ユッサムビルディング)
・住所:ソウル特別市 永登浦区 汝矣島洞 60
・地図:
・アクセス:地下鉄5号線「汝矣ナル駅」下車
・営業時間:展望台、水族館は10:00~22:00
・電話番号:02-789-5663
・料金:展望台 大人13,000ウォン、青少年12,000ウォン、子供11,000ウォン
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.63.co.kr/home/63CITY/main.do

漢江遊覧船(ハンガン ユラムソン)

ソウルを東西に横切る川、漢江(ハンガン)。ソウルを代表する川だけでなく、韓国の高度経済成長期「漢江の奇跡」と言われるように、韓国を代表する川といっても過言ではないでしょうか。そんな漢江を楽しめるのが漢江遊覧船です。

川から観るソウルの街並みは新鮮に映るのではないでしょうか。なお、毎日発着するのは汝矣島(ヨイド)、蚕室(チャムシル)の2箇所となっています。

■詳細情報
・名称:漢江遊覧船(ハンガン ユラムソン)
・住所:ソウル特別市 永登浦区 汝矣島洞 85-1
・地図:
・アクセス:地下鉄5号線「汝矣ナル駅」下車
・電話番号:02-3271-6900

ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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