イタリアの観光地といえば、ローマ、ミラノ、フィレンツェ、ヴェネツィアが有名ですが、今回私は長期間の旅ということで、今まで行ったことのなかった南イタリアをゆっくり回ってみることにました。
私はそこで思いがけないたくさんのフォトジェニックスポットを見つけ、南イタリアが大好きになりました。
今回はそんな南イタリアのフォトジェニックスポットをみなさんにご紹介します。
憧れの地、アマルフィ
photo by ほさかまき
アマルフィは一昔前に映画の舞台となり、南イタリアのリゾート地として一躍知名度が上がりましたよね。私もいつか行ってみたい場所と思っていました。
青い海と、海のすぐそばから断崖のような場所に建ち並ぶ白い家々。まさに、美しい町です。何時間でも見ていたい、何度でも写真に撮りたい、飽きることのない美しさとはこのことかと思いました。
photo by ほさかまき
観光地なだけあって、おしゃれなカフェ・レストランやかわいい雑貨屋さんがたくさんあります。
photo by ほさかまき
郵便局までかわいいなんて、女心をくすぐりますよね。
photo by ほさかまき
夕暮れ時の空もまた、ため息の出るような美しい色合いでした。薄い青から薄いピンクへの淡いグラデーション。日本では見たことのない空でした。あまりの美しさに、節約も忘れて海沿いのレストランに入ってしまったほどです。
山腹にある小さな町ラヴェッロ
photo by ほさかまき
ラヴェッロは、アマルフィからバスで30分ほど山を登ったところにある小さな町です。標高約350mに位置しているため、眼下にアマルフィ海岸の海と町を見渡すことができます。
photo by ほさかまき
人口が少なく、また緑に囲まれているため、のんびりとした雰囲気です。ここもまた、手作りのサンダル屋さんや陶器屋さんなど、おしゃれなディスプレイのお店がたくさんありました。アマルフィほど観光客が多くないため、写真を撮りやすい点もおすすめです。
カプリ島で見た夢のような光景
photo by ほさかまき
カプリ島といえば、青の洞窟が有名ですよね。もちろん私も行ってきました。この写真は加工なしです。
海で小舟に乗り、狭い入口を舟に寝そべって通り抜けて洞窟の中に入ります。体を起こすと、周囲がこの状態です。暗闇の中に水の青だけが輝き、この美しい青い光に包まれています。とても神秘的な空間でした。
洞窟内は狭く、舟で一周するのはあっという間です。舟は狭いし、揺れるし、洞窟内にはたくさんの舟がいるし、なかなか思うような写真を撮れません。そういう場合は、もう一周してくれるよう船頭に頼むといいでしょう(追加のチップが必要になります)。
photo by ほさかまき
カプリ島の観光スポットは青の洞窟だけではありません。青の洞窟へは港からバスを乗り継いで行けますが、その乗り継ぎ地点であるアナカプリからリフトでモンテ・ソラーロに登ってみてください。自然豊かで美しいカプリ島全体を見渡すことができます。
リフトは往復で11ユーロかかりますが、私が高所好きであることを除いても、その価値を上回る絶景が待ち受けています。海のグラデーションが特に素晴らしく、浅瀬のエメラルドグリーンは宝石のようにキラキラと輝いていました。
photo by ほさかまき
カプリ島で一番大きな町カプリでは、たまたま結婚式のバルーンリリースの瞬間を見ることができました。真っ青なカプリ島の空と、白い建物と、ゲストの華やかな服装、そしてカラフルな風船。まるで夢の中の一幕のようでした。
シチリア島一のリゾート地、タオルミーナ
photo by ほさかまき
シチリア島内のリゾート地、タオルミーナに行きました。ここはビーチもきれいでしたが、何と言ってもかわいい路地が多かったです。民家のテラスには花が飾られ、階段(坂の多い町なので細い階段通路が多い)の脇にカラフルな陶器の壺が並んでいます。
photo by ほさかまき
カフェやレストランはそれぞれ華やかな、シックな、カラフルな装飾をしつつも、統一感がありました。どこを切り取っても絵になります。
photo by ほさかまき
治安が良いため、暗くなってからの女性一人歩きも問題ありませんでした。タオルミーナのメインロードの中間に位置する町一番の広場にあるレストランでは毎日生演奏をしていて、それを聴きながら夜景を撮ることもできます。
またライトアップされたショーウィンドウが立ち並ぶメインロードは、昼間とは違った一面を撮ることができます。
活気あふれるパレルモ
photo by shuttterstock
シチリア島最大の都市、パレルモ。今まで紹介したのはリゾート地ばかりでしたが、パレルモは違います。市民の活気に満ちていますが、忙しなさを感じず心地良いのは、温暖な島ならではでしょう。
シチリア島はその立地から、アラブとノルマンの建築物を見ることができます。リゾートには興味がない人、建築や遺跡好きな人でも楽しむことができます。もちろんビーチもあります。
庶民のメルカド(市場)では、色とりどりの野菜や果物、海に囲まれた島だからこそのたくさんの魚介が並んでいます。目で見ても楽しいし、買って帰って宿で調理して食べるのも楽しいですよね。
北と南では異なる魅力をもつイタリア
photo by ほさかまき
イタリアといっても、場所によって魅力は様々です。「イタリアは行ったことがあるしなぁ」と言わずに、今年の旅行先に南イタリアを考えてみてはいかがでしょうか。