みなさんは『図書館』と聞くと何を想像しますか?本を読んだり、借りたり、勉強したり…機能的なイメージがありませんか?
今回はそんなイメージを一掃するような世界の美しい図書館をご紹介したいと思います!図書館のイメージを変えて、旅先での目的地に「図書館」を加えましょう!
アムステルダム国立美術館図書室 【オランダ/アムステルダム】
photo by sakurako
多くの観光客が訪れる世界屈指の美術館、アムステルダム国立美術館。ここを訪れる多くの人のお目当てはレンブラントの『夜警』やフェルメールの絵画ではないでしょうか。
しかし、この美術館にはこれらの素晴らしい絵画の他に、素晴らしい図書室もあるんです!
美術館内にある図書室は、天井がガラス張りになっており、なんとも幻想的。一階の勉強室は一般の人も入室できるようになっています。
ぜひここへ訪れたら、美術品だけで満足せずに、図書室まで足を運んでみてください!
オーストリア国立図書館 【オーストリア/ウィーン】
photo by pixta
世界遺産に認定されている、ウィーン歴史地区のホーフブルク王宮の中にある図書館。大理石の大きな柱、天井に広がるフレスコ画、趣のある豪華な本棚などが特徴で「世界で最も美しいバロック様式の図書館」と言われています。
現在は図書の貸し出しは行なっておらず、パピルス博物館、エスペラント博物館、地球儀博物館などの博物館が併設されています。世界最大級の楽譜のコレクションもあるので、音楽が好きな方にもおすすめの図書館です。
ストラホフ修道院図書館 【チェコ/プラハ】
「哲学の間」と「神学の間」という、の2つテーマに分かれており、「哲学の間」は2階が吹き抜けとなっていて、天井一杯に「人類の精神史」というフレスコ画が広がり、両脇には天井まで壁一面の本棚が置かれています。
「神学の間」は、レースの様な可愛らしい白い漆喰でフレスコ画が囲まれています。
入場料を払う際に、撮影許可ステッカーを購入すれば自由に撮影できるシステムなので、写真を撮りたい方は忘れずに購入してください!
オックスフォード大学ボドリアン図書館 【イギリス/オックスフォード】
西洋の中でも長い歴史を持つイギリス最大の大学図書館。映画「ハリー・ポッター」シリーズのロケ地としても有名です。
ボドリアン図書館とは26の図書館の総称で、そのうちのデュークハンフリー図書館に入るにはツアーに参加しないと見学する事が出来ません。
重厚な木の本棚一杯に革張りの古書が並び、天井にはオックスフォードの紋章が装飾されています。
「ハリー・ポッター」の映画と同じように蔵書は鎖で繋がれています。中に入るだけで、「私、魔法が使えるかも!?」というような気分になる図書館です!
ストックホルム市立図書館 【スウェーデン/ストックホルム】
北欧のモダン建築の巨匠、エリック・グンナール・アスプルンドが設計した、オレンジの丸い筒型が特徴の図書館。
エントランスホールへの階段をのぼると…360°本、本、本!!!3階まである吹き抜けの書架で見渡す限りギッシリと本が詰まっています。
閲覧室の椅子や卓上ランプなどもアスプルンドの設計なので、統一感があり北欧デザインを堪能する事ができます。また、市立図書館のある丘の上には天文台があるので、そこからストックホルムの街を眺めるのもおすすめです。
王立ポルトガル文学館 【ブラジル/リオ・デ・ジャネイロ】
ブラジルにあるポルトガル政府公認図書館。ブラジルなのになぜポルトガル?というのも、1800年代のナポレオンのポルトガル侵攻で、ポルトガル王室がリオに逃れて来た際にできたのがこの図書館です。
後期ゴシック様式で建てられ、外から見ると、教会の様な建物です。館内は壁一面書架になっており、この荘厳な様子から「幻想図書館」とも呼ばれていています。
名前などを記入すれば誰でも入る事が出来ますが、館内の本には触ることが禁止されていますのでご注意ください!