グローバル化やIT技術の発展によって、リーダーに求められる要件は大幅にアップデートしました。一部の仕事はAIに取って代わられるようになり、かつては重宝されたスキルであっても、あっという間に陳腐化していってしまいます。
また年功序列型の働き方は徐々に廃れ、実力さえあれば、若くてもどんどんチャンスが与えられるようになりつつあります。ライバルは日本人だけでなく、企業によっては、積極的に外国人を採用することも。もはや、5年前、10年前と同じ働き方をし、進化を続けない人材は通用しない時代なのです。
このような状況において、グローバル社会で活躍できる人材になるためには、どのようなスキルを身につければいいのでしょうか。
今回は、次世代のグローバル人材が育つあたらしい大人の学校「POOLO」で紹介された、グローバルリーダーになるために必要なスキルについてまとめました。
ビジネスパーソンを構成する4つの要素
そもそも一人のビジネスパーソンは、「マインド」「スキル」「ナレッジ」「キャリアデザイン」の4つの要素によって構成されています。
マインド
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マインドとは、「どのようにふるまい世界と関わるか」ということ。同じスキルやナレッジを持っていても、マインドによって成果は大きく変わってきます。
マインドは、数字で表現しにくい分、磨けば磨くほど「ライバルとはひと味違うビジネスパーソン」になることができます。
「この人と一緒に働きたい」と思われるかどうかも、マインドがカギを握っていると言えるでしょう。
スキル
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スキルとは、「知っていることをどのように使うか」ということ。
スキルの巧拙は、誰の目にも一目瞭然。「一つのスキルで一流になるまでに必要な時間は10,000時間」と言われるほど、経験がものを言う要素でもあります。
このことに早い段階から気づき、スキルを磨く努力を怠らないことが、ビジネスパーソンとしての明暗を分けます。
ナレッジ
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ナレッジとは、「何を知っていて何を理解しているか」ということ。
テストなどで試しやすい要素であり、良くも悪くも、その人のやる気のあるなしが表れやすいところです。
若手であっても、プロを名乗るのであれば、ある程度のナレッジは当然持っていなければなりません。
キャリアデザイン
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キャリアデザインとは、「どんな働き方を選択して生きるのか」ということ。
21世紀型グローバル人材になりたいなら、マインド・スキル・ナレッジの3要素を磨き上げることは最低限必要です。
それだけでなく、自分自身をメタ認知し、自分ならではの強みを見つけ、自分が活躍できる場所を戦略的に選び取らなければなりません。
そうでなければ、思うように結果が出なかったり、宝の持ち腐れになってしまったりするのです。
グローバルリーダーに必要なスキルとは?
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マインド・スキル・ナレッジ・キャリアデザインの4つの要素のうち、早いうちから時間やお金を投資し、磨き上げるべきなのが「スキル」。
一流になるために必要なスキルは業種・業界によって異なりますが、ここでは、どんな人でも共通して持っておきたいスキルを4つご紹介します。
1.コミュニケーション能力
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コミュニケーション能力は、すべての基礎になる能力です。プレゼン力や社会人として最低限のマナー、英語をはじめとする語学力なども、コミュニケーション能力のひとつだといえるでしょう。
どんな人にでも円滑なコミュニケーションがとれる人材は、どこにいっても重宝されます。一方、コミュニケーション能力がなければ、いくら他のスキルがあっても、それが伝わることはありません。
またコロナ時代、オンラインでのコミュニケーションが増えたことで、対面でのやり取りとはまた違ったコミュニケーション能力が求められるようになりつつあります。自分の言いたいことを的確に伝え、相手の意図を即座に汲んでアクションにつなげられるスキルが必要です。
コミュニケーション能力を磨くための近道は、とにかく実践すること。知識だけでなく、慣れも必要になってきます。さまざまな年齢や業種・業界の人と交流しましょう。
2.表現力
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表現力は、近年、その重要性が増しているスキルです。なぜなら、SNSが浸透したことで、誰もがメディアとなり、情報発信できる時代になったから。
文章やイラスト、動画、音声などを活用して自分の考えや知識を発信できる人は、多くのフォロワー(=信頼)を得て、そこから新たな価値を生み出すことができるようになっています。
3.マーケティング力
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マーケティング力とは、消費者に商品やサービスを選ばせる能力のこと。
マーケティングは、消費者を理解する、戦略をつくって実行する、数字を分析する……など、さまざまな活動によって成り立っています。こうした活動は、どの企業でも必ずやっていること。これらを高いレベルで実践できれば、市場価値の高い、どこでも通用する人材になれるはずです。
マーケティング力の考え方は、ビジネスを通してだけでなく、就職・転職活動にも役立ちます。自分を商品に見立て、勝てるマーケットを探し、高く買ってもらえるよう、戦略的に動いてみましょう。きっとビジネスに生きるヒントが得られるはずです。
4.事業創出力・プロデュース力
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事業創出力とは、アイデアを出し、形にするスキルと言い換えられるでしょう。
事業を創出するまでにはさまざまな過程があります。内部要因・外部要因を分析してアイデアを出し、プレゼンで関係者を説得し、PDCAを回して実現へと向かう――簡単に聞こえるかもしれませんが、社内外の人材を巻き込み、あらゆるスキルをフル活用することが求められます。
事業創出力は、ビジネススキルのみならず「人間力」をも包含する、最強のスキルと言っても過言ではありません。起業経験がある人の市場価値が高いのは、この最強のスキルを身につけていると評価されるからでしょう。
時代に取り残されないよう、常に学び続けよう
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ここまで挙げてきたスキルを獲得するには、常に学び続ける姿勢が求められます。時代は刻一刻と変わっていきます。そんな時代だからこそ、決して学ぶことをやめてはいけません。
テキストを使って自習をしたり、スクールなどに通って学んだりするのはもちろん、コロナ時代はWebを活用した学習に適応できることが重要。
その時々の情勢や自分の状態に合わせて、臨機応変にテーマや手段を選んで、コツコツと勉強を続けられる人こそ、新たなスキルや知識を獲得して輝ける「グローバル人材」なのです。
TABIPPOは、次世代のグローバル人材が育つための学校「POOLO」を開校しています。
2期目のPOOLOは完全オンライン制となり、どこにいても参加が可能です。現在、第2期生を募集中。締切は2020年7月18日までとなります。
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