編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

ヨーロッパとアジアの2つの大陸にまたがる、トルコ最大の都市イスタンブール。そんな西洋の文化とアジアの文化がミックスされたイスタンブールには、モスクや博物館、宮殿、バザール、そして他にも見るべき世界遺産がいっぱい!地区ごとに効率よく散策するのがオススメです。

*編集部追記
2017年12月更新の記事に新たに追加しました。(2020/3/13)

トルコの概要

トルコ 内容
言語 トルコ語
通貨 トルコリラ
日本との時差 -6時間
観光ビザ 3か月以内なら不要
コンセント Cタイプ
チップ 基本的に不要
日本からのフライト時間 直行便で11時間半~12時間半

 

イスタンブールの概要を旅行者目線で



トルコの首都はアンカラですが、一般的にはイスタンブールがトルコ観光の中心になります。イスタンブールを起点とし、パムッカレとカッパドキアという二大世界遺産を巡るのが、トルコ観光のスタンダードなコースです。

トルコは中東に位置していますが、ヨーロッパとアジアのちょうど真ん中にある国なので、イスラム色は薄めです。他のイスラム教の国を訪れたことがない方でも旅行しやすい国です。

また、ニュースでイスラム国(ISIS)について報じられる際にトルコの話題が出ることがあります。しかし、旅行者が訪れるトルコの街は、トルコ西部のヨーロッパ側に集中しています。一方、ニュースで報じられるのは東部の特に国境周辺だということは、知っておくといいでしょう。

トルコ料理は世界三大料理のひとつに数えられること、バザールではトルコらしい雑貨が手に入ることも、トルコを旅行するときに知っておいてほしいポイントです。

イスタンブール観光の注意点

日本人への声かけ

日本人がイスタンブールの中心地を歩いていると、次々と現地の方から声をかけられます。もちろん親切心から声をかけてくれる人もいますが、実はその多くは商売目的。

少し仲良くなってくると、絨毯屋さんやお土産物屋さんに誘導されます。現地の方とのコミュニケーションは旅の醍醐味ですが、ビジネスマンが多いことは覚えておきましょう。

新空港

かつてイスタンブールを旅したことがある方は、「アタテュルク空港」を利用したのではないでしょうか。アタテュルク空港はイスタンブール市内からアクセスしやすい場所にありましたが、今は「イスタンブール空港」という市内からかなり遠い(黒海側です)新空港がメインになっています。飛行機に乗り遅れたり、市内で交通費を使い切ってしまったりしないよう、要注意です。

2020年2月時点では、まだ空港にアクセスできる電車は開通していません。お金に余裕があればタクシーを、そうでなければバスを使って市内へアクセスすることになるでしょう。

イスタンブール観光で食べるべきグルメ

トルコ料理は世界三大料理に数えられているだけあって、イスタンブールでは何を食べてもおいしいです。

とりわけバックパッカーに愛されているのは、サバサンド。イスタンブールの港で獲れるサバをフランスパンに挟み、レモンの果汁をかけて食べるサンドイッチです。

日本人バックパッカーにとっては日本を思い出す味ということで、人気のローカルグルメです。

筆者が最初にイスタンブールを訪れた2011年には、新市街と旧市街をつなぐガラタ橋のあたりにサバサンドの屋台がたくさん出ていました。

しかし、2019年に訪れたときは、ガラタ橋付近では屋台を見つけられず、ガラタ橋の向かいにある路面店で購入しました。サバサンドを食べてみたい人は、お店を見つけたタイミングで試しておくことをおすすめします。

はじめてイスタンブールを訪れる人へ

イスタンブールは、旧市街新市街に分かれており、旧市街と新市街は橋でつながっています。初めてイスタンブールを訪れる旅行者が観光したいスポットの多くは旧市街に位置しています。

となると、観光スポットが集中する旧市街のホテルはやや高めですが、滞在が短い人は旧市街にホテルをとってバザールやブルーモスクなどの主要スポットを徒歩で観光するのがいいでしょう。

市内は徒歩だけでなく、トラムで周ることも可能です。タクシーも走っていますが、Uberは政治的な判断で使えない状態でした(2019年7月時点)

イスタンブールへの格安フライト


イスタンブールへは、成田空港からターキッシュエアラインの直行便が出ています。ターキッシュエアラインはLCCではなく、トルコのフラッグキャリア(日本でのANA・JAL)なので、航空券の値段は格安ではありません。

安価なチケットをゲットしたいなら、ロシアを経由するといいでしょう。エスセブンやアエロフロートなら、モスクワ経由のフライトが出ています。モスクワからイスタンブールへと南下するルートですね。

ただ、日本らロシア国内で1回乗り換えしてイスタンブールに向かう場合はいいのですが、もしロシア国内で2回トランジットする際には、注意が必要です。

ロシア国内で1回乗り換える場合は、国際線のトランジットとなり、ロシアビザは不要。一方、ロシア国内線のトランジットの場合、ビザの規定が変わってきます。うまくトランジットできないケースもありますので、前もってビザの規定を調べておくようにしてください。

 

スルタンアフメット地区

1.アヤソフィア

アヤソフィア

photo by pixta

イスタンブール最大の観光名所の一つが「アヤソフィア」博物館。ローマ帝国時代にキリスト教の聖堂として建てられた大聖堂ですが、後のオスマントルコ帝国時代にはイスラムモスクとして利用されていました。ビザンチン建築の最高傑作とも言われる歴史的建物です。

■詳細情報
・名称:アヤソフィア
・住所:Sultanahmet Mh., Ayasofya Meydanı, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ・アクセス:トラム スルタンアフメット駅から約200m
・営業時間:9:00~17:00(最終入場16:00)
・定休日:月曜日
・電話番号: +90 212 522 17 50
・料金:25TL
・所要時間:1時間30分
・公式サイトURL:http://ayasofyamuzesi.gov.tr/

 

2.スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)

スルタンアフメト・モスク(ブルーモスク)

photo by pixta

「スルタンアフメト・モスク」は、イスタンブールを代表するモスク。世界遺産「イスタンブール歴史地区」にあり、壁や床、天井、柱などに青い文様のタイルが敷き詰められていることから「ブルーモスク」とも呼ばれています。通常モスクのミナレットは4本ですが、世界でただ一つ6本のミナレットと27.5mの大ドームを持つモスクとしても有名です。

■詳細情報
・名称:スルタンアフメト・モスク
・住所:Sultanahmet Mh., At Meydanı No:7, 34122 Fatih/İstanbul, トルコ
・アクセス:トラム スルタンアフメット駅から約200m
・営業時間:随時
・定休日:なし
・電話番号:+90 212 458 44 68
・料金:寄付歓迎
・所要時間:30分
・公式サイトURL:http://sultanahmetcamii.org/

 

3.トプカプ宮殿

トプカプ宮殿

photo by pixta

オスマントルコ帝国の君主が400年間に渡り居住していたことで知られる「トプカプ宮殿」。何と言っても最大の見所は「宝物館」で、86カラットのダイヤが輝く「スプーン職人のダイヤモンド」や、金や大粒のエメラルドで装飾された「トプカピの短剣」など、まばゆいばかりの財宝達にため息が出そうです。

■詳細情報
・名称:トプカプ宮殿
・住所:Cankurtaran Mh., 34122 Istanbul
・アクセス:トラム スルタンアフメット駅から徒歩8分
・営業時間:9:00~17:00(最終入場16:00)
・定休日:火曜日
・電話番号:+90 212 512 04 80
・料金:25TL、ハレム15TL、音声ガイド各15TL
・所要時間:3時間
・公式サイトURL:http://topkapisarayi.gov.tr/en

 

4.バシリカ・シスタン (地下宮殿)

バシリカ・シスタン (地下宮殿)

photo by pixta

「バシリカ・シスタン」は、東ローマ帝国の巨大な地下貯水槽で、大理石円柱などの装飾が大変立派なことから「地下宮殿」とも呼ばれています。まるでゲームや映画に出てくる世界のような幻想的な空間で、柱の土台にはメドゥーサの頭が使われています。

■詳細情報
・名称:バシリカ・シスタン(イェレバタン・サルヌジュ)
・住所:Alemdar Mh., Yerebatan Cd. 1/3, 34410 Fatih/İstanbul, トルコ
・アクセス:トラム スルタンアフメット駅より徒歩3分
・営業時間:9:00~17:30
・定休日:なし
・電話番号:+90 212 522 12 59
・料金:10TL
・所要時間:1〜2時間
・公式サイトURL:http://yerebatansarnici.com/

 

ガラタ橋周辺

5.ボスポラス海峡

ボスポラス海峡

photo by pixta

黒海と地中海を結び、トルコのヨーロッパサイドとアジアサイドを隔てる海峡が「ボスポラス海峡」です。大きな貨物船や観光船が行き来していくのをのんびり眺めるだけでもいいですが、ガラタ橋から30分毎に出ている観光船に乗って海峡クルーズを楽しむのもオススメですよ。

■詳細情報
・名称:ボスポラス海峡
・アクセス:ガラタ橋から海峡クルーズ船あり

 

6.ガラタ橋

「ガラタ橋」はイスタンブールの金角湾に架かる可動橋です。2段構造になっている珍しい橋で、下にはレストランが、上では釣りをする人々で常に賑わっています。また、ガラタ橋では有名な「サバサンド」も売ってあります。とても美味しいのでチャレンジしてみて!

■詳細情報
・名称:ガラタ橋
・住所:Galata Koprusu Kemankes Karamustafa Pasa,Beyoglu, Istanbul 34425, Turkey
・アクセス:トラム カラキョイ駅降りてすぐ
・電話番号:+902122439501
・所要時間:1〜2時間
編集部

こんにちは、旅を広める会社である株式会社TABIPPOが運営をしている「旅」の総合WEBメディアです。世界一周のひとり旅を経験した旅好きなメンバーが、世界中を旅する魅力を伝えたいという想いで設立しました。旅人たちが実際に旅した体験をベースに1つずつ記事を配信して、これからの時代の多様な旅を提案します。

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