ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

オレンジ色の屋根と白い壁の町並みが続き、木製のかわいいおもちゃ屋さんや暖かみのあるカフェが並ぶチェスキークルムロフ。チェコから日帰りで行くことができる美しい世界遺産の街です。

 

*編集部追記
2015年7月の記事に新たに5選追記しました。(2017/11/9)
執筆時点での情報なので、実際に訪れた方で古い情報を見つけた方はmedia@tabippo.netまでご連絡ください。

 

チェスキークルムロフに行ってみての感想

Photo by:新田浩之

私は2009年9月にウィーンからリンツ経由でチェスキークルムロフに入りました。第一印象はとても美しく、のんびりした町。住民もとても優しく、思わず「ずっとここにいたいなあ」と呟いてしまいました。

当時はチェスキークルムロフが有名になりかけていた時だったので、それほど観光客は多くなかったように思います。今は観光客に広く知られるようになったので、早めにホテルを予約することをおすすめします。

 

観光する際のアドバイス

Photo by:新田浩之

よく「オーストリアからアクセスできますか」という質問が来ます。答えは「はい」です。チェスキークルムロフにあるホテルやホステルはオーストリアのリンツやザルツブルクをダイレクトに結ぶバスを運営しています。

詳細はそれぞれのホテル・ホステルのホームページをご覧ください。プラハからアクセスする場合はバスが便利。鉄道の場合はビールで有名なチェスケー・ブディェヨヴィツェで乗り換えとなります。

 

おすすめスポット

Photo by:新田浩之

やはり、必ず訪れてほしいスポットはチェスケークルムロフ城です。その中でもバロック様式の劇場は必ずチェックしましょう。チェスケークルムロフ城のようなバロック式の劇場は世界で5つしかありません。さらに、チェスキークルムロフ城のバロック劇場は様々な仕掛けが動きます。

 

どのような仕掛けか?それは実際に訪れて確かめてください。なお、チェコにはもうひとつ、バロック様式の劇場を持つ城(リトミシュル城)があります。

 

一番の見所はクルムロフ城

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Photo by shutterstock

U字型に広がっているこの小さな街のどこからでも見えるクルムロフ城は一番の観光スポット。様々な建築様式や宮殿のインテリアを見学したり、城から街を見下ろしたりして楽しめます。

 

楽しみは町歩き

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Photo by Leo

お城を見終わったら、のんびり町歩きを楽しみましょう。細い石畳の路地を自由に歩き回っていると、かわいらしいカフェやおもちゃ屋さんなど、必ずあなたのお気に入りが見つかるでしょう。

 

マリオネットミュージアム


チェコはマリオネット(人形劇)が盛んな国。どのマリオネットもユーモラスな姿をしています。そんなマリオネットが見られるスポットがマリオネットミュージアムです。スタッフの方も親切で、実際にマリオネットを触ることもできます。ぜひ、マリオネットを通じてチェコのスピリットを感じてください。

■詳細情報
・名称:マリオネットミュージアム(Muzeum marionet)
・住所:Latrán č.6 38101 Český Krumlov
・アクセス:ラゼブニツキー橋の近く
・営業時間:10:00~18:00(6月1日~8月31日)、10:00~17:00(5月と9月)、10:00~16:00(6月1日~8月31日、5月と9月以外)
・定休日:無休
・電話番号:+420 722 939 905
・料金:大人80コルナ、学生50コルナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.marionettemuseum.cz

 

地域博物館


チェスキークルムロフはチェコの南西部に位置します。このあたりは一般的に「南ボヘミア地方」と言われるわけですが、南ボヘミア地方のことが学べるスポットが地域博物館です。

地域博物館は考古学的な資料から芸術まで、数多くの資料を収蔵。見ごたえ十分です。なお、地域博物館の建物はイエズス会の神学校を利用しています。

■詳細情報
・名称:地域博物館(Regionálním muzeum)
・住所:Horní 152, 381 01 Český Krumlov
・アクセス:ホテル「ルージェ」の近く
・営業時間:9:00~12:00、12:30~17:00
・定休日:冬季の月曜日
・電話番号:380-704-011
・料金:大人160コルナ、学生90コルナ
・所要時間:1時間
・オススメの時期:いつでも
・公式サイトURL:http://www.muzeumck.cz

 

エゴンシーレ・アートセンター


意外に思われるかもしれませんが、エゴンシーレのアートセンターがチェスキークルムロフにあります。エゴンシーレは20世紀初頭にオーストリアで活躍した画家。最近では、エゴンシーレを題材とする映画も上映されました。

さて、エゴンシーレはチェスキークルムロフをこよなく愛していたようで、チェスキークルムロフを「第二の故郷」と呼んでいたとか。館内には彼が描いたデッサンや版画、約80点が展示されています。

■詳細情報
・名称:エゴンシーレ・アートセンター(VÍTEJTE V EGON SCHIELE ART CENTRU)
・住所:Široká 71, 381 01 Český Krumlov
・アクセス:ホテル「ズラティー・アンデェル」の近く
・営業時間:10:00~18:00
・定休日:冬季の月曜日
・電話番号:380-704-011
・料金:大人160コルナ
・所要時間:いつでも
・オススメの時期:1時間
・公式サイトURL:http://www.schieleartcentrum.cz
ライター
新田 浩之 フリーライター

国鉄が民営化された1987年生まれ。神戸市出身です。高校の時に読んだある小説の影響で、中央ヨーロッパ、東ヨーロッパ、ロシアに強い関心を持つことに。大学、大学院ではユーゴスラビアのことを勉強していました。2016年3月からライターとして神戸で活動しています。 直近では2015年9月から3ヶ月間、友人を訪ねながら、ヨーロッパ14カ国をめぐる旅を決行。ただ、イギリス、フランス、イタリア、スペインなどの西欧諸国には行ったことがありません。

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