ライター
篠原 輝一 TABIPPO / 創業メンバー・マーケター

1989年、福岡生まれ。2010年11月〜2011年6月まで210日間の世界一周の旅に出る。それが原体験となり旅を通してグローバルな人材を育成していきたいという想いでTABIPPOに従事。 2014年にはITベンチャー企業に就職するも、1年後にはTABIPPO創業期にジョイン。共同創業メンバーとしてマーケティング事業の立ち上げ等を行う。

こんにちは、TABIPPOの篠原輝一です。ロシアW杯を現地観戦するために、久しぶりのひとり旅に出ました。前回はトルコでの旅の様子をお届けしました。

▼前回の記事はこちら
超弾丸でも楽しめちゃう!年間3000万人が訪れる東西の十字路「トルコ」の魅力とは

ところで……皆さん突然ですが、世界地図を広げたときに、「コーカサス地方」と聞いてそれがどの辺りかイメージつきますでしょうか?

日本人の人気な海外旅行先にはまだまだ入ってこないので知らない人も多いだろうし、聞いたことはあってもどんな地域なのか全くイメージがない人も多いと思います。

しかし、いずれの国にも歴史や文化、自然等においても豊富な観光的な魅力を発見してきましたので、今日は日本人にとって、これからの新しい海外旅行先の1つになってくれたら嬉しいなーという想いも込めて、筆を走らせています。

 

そもそもコーカサス3国とは


カスピ海と黒海に挟まれたコーカサス山脈とその周りを取り囲む地域をコーカサス地方と呼び、1991年に旧ソ連から独立宣言をして建国したアゼルバイジャン・ジョージア(グルジア)・アルメニアの3カ国を指します。

隣接した国で似たような国かと思っていたけれど、そんなことはなく、それぞれの国で異なる文化や歴史、言語があり観光という視点ではいずれも素晴らしい大自然の景色や絶景、近代的な町並み、ヨーロッパとしての色などが随所で見られ見どころ満載な国々です。

 

今回は、ターキッシュ エアラインズで成田〜イスタンブールへ行き、数日間トルコに滞在後、アゼルバイジャンの首都バクーへ入国するところからコーカサス地方の旅はスタートしました。今日はそんなコーカサス3国の魅力を僕の個人的な見解も入れながら少しずつご紹介していきたいと思います。

▼Instagramのストーリーズでも今回の旅の様子を発信しているので、ぜひ興味がある方は見てみてください!https://www.instagram.com/ken10720/

 

石油発掘で第二のドバイと呼ばれる「アゼルバイジャン」

photo by Kenichi Shinohara

ペルシャ語で「風の街」の意味を持つ首都「バクー」が、アゼルバイジャンの玄関口。

元々バクー油田など天然資源が豊富だったのに加えて、バクーが面してるカスピ海から採れる石油発掘で世界中から資金が集まり、近年では「第二のドバイ」と言われる程急速に成長を遂げている国なんです!

 

「フレームタワー」を始めとして、未来を感じさせる国

photo by Kenichi Shinohara

2012年頃に完成したフレームタワーはアゼルバイジャンのシンボルともなっており、多くの観光客が訪れるスポットになっております。

また、現在建設中とされるアゼルバイジャンタワー(1050m)は完成したら世界一高い建物となる見込みだそうで、今後世界中から注目を集めることは間違いないでしょう。

※ なお現時点で世界一の高さを誇るドバイのブルジュ・ハリファ(828m)で、まもなく完成し、世界一の高さになるサウジアラビアで建設中のキングダムタワー(1,009m)をさらに超えると言われています。

 

現地であったアゼルバイジャン人の若者と話しても、まだ一般の人々の生活水準は高いとは言えなそうでしたが、近い未来世界中が注目する国となり、さらなる経済発展を遂げる「未来のある国」だと感じました。

 

入国するのに日本人は無料でアライバルビザが取得できるようになった

photo by Kenichi Shinohara

今回行くとなって初めて知ったのですが、元々はアゼルバイジャンに入国する際のビザは有料だったのですが、2018年7月現在日本人は無料でアライバルビザの取得が可能なのです。この背景には、2017年9月に発表された「アゼルバイジャン国民に対するビザ発給要件の緩和」が影響しているのでしょうか。

ちなみに、アイバルビザはこの自動発券機で取得することができました。

photo by Kenichi Shinohara

 

超親日国で街を歩いてるだけで人々の優しさに触れられる

photo by Kenichi Shinohara

そんなアゼルバイジャンは、「超」が付くほどの親日国。街で出会ったアゼルバイジャン人に日本人であることを伝えると態度が一変し、ビールや料理をご馳走してくれたり、写真を一緒に撮ってくれと言われたり、レストランなどでは日本人が珍しいからか、店員から話しかけてくれたりと、ひとり旅の醍醐味でもある現地人との出会いという点では、良い思い出。

また、日本や東京に行くのが夢という若者も多く、いつの日か彼らに日本で再会できることが今から楽しみです。

 

世界遺産もあり、文化や歴史も堪能できる

photo by Kenichi Shinohara

ここは「城壁都市バクー、シルヴァンシャー宮殿、及び乙女の塔」といういわゆる旧市街に存在する世界遺産の1つともなっている場所です。アゼルバイジャンにはいくつかの世界遺産が存在し、街だけではなくこういった文化や歴史も楽しむことができます。

 

日本人にも人気沸騰中!ワイン発祥の地「ジョージア」

photo by Kenichi Shinohara

続いて訪れた国はジョージア。アゼルバイジャンの首都バクーから寝台列車で約15時間程で行きました。最も安いクラスで23マナト(約1,500円)。寝台列車内は、旧ソ連時代と同じスタイルだそうで、シーツや枕が全ての乗客に配布されるスタイル。

列車の速度は比較的ゆっくりなので窓から入ってくる夜風をゆるりと感じながら、旅している感覚を思い出さずにはいられませんでした。

photo by Kenichi Shinohara

ジョージアは、欧米諸国からはすでに多くの人々が観光に訪れていますが、その目的の多くが、トレッキングやハイキングで、ジョージアの豊富な大自然は旅好きな若者を魅了してやみません。

僕は弾丸で2泊しかできなかったので、ジョージアの首都トビリシに着いたその足でそのままカズベキに向かいました。

カズベキまでは、トビリシのメトロDidube駅からたくさんの乗合タクシーやマルシュルートカといういわゆる乗合バスが出ているので、行くのにそう難しくはないです。

僕は乗合タクシーで行くことにして、料金は約3時間の道のりで15ラリ(約680円)でした。 日本で3時間タクシーに乗ると思うと軽く1万円を超えると思うと、安すぎますよね…!

 

▼行き先が書かれたプレートが目印!

photo by Kenichi Shinohara

カズベキに向かう途中で立ち寄った観光地

乗合タクシーに乗ると、カズベキに向かう途中にいくつかの観光スポットに寄り道をしてくれるというのも中々魅力的。マルシュルートカで行くとそのまま直行するみたいなので、個人的には乗合タクシーで行くことをおすすめします。

 

▼アナヌリ教会

これは17世紀初頭に建てらた城壁の中に創られた教会。この中には2つの教会があり、1つはイエスに捧げられ、もう1つは聖母マリアに捧げられた教会だそう。

photo by Kenichi Shinohara

 

▼ロシアグルジア友好記念碑

1783年のゲオルギエフスキ条約200周年を記念して建てられた記念碑。

photo by Kenichi Shinohara

トビリシの街は38度を越え、非常に暑かったが、山地に入っていくにあたって少しずつ気温も下がり空気が澄んでいくのを肌で感じながら、塗装もされていないグルジア軍用道路をひたすら進んでいきます。

いつか崖から落ちるんじゃないかって所々でヒヤヒヤしましたが、それが7年前に行ったボリビアのウユニ塩湖に向かう道中を思い出させてくれて、なんだかワクワクもしました←ウユニ塩湖に行かれた方はわかるはず(笑)

photo by Kenichi Shinohara

 

カズベキではホームステイがオススメ

首都のトビリシから約2時間半が経った頃、カズベキの村に到着。ロシアとの国境まで10kmという所に位置するこの場所に一体何があるのでしょうか。

ひとまず到着後は、事前にネットで見ていたホームステイができるという「イラの家」を探すことに。

天気もあまり良くなく、人通りもあまりなくどんよりとしたその雰囲気は、どこか寂しさすら覚えるほど。

photo by Kenichi Shinohara

小さい村だし、誰かに聞けば教えてくれるだろうと近くのおじちゃんたちに聞くと、早速「イラは友達だから連絡してあげるよ!ちょっと待ってね。」と電話をかけてくれた。 20分後にようやくイラの息子さんが迎えにやってきて、無事イラの家に到着。

 

▼そんなイラの家がこちら

photo by Kenichi Shinohara

宿泊していたのはその日は僕だけだったので、4人部屋を贅沢に1人で使わせてもらうことに。アゼルバイジャンから一気にここまで来た疲れもあり、この日はすぐに就寝することに。

ライター
篠原 輝一 TABIPPO / 創業メンバー・マーケター

1989年、福岡生まれ。2010年11月〜2011年6月まで210日間の世界一周の旅に出る。それが原体験となり旅を通してグローバルな人材を育成していきたいという想いでTABIPPOに従事。 2014年にはITベンチャー企業に就職するも、1年後にはTABIPPO創業期にジョイン。共同創業メンバーとしてマーケティング事業の立ち上げ等を行う。

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